日本図書館協会学校図書館部会 幹事会会議録(第31期第4回)
日時:2007年11月 3日(土)11:00~15:00
出席幹事:高橋恵美子・中村崇・笠川昭治・田沼澄子・松本美智子
(委任状による出席)大口和枝・木下通子・鈴木啓子・谷嶋正彦・永井
悦重・長谷川優子・甫仮久美子
出席監事:中村登世子
1.報告・連絡
1.全国図書館大会東京大会
・第4分科会は、午前80名、午後73名の参加があり、盛況であった。
・アンケート結果もおおむね好評であった。
2.図書館雑誌編集委員会(長谷川)
(1) 11月号 「図書館制度を考える…養成から」は、井上靖代さんによるアメリ
カの学校図書館情報専門職事情
(2) 12月号 トピックは文部科学省によるサポーターズ会議
(3) れふぁれんすは、12月号に鹿野さん(岡山市)。
高校のレファレンスの候補者をお願いしたい。
(4) (『学校でブックトーク』北大路書房)の書評については、青木さん(狛江)に候補者推薦依頼済み。
(5) 「図書館員制度を考える(仮)その2(3月号)」(締切は1月中旬)
11月号の特集(発行11月中旬)を受けて、現場からの声や11月号の掲載記事
への意見を掲載したい。学校図書館からは2件掲載したい。
・1 LIPER関連で「新たな学校図書館情報専門職」像に関するもの→
候補者ほぼ確定、交渉予定。
・2 現場の学校図書館関係者から 現在の問題点・養成への期待など→
ぜひ今回具体的な推薦をお願いしたい。視点・切り口など含めて。
※『学校図書館専門職員の整備・充実に向けて』(1999.3.29.JLA
学校図書館問題プロジェクトチーム)後の動向分析から見た情報専門職像についての検討?
(6) この後、大学図書館特集が入りますので、今月は少々余裕があります。特集
への要望もあわせてお願いします。
◎幹事会で検討した事項
○上記(5)「図書館員制度を考える(仮)その2(3月号)」について
・学校図書館の職員状況に詳しくない公共図書館の読者も多いことを念頭にお
きつつ、「学校司書の現状」「充て司書教諭の実情・問題」「様々な意見」等を俯瞰しつつ、論点を整理し全体で一致できる制度のあり方を探るような
ものが良い、という意見で一致した。
○上記(6)「特集への要望」について
・今すぐというわけではないが、今後、学校図書館部会側である程度の記事の
企画や執筆者を出す用意をした上で、学校図書館特集を要望することも考えられるのではないか、という意見があり、時機を見て検討していくこととした。
3.図書館政策企画委員会(報告)
(1)9/13の委員会報告(中村)
主に図書館法改正の動きについて、協会として提出する意見の内容の検討
・現行図書館法の評価については、現行法のもとで図書館が発展してきた現
状を踏まえて肯定的に評価しつつ、
・条文で司書の必置をより明確に記すこと
・無料制の堅持
・館長は司書有資格者とすること
・司書課程の内容を(社会教育主事・学芸員等と同様に)省令で定めること
・任命権者に研修実施を(社会教育主事と同様に)義務づけること
・条文の見直し、用語の見直しは慎重な検討を要すること
・振興施策を一層充実すべきこと(司書配置、研修実施、設置振興策、予算
措置その他)
等を盛り込むことが必要ということでおおむね一致。以上を理事会に提案。
・中村から、情報提供と報告として、文科省学校図書館調査の結果を配布し、これを見ながら、学校図書館に関する一般的な問題点などを報告。
・「全国図書館調査で、学校図書館への支援の概要や県立や私立などの学校
図書館にも支援しているかどうかの設問も加えられないか」と提起した。
(2)『図書館法の見直しにあたっての意見(2007.10.2.日本図書館協会)』につ
いて
・(1)のような政策企画委員会の議論を踏まえて理事会で作成・決定された
ものである。
※この文書は、図書館大会東京大会でも配布された。
(3)10/9の委員会
高橋・中村欠席。大会準備が中心だった模様。
4.利用教育委員会から、「利用教育のハンドブックを作りたいので小・中・高
それぞれ一人くらい協力者を出してほしい」との要請があり、これに応じて検
討を行った。以後も部会として 協力していく。
5.事務連絡
(1)参考までに、学校図書館に関係する、最近の日本図書館協会の見解・意見等
の資料を配布
・『学校図書館専門職員の整備・充実に向けて』(1999.3.29.JLA学校図書
館問題プロジェクトチーム)』
・『豊かな文字・活字文化の享受と環境整備 図書館からの提言』(2006.10.
日本図書館協会)
・『「文字・活字文化振興法」を実効あるものにするために(中間報告)』(20
06.3.JLA図書館政策企画委員会,『図書館雑誌』2006.3.掲載記事)
・『子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画の改定に係る関係団体ヒア
リング調査票[日本図書館協会の回答]](2006.5.8.日本図書館協会) など
2.来年度夏季研究集会について
・開催日程、会場、企画等について協議。
・幹事会メーリングリストで継続協議する。メーリングリスト参加者を含め、
具体的な企画案、意見等をさらに求めつつ、次回幹事会までを目途に協議する。
3.部会報について
(1)12月頃(編集・印刷・発送担当:神奈川)
(内容)・大会報告(担当:堀岡)を中心に構成
(2)3月頃(編集担当:谷嶋/印刷・発送?)
(内容)・総会案内
・夏季研案内など
・その他記事もメーリングリスト等で検討する
4.その他/次回幹事会
(1)次回幹事会…2008年1月19日10:30~14:30頃を予定。
メーリングリストで協議。 以上