「2012年度障害者サービス担当職員養成講座(基礎コース)」のご案内


「2012年度障害者サービス担当職員養成講座(基礎コース)」チラシ(PDF形式)

障害者サービス委員会では、障害者サービスを担当される(関心のある)職員の方を対象に、このサービスの基礎的な技術習得を目指した研修会を開催します。
 講義だけではなく、討議や意見交換の時間も設けてあります。また1日は、小グループに分かれて、先進館での実習も計画しています。障害者サービスを軸に、新たな図書館サービスについて、みんなで学習しませんか。皆さんの受講をお待ちしています。
 これまでの受講生の声


1 講座の概要


  1. 開催日:2012年6月13日(水)〜15日(金)
  2. 会場:日本図書館協会2階研修室 他
  3. 対象:公共図書館職員、類縁機関の職員(経験年数、担当は問いません。図書館学を学んでいる学生の聴講も認めます。お問い合わせください。)
  4. 定員:20人(先着順)
  5. 修了証:全日程受講者に、修了証を授与します。
  6. 参加費:一人10,000円(資料代を含みます)
  7. 事前課題:参加者には事前に作文を提出していただきます(詳細は下記参照)。
  8. 交流会:初日(6月13日)、講座終了後、同会場で希望者による交流会を行います(参加費は当日徴収します)。

2 講座の内容(タイムスケジュール)


(1)6月13日(水)10時〜17時10分 講義等


受付 9時30分〜10時

時間 内容 講師
10:00〜10:10 開講式
あいさつ 松岡要/日本図書館協会事務局長
趣旨説明とオリエンテーション 中山玲子/障害者サービス委員会
10:10〜11:30 公共図書館の障害者サービスとは・その実際 佐藤聖一/埼玉県立久喜図書館
内容:障害者サービスの理念・各サービスの紹介と具体的実施方法等
11:30〜12:30 自己紹介、自館の状況発表
12:30〜13:30 昼休み
13:30〜14:55 「利用者を知る、利用者に合った障害者サービス用資料」 中山玲子/日野市立中央図書館
内容:対象となる利用者とは・その接し方、障害者の読書環境・障害者サービス用資料とその利用者
14:55〜15:10 休憩
15:10〜15:40 サピエ図書館の活用 杉山雅章/日本点字図書館
内容:サピエ図書館のサービス、基本ツールとしてのサピエ図書館
15:40〜16:50 国立国会図書館「視覚障害者等サービス実施計画」の概要 兼松芳之/国立国会図書館関西館
内容:「国立国会図書館の「視覚障害者等サービス実施計画」の概要、公共図書館製作のDAISYデータ等の収集とインターネット配信
16:50-17:10    本日のまとめ(質疑等)
17:20-19:00 希望者による交流会

(2) 6月14日(木) 実習


グループに分かれて、一日、先進館で実務を体験します。申込書に以下の館から希望館名を記入してください。みなさんの希望を調整して、実習館を決定します。
(実習内容) 以下の実習例から実習館の実情に合うものを行います。

(実習予定館とその内容)
川越市立西図書館:市立図書館の障害者サービス、貸出返却作業、障害者サービス用資料の製作等
埼玉県立久喜図書館:視覚障害者サービス全般、資料製作、県立図書館の障害者サービス等
墨田区立あずま図書館:知的障害者授産施設、特別養護老人ホームへ訪問しての図書館サービス
千葉県立西部図書館:県立図書館の障害者サービス、貸出返却作業、障害者サービス用機器類の体験等
調布市立中央図書館:市立図書館の障害者サービス、貸出返却作業、障害者サービス用機器類の体験等
日野市立中央図書館:市立図書館の障害者サービス、対面朗読、障害者サービス用機器類の体験等

横浜市中央図書館 視覚障害者サービス全般、資料製作、障害者サービス用機器類の体験等
(実習館が変更になる場合もあります。)

(3) 6月15日(金) 講義


受付 9時30分〜45分

時間 内容 講師
9:45〜11:00 「マルチメディアDAISYと障害を持つ子供等への活用」 野村美佐子/日本障害者リハビリテーション協会
内容:マルチメディアDAISYの紹介・利用方法、マルチメディアDAISY教科書の製作・活用
11:00〜12:00 点字・DAISY資料の製作と図書館協力者のあり方 川上正信/横浜市中央図書館
内容:図書館協力者のあり方、音訳者・DAISY編集者の養成・研修、点字・録音資料製作の実際
12:00〜13:00 昼休み・デモの見学
デモ予定:障害者サービス用資料、DAISY再生機・再生ソフト、マルチメディアDAISY等
13:00〜15:50 「さまざまな障害者サービス 各図書館の事例から」
13:00〜14:00 (1)聴覚障害者への図書館サービス 渡辺修/聴覚障害者サービスグループ
14:00〜15:00 (2)障害のある子供たち・高齢者などへのサービス 山内薫/墨田区立あずま図書館
15:00〜15:15 休憩
15:15〜15:50 (3)障害のある子供たちへのサービス(学校図書館の取り組みから) 石井みどり/元横浜市立盲特別支援学校・聾特別支援学校
15:50〜16:40 まとめ(質疑・意見交換)
16:40〜17:00 閉講式
修了証の授与、挨拶

3 交流会について


初日(6月13日)の講座修了後、同会場で交流会を行います。
交流会では、食事や飲み物をとりながら、参加者や発表者と自由に意見交換・情報交換をすることができます。講座内では聞きにくいことや具体的な相談など、自由にご活用ください。
もちろん、食べて飲んで楽しい時間を過ごしていただければと思います。(お酒はご用意いたしますが、飲まれないように?差し入れも大歓迎!)
参加費は3000円程度です。当日徴収します。

4 申し込み方法


申込み締切り:5月28日(月) 定員になりしだい締め切りとさせていただきます。

(1) メールの場合


日本図書館協会企画調査部あてに、次の内容を書いてkikaku@jla.or.jp に送信してください。(メールの件名は「障害者サービス養成講座」としてください。)
(スパム防止のため@を全角にしてあります)

(2) ファックスの場合


「2012年度障害者サービス担当職員養成講座(基礎コース)申込書をプリントアウトして、記入のうえ、03−3523−0841に送ってください。

(3) 郵送の場合


申込先:日本図書館協会企画調査部「障害者サービス担当職員養成講座係」
〒104-0033東京都中央区新川1-11-14

問合せ先:日本図書館協会 電話 03-3523-0815 ファクス03-3523-0841
 E-mail:kikaku@jla.or.jp
(スパム防止のため@を全角にしてあります)

 受講申込みされた方には折返し、事前提出課題、参加費の振込みなどについてご連絡差し上げます(申込み後1週間たっても返信がこないような場合はお問い合わせください)。
 実習館については調整のうえ、後日連絡します。
 定員を超えて受講できない場合もその旨ご連絡いたします。

5 事前提出課題について

申込み後、事前に作文を提出していただきます。
本文の最初に題名・所属・氏名をお書きください。※データにできない方はご相談ください)
課題提出期限:6月6日(水)
提出先:川越市立高階図書館 新山順子
     Eメール taka-tosho-h@city.kawagoe. saitama.jp
(スパム防止のため@を全角にしてあります)    

6 その他

点字資料・手話通訳・駅までの送迎等の必要な方は、必ず申込み時にお知らせください。
参考資料として、日本図書館協会刊行の図書館員選書12「障害者サービス(補訂版)」(日本図書館協会障害者サービス委員会編)を使用します。事前に目を通してからご参加ください。



Copyright(C)2012 日本図書館協会障害者サービス委員会
作成日:2012年4月12日、最終更新日:2012年4月13日