JLA図書館情報学テキストシリーズ〈全13巻〉は、先人が積み重ねてきた図書館情報学研究の成果を基本に、新しい時代の図書館司書等情報専門職に求められる、最新の専門知識を解説しました。
編集・執筆者には、理論・実践ともに図書館界をリードする気鋭の研究者、実務者を迎え、図書館運動100年余の歴史を誇る日本図書館協会が総力をあげて刊行する、新シリーズです。
なお、図書館をめぐる情勢の変化に伴って内容を見直して改訂を行い、2007年から第2期のシリーズを刊行しました。
シリーズ名を「JLA図書館情報学テキストシリーズU」とし、第1期と同じ全13巻により構成されます。シリーズの構想・基調は、基本的に第1期を踏襲しています。
各巻は、その改訂時期に合わせて、順次第2期に移行します。刊行時期などは、決まりしだい随時お知らせします。
シリーズ編集者
塩見 昇
三浦 逸雄
柴田 正美
小田 光宏
シリーズの特長
【新カリキュラムに対応】「図書館法施行規則」の改定にともなって改正された新しい「司書講習科目」に対応しているばかりでなく、日本図書館協会が提言している「24単位案」の内容に準拠しています。また、図書館情報学担当教員のシラバス作成に活用できるよう配慮します。
【現職者研修にも有用】あらゆる図書館員に必要な基本的知識と技能を体系的に修得できる標準的なテキストを目指した標準的なテキストです。すでに資格を取得している現職の図書館員が、新しい知識を得ようとするときにも利用できます。司書講習用の教材に終わるものでない内容です。
【ユニークなユニット方式】授業時間との関係を考慮した「ユニット」構成を採用しました。「司書講習科目」で1単位の科目は25ユニットで、2単位の科目は50ユニットで構成されています。
【各所にオプションを用意】各ユニットはスタンダードな内容の解説を行い、発展的に取り扱うことが望まれる内容は「オプション」として構成、担当教員の独自の展開に対応しています。「オプション」は教材として十分な利用が行えるよう、一定のまとまりごとに、以下のような実践事例や関係資料を掲載し、図書館員としての教養を身につけたり、図書館情報学の周辺領域を学んだりすることができます。
〔オプションの例〕
実践事例(写真や図も可)の紹介/資料(法令、宣言、引用記事など)/人物の紹介/外国
事情の紹介/各ユニットの解説で取り上げられない他館種の事情/各ユニットの解説に関連
するトピック/各ユニットの解説を理解するために必要な知識や経緯/統計データの図表/
年表や年譜/地図
シリーズ構成(2007年11月現在) ( )内はユニット数と本体価格
(1) 『図書館概論 四訂版』 塩見昇編著 |
2004年刊 (50 \1800) |
(3) 『図書館サービス論』小田光宏編著 |
2005年刊 (50 \1800) |
(4) 『情報サービス概説』 小田光宏編著 |
1997年刊 (50 \1800) |
(5) 『レファレンスサービス演習』 大串夏身編著 |
1997年刊 (25 \1200) |
(7) 『図書館資料論 新訂版』 馬場俊明編著 |
2004年刊 (50 \1800) |
(8) 『専門資料論』 三浦逸雄・野末俊比古共編著 |
2005年刊 (25 \1200) |
(9) 『資料組織概説 新訂版』 柴田正美著 |
2001年刊 (50 \1800) |
(10)『資料組織演習 新訂版』 吉田憲一編著 |
2002年刊 (50 \1800) |
(11)『児童サービス論 新訂版』 堀川照代編著 |
2005年刊 (25 \1200) |
(12)『図書及び図書館史』 小黒浩司編著 |
2000年刊 (25 \1200) |
(別)『図書館員のための生涯学習概論』 朝比奈大作編著 |
1998年刊 (25 \1200) |
体裁
B5判 並製
50ユニット:約260ページ/25ユニット:約160ページ
各巻のユニット構成