日本図書館協会>図書館の自由委員会>大会・セミナー等>2007年東京大会
大会案内 (『図書館雑誌』vol.101,no.6 綴じ込み より)
とき:2007年10月30日(火)
ところ:国立オリンピック記念青少年総合センター
テーマ:いまこそ図書館の自由 −言論・表現の危機と図書館の自由、日常のなかで図書館の自由を考える
言論や表現への攻撃や統制がすすみつつあると感じられる今日の状況に、人びとの知る権利(知る自由)を守るために図書館が掲げてきた図書館の自由に、社会の関心が高まってきている。昨年の分科会でも話題になった、少年の殺人事件に係わる図書館での雑誌・新聞の閲覧制限問題の時には、マスコミは閲覧制限を批判し、図書館の自由の重要性を訴えている。その人びとの期待に、図書館は十分応えているだろうか。職員構造や運営形態の変化などで、図書館の自由を、日常的に意識することは困難な状況があるとはいえ、図書館活動のすべてを通して、図書館の自由とは図書館が守らなければならない原則である。言論・表現の問題に関わりのある法関係者の講演とともに、いま、図書館に注がれている期待と批判を意識しながら、図書館での日常における図書館の自由の現状と、そのあり方をめぐってのトークセッションで、参加者全体で議論していきたい。
概要
年次報告・図書館の自由この一年 報告:山家篤夫(JLA図書館の自由委員会委員長)
基調講演・誰のための図書館の自由か(仮題) 講演:山田健太(専修大学准教授)
トークセッション:こんなとき、あなたならどうする?どう考える?
トークセッション発言者:田中敦司(名古屋市緑図書館)、南亮一(国立国会図書館)、中沢孝之(草津町立図書館)、西河内靖泰(荒川区役所)