第9回図書館利用教育実践セミナーの報告
情報リテラシー教育をめぐる最近の論点について2名の講師が講演
-今年も現場で役立つ内容と好評!-
当委員会は,2007年3月10日,昨年に引続きキャンパスプラザ京都において,実践セミナーを開催しました。今回は国内外の事例から実践のヒントを探るべく,情報リテラシー教育をめぐる最近の論点について2人の講師を迎えました。
まずは野末俊比古氏(青山学院大学)が「情報リテラシー教育をめぐる研究・政策・実践の動向:『指導サービス』レベルアップのための企画・運営を考える」というテーマで,情報リテラシーの今日的意義や情報教育の現状,また,これらに図書館がどう関わってきたかについて資料をふんだんに示しての講演を行いました。
続いて,長澤多代氏(長崎大学)が「大学図書館が実施する情報リテラシー教育と図書館員に求められる専門的能力:米国の事例を中心に」というテーマで,米国のアーラム・カレッジの図書館が実施する学習・教育支援の現状,情報リテラシー教育を担当する図書館員に求められる専門能力について講演しました。
セミナーには,関西の多数の大学を中心に各館種の図書館員や教員など95名が参加しました。アンケートでは,野末氏講演には「情報リテラシー教育に関わる様々な課題などが概観できてよかった」「情報リテラシーの研究・政策などの経緯と今後の方向がわかった」など,長澤氏講演には「アメリカの大学が実施するプログラム事例を知り,より視野を広げることができた」「教員と協力した利用者支援の必要性を再確認できた」などの感想が寄せられました。
(木下みゆき/大阪府立女性総合センター)