図書館資料としてのマイクロフィルム入門

JLA図書館実践シリーズ 27

著者・編者:小島浩之編

発行:日本図書館協会

発行年:2015.03

判型:B6判 頁数:180p

ISBN:978-4-8204-1420-9   本体価格:1,700円

内容:本書は図書館員がマイクロフィルムを取り扱うときに、念頭に置くべき基礎的な事項を、最新の研究成果も盛り込みながら解説したものです。まず、マイクロフィルムの構造、種類、取り扱い方法、利用の歴史、製造・撮影の概要を解説し、次に、マイクロフィルムの劣化と保存環境について考察するとともに、各種調査のデータおよび最新の研究データから日本の図書館におけるマイクロフィルム保存の現状を確認し、図書館の保存対策におけるマイクロフィルム保存の位置づけを考えます。未来のために情報を残す、そのために図書館は何をすべきか――図書館における資料保存のあり方にも考察をめぐらせる、奥深い1冊です。

【目次】
第Ⅰ部 フィルム資料の基本
 1章 マイクロフィルムの基礎知識
 2章 メディアとしてのマイクロフィルム
 3章 製造・撮影現場からみたマイクロフィルム
第Ⅱ部 マイクロフィルムの劣化と保存環境
 1章 マイクロフィルムの保存と劣化対策
 2章 フィルムの保存環境
第Ⅲ部 現状と課題
 1章 日本の図書館におけるマイクロフィルムの保存の現状
 2章 マイクロフィルム保存のための方策
おわりに

事項索引