図書館利用教育ガイドライン_大学図書館版

日本図書館協会利用教育委員会編:1998年

経過説明

 図書館利用教育委員会は、1989年12月に日本図書館協会利用者教育臨時委員会として発足、1993年度に現名称に改称し常設の委員会としての活動を開始した。以来、図書館界挙げての利用教育への取り組みを目指し、理論的根拠と実践の指針を提示するガイドライン策定の作業を進めてきた。

 1993年度の全国図書館大会で「総則」および「大学図書館版」の素案を公表した。その後、各種の講演会研究会等で問題提起を行い、同時に『図書館雑誌』誌上や当委員会の『通信』誌上での討議を含めて協会会員より多数のご意見をいただいた。

 また1994年12月以降、館種別のガイドライン作成を目指して作業委員会を設置し作業を進めた。そこで提出された館種別の素案を検討・統合をし、1995年10月に再び全国図書館大会において「総合版」にまとめ発表した。その後、この「総合版」を各館種の事情に合わせて修正を行い、館種別ガイドラインを作成した。

 「大学図書館版」の原案(抜粋)は1996年6月に『図書館雑誌』誌上に公表された。それに対して多くの方からいただいたご意見を反映して作成された最終案は、1997年3月に常務理事会に提出され、さらに検討を加えられ、1998年4月に正式に承認された。