日本図書館協会>図書館の自由委員会>図書館の自由に関する宣言>宣言解説2版刊行の経過
『「図書館の自由に関する宣言 1979年改訂」解説』改訂案 (2003.11.14現在)
2003年11月14日現在の改訂案と概要。全国図書館大会(静岡)第7分科会資料。
大会での解説の概要(『大会記録』掲載予定)
『「図書館の自由に関する宣言 1979年改訂」解説』改訂案 (2003.7.31現在)
なお、図書館雑誌2003年9月号に、委員長が改訂の概要について解説しています。
『「図書館の自由に関する宣言 1979年改訂」解説』改訂案 (2003.3.28現在)
意見集約会に提案した改訂案。
『図書館の自由に関する宣言1979年改訂解説』の改訂について
意見集約会開催
図書館の自由委員会では、『「図書館の自由に関する宣言1979改訂」解説』の改訂作業を行っております。
「図書館の自由に関する宣言」は、図書館のあり方の基本を示すもので、現場で起きた事件などに対処するためのよりどころとされています。
これの『解説』版も広く活用されておりますが、図書館をとりまく社会の動きに応じた内容にすることが求められております。
委員会として検討を重ね、全国図書館大会で改訂案を紹介し、その後意見を募り、
3月には意見集約会(案内及び概要はこちら)を行いました。
委員会はこれら意見を踏まえた新たな案をまとめ、再度意見集約会を下記のとおり開催いたします。多くの方のご参加をお願いします。
日時:2003年5月28日(水)午後6時から(評議員会終了後)
会場:日本図書館協会 研修室 〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14
(地図: http://www.jla.or.jp/kaikan.htm )
この件の担当:日本図書館協会図書館の自由委員会事務局 TEL.03-3523-0811
「図書館の自由に関する宣言」は、図書館のあり方の基本を示すものとして評価され、現場で起きた事件などに対処するためのよりどころにされています。1979年に「宣言」を改訂した際、その趣旨の理解と普及のために「解説」を発行しました。その後、現場での経験の蓄積などを踏まえた新版を1987年10月に公表出版しました。
その後も図書館と「図書館の自由」をめぐる多様な事例が起こっています。
インターネットの普及、著作権法の改正など図書館を取り巻く環境にも大きな変化があります。そこで、解説文を見直し、
必要最小限の改訂をすることになり、図書館の自由委員会は検討を重ねてきました。昨年秋の全国図書館大会(群馬大会)
分科会では、それを提案、論議をしました。その結果を踏まえた案を協会ホームページに公表し(改訂案はこちら)、
意見を募りました。
寄せられた意見について集約する時期となりました。下記の日程で開催します。多くの方のご参加をお願いします。
日時:2003年3月28日(金)午後6時から(評議員会終了後)
会場:日本図書館協会2階研修室 〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14
(地図: http://www.jla.or.jp/kaikan.htm )
この件の担当:図書館の自由委員会事務局 TEL.03-3523-0811
『「図書館の自由に関する宣言1979改訂」解説』の改訂について、意見集約会開催
図書館の自由委員会は3月28日に、日本図書館協会で「宣言解説」改訂についての意見集約会を開催した。参加者は40数人。
昨年の全国図書館大会(群馬)分科会と図書館の自由全国委員会での議論を経て、案を策定した。それをニューズレター「図書館の自由」
及び協会のホームページ上に公表し、広く意見を募っていたものである。
これまでの策定、検討の経過と寄せられた意見を紹介したあと、参加者と意見交換をした。
インターネット資料提供の位置づけや著作権法改正論議との関係について、「良書主義」について、
「子ども」「若者」の年齢規定について、「国民」という用語について、など多くの意見があった。
また、図書館の自由をひろげるよう本文の改訂が必要だという意見や、手続きについて他の委員会との調整や
「図書館雑誌」への掲載がなかったことへの批判があった。
今後、出された意見を整理し、5月評議員会終了後、再度意見集約会を行うなど、各方面ともさらに協議を深め、
図書館の自由について、図書館界がいまの時点で合意した到達点を示すものとして「改訂解説版」を刊行する予定である。
当日配布した改訂案と寄せられた意見などの資料が必要な方は事務局(担当:松岡)までご連絡を。
(図書館の自由委員会・熊野清子)(図書館雑誌 vol.97,no.5(2003.5) より転載)