第11回図書館総合展フォーラムのご報告
伝える技術と方法」について考える機会に

野末俊比古(当委員会委員長,青山学院大学教育人間科学部)

日本図書館協会は,2009年11月10日,図書館総合展(パシフィコ横浜)において,フォーラム「伝える技術と方法―“情報リテラシー”リレートーク&交流サロン」を開催した。
企画・運営には,図書館利用教育委員会があたった。情報リテラシーの指導・支援においては,「利用者にいかに伝えるか」を図書館(員)は考えなければならない。
このテーマをフォーラムでは取り上げた。

前半のリレートークでは,同委員会委員4名から,それぞれの視点・立場に基づいて,話題提供・問題提起が行われた。
続く交流サロンでは,会場四隅に分かれた4名の委員を参加者が囲み,活発な質疑応答や意見交換が行われた。
80名を超える参加者それぞれが「図書館(員)は何ができるか,何をすべきか」についてヒントを得る機会になったことと思う。
話題提供・問題提起は天野由貴(椙山女学園高・中図書館),石川敬史(工学院大学図書館),戸田光昭(駿河台大学名誉教授),福田博同(跡見学園女子大学),司会は野末俊比古(青山学院大学教育人間科学部)の各委員が担当した。

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