「2007年度障害者サービス担当職員養成講座(基礎コース)」のご案内

障害者サービス委員会では、障害者サービスを担当される(関心のある)職員の方を対象に、このサービスの基礎的な技術習得を目指した研修会を開催します。
講義だけではなく、討議や意見交換の時間も設けてあります。また1日は、小グループに分かれて、先進館での実習も計画しています。
障害者サービスを軸に、新たな図書館サービスについて、みんなで学習しませんか。みなさんの受講をお待ちしています。

1 講座の概要


  1. 日数:連続した3日間(初日は10時〜17時、2日、3日目は9時半〜17時)
       ☆2日目(実習)の時間は実習館により多少変更があります。
  2. 開催日:2007年6月13日(水)〜15日(金)
  3. 会場:日本図書館協会2階研修室 他
  4. 対象:公共図書館職員(経験年数、担当は問いません。定員に余裕のある時は類縁機関の職員の参加も可能です。図書館学を学んでいる学生の聴講も認めます。お問い合わせください。)
  5. 定員:20人(先着順)
  6. 全日程受講者に、修了証を授与します。
  7. 参加費:一人10,000円(資料代を含みます)
  8. 事前課題:参加者には事前に作文を提出していただきます(詳細は下記参照)。
  9. 13日夜、同会場で希望者による交流会を行います(参加費は当日徴収します)。

2 講座の内容


(1)6月13日(水) 講義等


時間内容講師
10:00〜10:20開講式
あいさつ 松岡要/日本図書館協会事務局長
趣旨説明とオリエンテーション 佐藤聖一/障害者サービス委員会(関東)委員長
10:20〜11:00「公共図書館の障害者サービスとは」田中章治/東京都立中央図書館
内容:障害者サービスの理念・歴史・対象となる利用者・目指すもの
11:00〜12:00自己紹介、自館の状況発表
12:00〜13:00昼休み
13:00〜14:00「利用者を知る」中山玲子/日野市立中央図書館
内容:対象となる利用者とその接し方、障害者の読書環境
14:00〜15:30障害者サービスの実際 各サービスの実施方法佐藤聖一/埼玉県立久喜図書館
内容:各サービスの紹介と具体的実施方法、注意点、PR方法等
15:30〜15:40休憩
15:40〜16:30「障害者サービスと著作権」梅田ひろみ/日本点字図書館
16:30〜17:00「障害者サービスのネットワーク」
点字図書館梅田ひろみ
国立国会図書館・その他関連団体新山順子/川越市立西図書館
内容:障害者サービスを進めるために知っておきたいところの紹介
17:20〜19:00(希望者による)交流会

(2)6月14日(木) 実習


グループに分かれて、一日、先進館で実務を体験します。申し込み書に以下の館から希望館名を記入してください。みなさんの希望を調整して、実習館を決定します。

 (実習内容) 以下の実習例から実習館の実情に合うものを行います。

(実習予定館とその内容)
  1. 埼玉県立久喜図書館:視覚障害者サービス全般、資料製作、県立図書館の障害者サービス等
  2. 川越市立西図書館:視覚障害者サービス全般、資料制作、市立図書館の障害者サービス等
  3. 墨田区立あずま図書館:障害児学級・知的障害者施設・特別養護老人ホームでの実習
  4. 練馬区立光が丘図書館:手話によるお話会、対面朗読、点字の読み書き
  5. 日野市立中央図書館:市立図書館の障害者サービス、対面朗読、視覚障害者へのパソコン指導
  6. 横浜市中央図書館:視覚障害者サービス全般、資料製作、障害者向けIT機器等
(実習館が変更になる場合もあります。)

