「組織犯罪処罰法改正案」の成立に対する声明

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「組織犯罪処罰法改正案」の成立に対する声明

公益社団法人日本図書館協会
 理事長  森  茜

  
「共謀罪」の趣旨を盛り込む「組織犯罪処罰法改正案」について、国会の会期末目前の6月15日朝、参議院は法務委員会での採決を行うことなく、異例にも本会議で委員会の中間報告をもって採決され、成立しました。

  私たちは、図書館の大事な使命が、あらゆる思想、あらゆる考え方に関わる著作物を収集し後世に伝えることであるとして活動してきました。そして、国民の知る自由を保障するために「図書館の自由」の原則を掲げてきました。

  この法案が言論・表現への萎縮を招きかねないという疑問や懸念を払拭できないままで成立することを憂慮し、国会での慎重な論議を望んできました。いまだ多くの疑問や懸念が残ったまま、国民世論もまとまらないなかでの採決に至ったことは、この国の図書館が次代に果たす役割に照らし大きな禍根を残しかねません。

  このことについて、大いに遺憾の意を表明するものであります。

以 上