「障害者サービス担当職員養成講座(基礎コース)」のご案内

この研修会は終了しました。


障害者サービス委員会では、障害者サービスを担当される(関心のある)職員の方を対象に、このサービスの基礎的な技術習得を目指した研修会を開催します。

講義だけではなく、討議や意見交換の時間も設けてあります。また1日は、小グループに分かれて、先進館での実習も計画しています。

障害者サービスを軸に、新たな図書館サービスについて、みんなで学習しませんか。みなさんの参加をお待ちしています。

1 講座の概要


 (1)日数 連続した3日間(初日は10時〜17時、2日、3日目は9時半〜17時)
   ☆2日目(実習)の時間は実習館により多少変更があります。
 (2)開催日 6月7日(水)〜9日(金)(来年度以降も同様のものを開催する予定です。)
 (3)場所 日本図書館協会会館 他
 (4)対象 公共図書館職員(経験年数、担当は問いません)
 (5)定員 20人(先着順)
 (6)全日程参加者に修了証を授与します。
 (7)参加費 一人10,000円(資料代を含みます)
 (8)事前課題 参加者には事前に作文を提出していただきます。

2 講座の内容


 (1)6月7日(水) 講義等
10:00〜10:30 開講式
   あいさつ 松岡要/日本図書館協会事務局長
   趣旨説明とオリエンテーション 佐藤聖一/障害者サービス委員会(関東)委員長
10:30〜11:45 「公共図書館の障害者サービスとは」 田中章治/東京都立中央図書館
   内容:障害者サービスの理念、歴史、対象となる利用者等
11:45〜12:45 昼休み
12:45〜13:45 自己紹介、自館の状況発表
13:45〜15:15 「障害者サービスの実際 各サービスの実施方法」 佐藤聖一/埼玉県立浦和図書館
   内容:各サービスの紹介と具体的実施方法、注意点、PR方法等
15:15〜15:25 休憩
15:25〜17:00 「障害者の生活と読書」障害利用者の声(3人)
   内容:障害利用者の読書・生活環境、利用者との接し方、ビデオ「すべての人に図書館サービスを」等

 (2)6月8日(木) 実習
  グループに分かれて、1日、先進館で実務を体験します。申し込み書に以下の館から希望館名を記入してください。みなさんの希望を調整して、実習館を決定します。
  実習には障害者サービス委員会委員が付き添います。

 (実習内容) 以下の実習例から実習館の実情に合うものを行います。
 「・・・図書館の障害者サービスの概要」(講話)
 「対面朗読の実際」(実習または講話)
 「点字・録音資料の貸出返却業務」(実習)
 「点字・録音資料の製作」(実習または講話)
 「その他の障害者サービス用資料製作」(実習または講話)
 「図書館協力者(点訳・音訳者等)の養成・育成方法」(講話)
 「宅配サービス」(実習または講話)
 「施設へのサービス・高齢者サービス」(実習または講話)
 「音声パソコンやDAISY再生機等の操作・活用」(体験・講話)

 (実習予定館)
 横浜市中央図書館
  実習内容、視覚障害者サービス全般、資料製作、障害者向けIT機器等
 埼玉県立久喜図書館
  実習内容、視覚障害者サービス全般、資料製作、県立図書館の障害者サービス等
 川越市立西図書館
  実習内容、視覚障害者サービス全般、資料製作、市立図書館の障害者サービス等
 墨田区立緑図書館
  実習内容、障害児学級・知的障害者施設・特別擁護老人ホームでの実習
  (実習館が変更になる場合もあります。)

 (3)6月9日(金) 講義・討議
9:30〜11:30 「障害者サービス用資料とその作成方法」 川上正信/横浜市中央図書館
   内容:点字・録音資料の作成方法、図書館協力者の養成・育成方法、DAISY資料等
      その他にマルチメディアDAISYの発表も検討中
11:30〜12:45 昼休み・デモンストレーションの見学
   デモ予定、びぶりおネット、ないーぶネット、DAISY再生機・再生ソフト、マルチメディアDAISY、音声パソコン
12:45〜13:45 「障害者サービスと著作権」 梅田ひろみ/日本点字図書館
   内容:障害者サービスと著作権、著作権法の問題点、世界的動向等
13:45〜15:15 「障害者サービス 墨田区立緑図書館の事例」 山内薫/墨田区立緑図書館

   内容:すべての人が知ること楽しむことをめざして 墨田区立図書館の活動紹介
15:15〜15:25 休憩
15:25〜16:30 まとめ 質疑・意見交換
16:40〜17:00 閉講式
   修了証の授与、挨拶

3 申し込み方法


 (1)HPにある申し込み書(ワードファイル)を印刷し、必要事項をご記入の上、ファックスまたは郵便でお申し込みください。印刷ができない場合は事務局養成講座係(下記)までご連絡ください。
 (2)締切 5月12日(金)必着 なお、定員になり次第締切とさせていただきます。
 (3)参加費 10,000円(初日に徴収します。)
 (4)申し込み先 日本図書館協会 障害者サービス委員会事務局 養成講座係
   FAX 03−3523−0841
   〒104-0033 東京都中央区新川1−11−14
   電話 03−3523−0811(電話での申し込みはできません)
 (5)内容についての問合わせ先 障害者サービス委員会養成講座担当
   新山順子(川越市立西図書館) 049(237)5660
   大石宗弘(浦安市立中央図書館) 0473(52)4646

4 事前提出の課題について


 申し込み受付後連絡いたしますので、事前に作文を提出してください。
 (1)テーマ 「自館の障害者サービスの実情と困っていること」 1200字程度
 (2)原稿の形式 原稿はワープロ等で作成した文書ファイルまたはそれを印刷したものとします。A4横書きで1行40字。最初に題名・所属・氏名をお書きください。
 (3)提出期限 5月26日(金)
 (4)提出先と提出方法
   メールの添付ファイルまたはファックス・郵便でお願いします。
   宛先 川越市立西図書館 新山順子
   Eメール nishitosho-h@city.kawagoe.saitama.jp
   ※ (スパム防止のため、@は全角で記載しております)
  FAX 049(237)5661
   住所 〒350-1108 川越市伊勢原町5−1−1

 その他、点字資料・手話通訳・駅までの送迎等が必要な方は、申し込み時にお知らせください。


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最終更新日:2006年6月21日