「2009年度障害者サービス担当職員養成講座(基礎コース)」のご案内
「2009年度障害者サービス担当職員養成講座(基礎コース)」チラシ(PDF形式)
障害者サービス委員会では、障害者サービスを担当される(関心のある)職員の方を対象に、このサービスの基礎的な技術習得を目指した研修会を開催します。
講義だけではなく、討議や意見交換の時間も設けてあります。また1日は、小グループに分かれて、先進館での実習も計画しています。障害者サービスを軸に、新たな図書館サービスについて、みんなで学習しませんか。皆さんの受講をお待ちしています。
これまでの受講生の声
- 養成講座に参加して、これまでハードルが高いと思っていた障害者サービスに対する意識が変わりました。そして、すぐにできることが、思ったより多いことに気づきました。同じような悩みをもつ図書館の司書とも知り合うことができました。なによりありがたかったのは、経験豊富な先輩たちから実際のサービスについて教えていただけたことです。(F図書館・Sさん)
- 担当になりたてで、ついていけるか不安でしたが、基礎から学ぶことができました。実習でいろいろなことをさせてもらったのがいい経験になりました。疑問に思っていたことを聞くこともできましたし、無理しても、参加して良かったと思います。(K図書館・Tさん)
1 講座の概要
- 開催日:2009年6月3日(水)〜5日(金)
- 会場:日本図書館協会2階研修室 他
- 対象:公共図書館職員、類縁機関の職員(経験年数、担当は問いません。図書館学を学んでいる学生の聴講も認めます。お問い合わせください。)
- 定員:20人(先着順)
- 修了証:全日程受講者に、修了証を授与します。
- 参加費:一人10,000円(資料代を含みます)
- 事前課題:参加者には事前に作文を提出していただきます(詳細は下記参照)。
- 交流会:初日(6月3日)、講座終了後、同会場で希望者による交流会を行います(参加費は当日徴収します)。
2 講座の内容
(1)6月3日(水)9時30分〜17時 講義等
受付 9時30分〜45分
時間 | 内容 | 講師
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10:00〜10:10 | 開講式 |
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あいさつ | 松岡要/日本図書館協会事務局長
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趣旨説明とオリエンテーション | 佐藤聖一/障害者サービス委員会(関東)委員長
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10:10〜11:30 | 公共図書館の障害者サービスとは・その実際 | 佐藤聖一/埼玉県立久喜図書館
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内容:障害者サービスの理念・障害者の権利条約と著作権法改正・各サービスの紹介と具体的実施方法
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11:30〜12:30 | 自己紹介、自館の状況発表
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12:30〜13:30 | 昼休み
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13:30〜15:30 | 「利用者を知る、利用者に合った障害者サービス用資料」 | 中山玲子/日野市立中央図書館
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新山順子/川越市立川越駅東口図書館
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内容:対象となる利用者とは・その接し方、障害者の読書環境・障害者サービス用資料とその利用者
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15:30〜15:45 | 休憩
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15:45〜17:00 | 著作権法改正のポイントと課題、法改正を受けて図書館のサービスはどう変わるか | 返田玲子/調布市立中央図書館
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〜19:00 | 終了後 希望者による交流会
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(2) 6月4日(木) 実習
グループに分かれて、一日、先進館で実務を体験します。申込書に以下の館から希望館名を記入してください。みなさんの希望を調整して、実習館を決定します。
(実習内容) 以下の実習例から実習館の実情に合うものを行います。
- 図書館の障害者サービスの概要(講話)
- 対面朗読の実際(実習または講話)
- 点字・録音(DAISY)資料の貸出返却業務(実習)
- 点字・録音(DAISY)資料の製作(実習または講話)
- その他の障害者サービス用資料製作(実習または講話)
- 図書館協力者(点訳・音訳者等)の養成・育成方法(講話)
- 宅配サービス(実習または講話)
- 施設へのサービス・高齢者サービス(実習または講話)
- 音声パソコンやDAISY再生機等の操作・活用(体験)
(実習予定館とその内容)
埼玉県立久喜図書館:視覚障害者サービス全般、資料製作、県立図書館の障害者サービス等
墨田区立緑図書館:子どものためのおはなし会・特別養護老人ホームでの実習
千葉県立西部図書館:視覚障害者サービス全般、資料製作(DAISY)、障害者関連IT機器等
千葉市立中央図書館:市立図書館の障害者サービス、資料製作、宅配(講義)等
調布市立中央図書館:市立図書館の障害者サービス、貸出返却作業、障害者サービス用機器類の体験、点訳者養成講座見学等
日野市立中央図書館:市立図書館の障害者サービス、対面朗読、視覚障害者へのパソコン指導等
町田市立中央図書館:視覚障害者サービス全般、貸出返却作業、宅配準備等
