図書館と法 改訂版
図書館の諸問題への法的アプローチ
JLA図書館実践シリーズ 12
著者・編者:鑓水三千男著
発行:日本図書館協会
発行年:2018.08
判型:B6判
頁数:328p
ISBN:978-4-8204-1805-4 本体価格:2,000円
内容:自治体法務の専門家による,ていねいな解説書が9年ぶりに改訂されました。初版に沿って,まず図書館をめぐる法的環境について,憲法,教育基本法,地方自治法,図書館法などとの関係を概説し,個別の問題について法的論点を整理しました。特に,管理委託・指定管理者制度については多くの紙幅をさいて詳論,法的問題点を指摘し,さらにPFIについても考察しています。後半では図書館で起こるさまざまなトラブルについて,初版以降の新たな状況を踏まえ,Q&A形式で対処法を提示しました。図書館をとりまくさまざまな問題に,法的なアプローチで解決の道筋を探るとき,本書は引き続き強力な味方となるでしょう。
【目次】
まえがき
改訂版に際してのまえがき
Ⅰ部 図書館の法的環境
1章 図書館と日本国憲法
2章 地方自治制度における公立図書館の法的位置
3章 図書館法と図書館
4章 図書館と地方自治法に係る法的諸問題
5章 図書館資料滞納者に対しどう対応すべきか
6章 図書館と委託制度・指定管理者制度
7章 図書館とPFI
8章 図書館職員の法的性格
9章 資料選定・資料廃棄に係る法的諸問題
10章 図書館の無料原則と受益者負担
11章 図書館とプライバシーの保護
Ⅱ部 図書館サービスとトラブルQ&A
あとがき
改訂版へのあとがき
索引