国連の障害者権利条約が2014年1月に国会で批准されました。またこれに先立ち2013年6月には障害者差別解消法が公布されています。これらの動向は、図書館においても障害者に対して健常者と同等の情報のアクセシビリティの保障を図らなければならないことを示しています。そして障害者サービスを担当者任せにするのではなく、すべての図書館職員が係わらなければならないことを示しています。
こうした中で、日本図書館協会障害者サービス委員会関西小委員会では、雇用のかたちや仕事内容を問わず、図書館で働き、障害者サービスに関心を持つすべての人たちを対象とした基礎講習会を開催することになりました。図書館で働く正規職員だけでなく、研修の機会に恵まれない非常勤やアルバイトとして働く人など幅広い図書館職員を対象とした基礎講習会です。
障害者サービスの歴史や基本的な考え方、機器・資料の紹介、すぐに役立つ応接の仕方などを学んでいただき、障害者サービスへの関心を広げてみませんか。
時間 | 内容 | 講師 |
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10時00分〜12時00分 | 第1講「障害者サービスのイロハ」 (障害者サービスの歴史や基本的理念など、サービスの基礎知識を学びます。) |
日本図書館協会・障害者サービス委員会の委員が全面的に担当・サポートします。 |
13時00分〜14時20分 | 第2講「サービスに役立つ様々な資料や機器」 (障害者サービスに役立つ資料や機器などを紹介し、手にとって頂けます。) |
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14時40分〜16時00分 | 第3講「障害者のニーズと接し方」 (障害者の図書館へのニーズを学ぶと共に、手引きの仕方など、障害者との接し方の基本が学べます。) |