(実習館が変更になる場合もあります。)
(3) 6月5日(金) 講義・討議
受付 9時45分〜10時
時間 | 内容 | 講師
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10:00〜11:20 | 「点字・DAISY資料の製作と図書館協力者」 | 川上正信/横浜市中央図書館
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内容:図書館協力者のあり方、音訳者・DAISY編集者の養成・研修、点字・録音資料製作の実際
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11:20〜11:40 | マルチメディアDAISYとその可能性 | 野村美佐子/日本障害者リハビリテーション協会
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11:40〜12:50 | 昼休み・デモの見学 |
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デモ予定:障害者サービス用資料、DAISY再生機・再生ソフト、マルチメディアDAISY、音声パソコン等
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12:50〜15:40 | 「視覚障害者だけではない障害者サービス 各図書館の事例から」
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12:50〜13:35 | (1)聴覚障害者への図書館サービス | 渡辺修/聴覚障害者サービスグループ
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13:35〜14:55 | (2)障害のある子供たち・高齢者などへのサービス | 山内薫/墨田区立あずま図書館
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14:55〜15:10 | 休憩
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15:10〜15:40 | (3)障害のある子供たちへのサービス(学校図書館の取り組みから) | 石井みどり/横浜市立盲特別支援学校
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15:40〜16:40 | まとめ(質疑・意見交換)
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16:40〜17:00 | 閉講式
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修了証の授与、挨拶
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3 交流会について
初日3日の講座修了後、同会場で交流会を行います。
交流会では、食事や飲み物をとりながら、参加者や発表者と自由に意見交換・情報交換をすることができます。講座内では聞きにくいことや具体的な相談など、自由にご活用ください。
もちろん、食べて飲んで楽しい時間を過ごしていただければと思います。(お酒はご用意いたしますが、飲まれないように?差し入れも大歓迎!)
参加費は3000円程度です。当日徴収します。
4 申し込み方法
申込み締切り:5月22日(金) 定員になりしだい締め切りとさせていただきます。
(1) メールの場合
日本図書館協会企画調査部あてに、次の内容を書いてkikaku@jla.or.jp に送信してください。(メールの件名は「障害者サービス養成講座」としてください。)
(スパム防止のため@を大文字にしてあります)
- 氏名、フリガナ
- 所属先、所在地、電話番号、ファックス番号、メールアドレス(なるべく)
- 担当部署
- 障害者サービス経験の有無・年数
- 実習先希望館(第三希望までとその理由) 理由は、「この図書館が通いやすい」「市立(県立)図書館のサービスを知りたい」「この図書館は訪れたことがない」「何々のサービスを学びたい」のように具体的にお書きください。どこでもよい、どこは困ると書いていただいても結構です。
- 交流会参加の有無
- 点字資料、手話通訳、駅までの送迎等の必要な場合はその内容
(2) ファックスの場合
「2009年度障害者サービス担当職員養成講座(基礎コース)申込書をプリントアウトして、記入のうえ、03−3523−0841に送ってください。
(3) 郵送の場合
申込先:日本図書館協会企画調査部「障害者サービス担当職員養成講座係」
〒104-0033東京都中央区新川1-11-14
問合せ先:日本図書館協会 電話 03-3523-0815 ファクス03-3523-0841
E-mail:kikaku@jla.or.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります)
講座の内容についての問合せ:障害者サービス委員会・佐藤聖一(埼玉県立久喜図書館) 電話0480(21)2659にお願いします。
受講申込みされた方には折返し、事前提出課題、参加費の振込みなどについてご連絡差し上げます(申込み後1週間たっても返信がこないような場合はお問い合わせください)。
実習館については調整のうえ、後日連絡します。
定員を超えて受講できない場合もその旨ご連絡いたします。
5 事前提出課題について
申込み後、事前に作文を提出していただきます。
課題提出期限:5月27日(水)
提出先:埼玉県立久喜図書館 佐藤聖一
Eメール a0518541@pref.saitama.lg.jp
(スパム防止のため@を大文字にしてあります)
6 その他
点字資料・手話通訳・駅までの送迎等の必要な方は、必ず申込み時にお知らせください。
参考資料として、日本図書館協会刊行の図書館員選書12「障害者サービス(補訂版)」(日本図書館協会障害者サービス委員会編)を使用します。事前に目を通してからご参加ください。
Copyright(C)2009 日本図書館協会障害者サービス委員会
最終更新日:2009年4月14日