第22回図書館利用教育実践セミナーを東京で開催―三部構成のプログラムに34名が参加 ―

日時:2018年3月11日(日)13:00~16:00 (開場12:30)
会場:跡見学園女子大学文京キャンパス
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日本図書館協会(企画・運営:図書館利用教育委員会)では,3月11日,跡見学園女子大学 文京キャンパスで,標記のセミナーを開催した。
今回のテーマは「館種を越えた情報リテラシー教育の枠組みづくりに向けて:多様な対象者に対する多様なアプローチ」で,次の三部からなる。

第一部では,図書館利用のハンディキャップに関して,4件の講演や報告等が行われた。
・福田博同委員(跡見学園女子大学)「ハンディキャップのある利用者への情報リテラシー教育:高齢者・障害者を主として」
・十文字学園女子大学 石川敬史研究室3年生「手話つきOPACガイダンス動画制作秘話」
・石川敬史委員「どこへ何を運ぶ?:移動図書館と情報リテラシー」
・藤井華織氏(東京大学大学院法学政治学研究科附属近代日本法政史料センター明治新聞雑誌文庫)「明治新聞雑誌文庫所蔵検索システム『明探』の開発と利用者サービスへの活用」

第二部では,主体的・対話的で深い学びをめぐって,2件の報告が行われた。
・天野由貴委員(椙山女学園大学)「主体的な学習を促す問いとモチベーションの関係:『問いをつくるスパイラル』をどう使う」
・野末俊比古委員長(青山学院大学)「情報リテラシー教育の教材論に向けて:「主体的・対話的で深い学び」のための実践的理論づくり」

 

第三部では「ガイドラインから枠組みへ」と題し,当委員会のこれまでの取り組みと今後について報告した。このセミナーの参加者は,各館種の図書館職員など34名である。

 

(春田和男:東京家政大学)