第28期目録委員会記録 No.5
第5回委員会

日時:2001年 9月29日(土) 14時〜16時45分
場所:日本図書館協会5階会議室
出席者:永田委員長、原井、古川、堀井、室橋、横山、和中
<事務局>磯部

[配付資料]
1.「Outcomes of the Meeting of the Joint Steering Committee Held in Washington, DC, USA, 2-4 April 2001」(Joint Steering Committee for Revision of Anglo-American Cataloging Rules News & Announcements)(http://www.nlc-bnc.ca/jsc/0104out.html のハードコピー)
(7ページ−A4)(古川委員)
2.第13章継続資料 13.0通則から13.10所蔵事項
(35ページ−A4)(原井委員)

[連絡事項]
1.委員会の再編について
・9月27日の部会長・委員長会議において、委員会の再編検討案が提案された。
 案では目録委員会は、「事業執行型委員会タイプ」である「資料組織化事業委員会」の下の「目録ワーキンググループ」となっている。(他に「分類」「件名」の各ワーキンググループあり)
・何らかの形で、目録委員会としての意見を出した方がよいのではないか。

2.NCRXML版の改訂2版との照合について
・NCRXML版の改訂2版との照合作業を、各委員で分担してお願いしたい。分担については、機械的に割り振り、後日事務局から送付することとする。

[検討事項]
1.第13章について
 資料1について、古川委員から説明があった。
・章の名称は、"Continuing Resources"に決定した。
・scope には、finite なものも一部分含む。その結果、更新資料はすべてこの章で扱うと理解される。mutipart partsは含まないこととなった。
・エリア3の名称が "Numbering area" に変わった。
・12.0A1は、これで固まったようである。その他の改訂事項の項目と進行状況は、資料を直接参照のこと。
 資料2について、原井委員から説明があった。
・今回の大きな変更点は、「変化」の用法と第3エリアである。
・資料での形が変わったものについては、すべて「変化」として、大きな変化は「変更」、小さな変化は「微細な変化」とした。
・0.2.1 で、書誌的記録作成の条件として、「版表示」あるいは「出版者名」の重要な変化を挙げた。
・第3エリアについては、「巻次、年月次」を「順序表示」とした。
・前回議事録案に対して古川委員が指摘した部分は今回反映していない。
13.0通則から13.10所蔵事項に関する事項について、資料に基づき以下のような討議を行った。
・「変化」を使うのは、普通の用法からいっておかしいのではないか。
・とりあえず全部「変更」にして、「重要な」と「軽微な」にしたら、どうか。
・序説での表現も考える必要がある。
・0.2.1A下四行目は、表現を直す必要がある。
・0.2.1A 「これは、書誌単位の水平関係である。」の文章は、わかりにくい表現なので削除する。
・0.2.1 「同一の本タイトルを継承する」をもっとわかりやすい表現にしたほうがよい。
・「記録を改める」については、このままでよい。
・「順序表示」については、用語解説に入れるとしても、うまく理解されるかどうか。
・ここでの例は「巻次」「年月次」両方あるものしかないが、片方しかない場合も必要ではないか。
・これを一次案として、『図書館雑誌』(目途としては2月号)に出したらどうか。
2.その他
・酒井委員から「2.1.1.1A」の区切り記号はなぜ「コンマ」か、という質問がきている。
・植田さんの手元の本では、赤で「ピリオド」になっている。
・台湾などでは、コロンの例もある。
・この問題よりもっと大きな問題が、音楽資料関係の条項にある。


◎次回委員会は10月27日(土)、次次回委員会は12月8日(土)に開催の予定。