「図書館員の倫理綱領」(以下、倫理綱領)は、1980年6月、「図書館の自由に関する宣言」(以下、自由宣言)と表裏一体をなすものとして制定されました。倫理綱領は、自由宣言に記された知的自由の担い手である図書館員の専門性をまとめたものですが、現在ではあまり顧みられることがないように思われます。「戦後80年」を迎えるいま、倫理綱領を読み直し、日本の、そして世界の図書館を支えてきた知的自由の「現在」を考えてみませんか?
【主催】 日本図書館協会図書館の自由委員会
【日時】 2026年2月14日(土) 14時~16時30分 (13時30分開場)
【場所】 日本図書館協会 2F研修室 (〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14)
(Zoomによるリアルタイム同時配信あり)
【参加費・資料代】 個人会員・施設会員・学生550円 / 一般 1,100円 (いずれも税込)
【定員】 会場 50名/オンライン 75名(先着順)
【申込期日】 2026年1月30日(金)まで ※定員になり次第受付終了いたします
【申込はこちら】 https://jlajiyu-2025rinrikoryo.peatix.com/
【プログラム】
1.講演 「図書館員の倫理綱領」の来し方と行く末:思想と選択を中心に
京都大学准教授 福井 佑介 氏
2.講演 自由で豊かな言論公共空間としての図書館:自由のための倫理を考える
専修大学教授・図書館の自由委員会委員 山田 健太 氏
3.質疑応答・フロアとのディスカッション
※リアルタイム同時配信は1.2.の講演部分のみとなります
【講師の主な著書等】
福井 佑介(ふくい ゆうすけ)氏: 『図書館の社会的責任と中立性:戦後社会の中の図書館界と「図書館の自由に関する宣言」』 松籟社, 2022| 『図書館の倫理的価値「知る自由」の歴史的展開』 松籟社 2015|「図書館現象の時代における「知る権利」と「知る自由」」『現代思想』 53巻6号,2025.4,pp.184-195.
山田 健太(やまだ けんた)氏: 『転がる石のように:揺れるジャーナリズムと軋む表現の自由』 田畑書店 2025 『ジャーナリズムの倫理』 勁草書房 2021 『法とジャーナリズム』 第4版 勁草書房 2021 『沖縄報道』(ちくま新書) 筑摩書房 2018
【セミナーに関するお問合せ】
図書館の自由委員会事務局 E-mail : jiyu★jla.or.jp (★を@に換えてご連絡ください)