(3)6月15日(金) 講義・討議


時間内容講師
9:30〜11:15「障害者サービス用資料とその作成方法」川上正信/横浜市中央図書館
内容:点字・録音資料の作成方法、図書館協力者の養成・育成方法、DAISY資料等
11:15〜11:45デモンストレーションの解説
11:45〜12:45昼休み・デモの見学
デモ予定:障害者サービス用資料、DAISY再生機・再生ソフト、マルチメディアDAISY、音声パソコン等
12:45〜15:40「障害者サービス 各図書館の事例から」(途中休憩を含む)
12:45〜14:00(1)墨田区立図書館(障害のある子供たち・高齢者などへのサービス)山内薫/墨田区立あずま図書館
14:00〜14:30(2)枚方市立中央図書館など(聴覚障害者へのサービス)渡辺修
(14:30〜14:40休憩)
14:40〜15:10(3)日野市立中央図書館(市立図書館の障害者サービス)中山玲子/日野市立中央図書館
15:10〜15:40(4)川越市立図書館(市立図書館の障害者サービス)新山順子/川越市立西図書館
15:40〜16:40まとめ(質疑・意見交換)
16:40〜17:00閉講式
修了証の授与、挨拶

3 交流会について


 13日の講座修了後、同会場で交流会を行います。
 交流会では、食事や飲み物をとりながら、参加者や発表者と自由に意見交換・情報交換をすることができます。講座内では聞きにくいことや具体的な相談など、自由にご活用ください。
もちろん、食べて飲んで楽しい時間を過ごしていただければと思います。(お酒はご用意いたしますが、飲まれてはいけません。差し入れも大歓迎。)
 参加費は4000円程度です。当日徴収します。

4 申し込み方法


 申し込み締め切り:5月22日(火) 定員になりしだい締め切りとさせていただきます。

1 メールの場合


 次の内容を書いてkikaku@jla.or.jp に送信してください。(メールの件名は「障害者サービス養成講座」としてください。)    ※ (スパム防止のため、@は全角で記載しております)
  1. 氏名、フリガナ
  2. 所属先、所在地、電話番号、ファクス番号、メールアドレス
  3. 担当部署
  4. 障害者サービス経験の有無・年数
  5. 実習先希望館(第三希望までとその理由)
    理由は、「この図書館が通いやすい」「市立(県立)図書館のサービスを知りたい」「この図書館は訪れたことがない」「何々のサービスを学びたい」のように具体的にお書きください。逆にどこでもよい、どこは困ると書いていただいても結構です。
  6. 交流会参加の有無
  7. 点字資料、手話通訳、駅までの送迎等の必要な場合はその内容

2 ファックスの場合


 「2007年度障害者サービス担当職員養成講座(基礎コース)申込書をプリントアウトして、記入のうえ、03−3523−0841に送ってください。
申込先:日本図書館協会企画調査部「障害者サービス担当職員養成講座係」
〒104-0033東京都中央区新川1-11-14
電話 03-3523-0815 ファクス03-3523-0841 E-mail:kikaku@jla.or.jp

問合せ先
   講座の内容についての問合せは、障害者サービス委員会養成講座担当・新山順子(川越市立西図書館) 049(237)5660  にお願いします。

 受講決定通知:正式には5月末にご本人宛に通知します。実習先については調整のうえ、 合わせて連絡します。
  参加費等の振込先等もその際ご連絡します。

5 事前提出課題について


 申し込み後、事前に作文を提出していただきます。
  1. テーマ 「自館の障害者サービスの実情と困っていること」 1200字程度
  2. 原稿の形式 原稿はテキスト形式の文書をメール、または添付ファイルでお送りください。FD・CDを郵送していただいても結構です。最初に題名・所属・氏名をお書きください。※データにできない方はご相談ください。
  3. 提出期限 5月29日(火)
  4. 提出先と提出方法
       宛先 川越市立西図書館 新山順子
         Eメール nishitosho-h@city.kawagoe.saitama.jp
       ※ (スパム防止のため、@は全角で記載しております)
        FAX 049(237)5661
         住所 〒350-1108 川越市伊勢原町5−1−1

    その他
    1. 点字資料・手話通訳・駅までの送迎等の必要な方は、必ず申し込み時にお知らせください。
    2. 参考資料として、日本図書館協会刊行の図書館員選書12「障害者サービス(補訂版)」(日本図書館協会障害者サービス委員会編)を使用します。事前に目を通してからご参加ください。


    Copyright(C)2007 日本図書館協会障害者サービス委員会
    最終更新日:2007年4月20日