●中堅職員ステップアップ研修(2)領域のねらい・各テーマの内容について

※領域、テーマの順序は2011年度の研修順にしてあります。なお「提出課題」欄は2010年度の状況および2011年度(予定)です。途中で変更になるかもしれませんが、参考にしてください。
<2011年3月8日更新>
領域 領域のねらい・目標 提出課題(2010年度の場合) 提出課題(2011年度(予定))
テーマ 内容
1.図書館経営 図書館組織を維持・存続・発展させるための図書館経営の基本を学び,図書館員に求められる経営実務能力を身につける。
図書館経営の基本と政策立案の方法 図書館経営の目標,サービスの構造,組織の管理,評価の方法など,図書館経営の基本となるものについて学ぶ。また,政策立案の手順と方法を知るとともに,それを文書化する上での技法を学ぶ。 なし なし
図書館のPR実践 一般市民を対象にした広報のみならず,行政・マスコミなどへのプレゼンテーションも含め図書館のPR活動の重要性を,実習形式で学ぶ。 あり あり
政策動向の分析 国や自治体の情報政策・経営効率化の動きなど,図書館をとりまく社会環境の変化を知り,図書館政策を立案する際の今日的な課題を学ぶ。 なし なし
図書館経営の評価 複雑かつ多元的な図書館業務の実績評価,サービス効果の測定,顧客満足度,経済効率性などを測る各種の経営評価の手法を学ぶ。 なし なし
図書館経営の事例評価実践 特定の事例に基づき,評価指標やアンケート調査票を作成する。 あり あり
政策・提言文書の作成 特定の事例を想定して文書作成の実際を演習形式で学ぶ。 あり あり
2.情報サービス 多様化・高度化する利用者の要求に的確に答えるために,最新のIT環境について学び,あわせて技術を身につける。
情報リテラシー支援 従来の利用教育からもう一歩先を行く情報リテラシー支援の意義と方法について学ぶ。 なし なし
情報リテラシー支援の実際 情報リテラシー支援講座の実施計画を策定する。 あり あり
情報技術と図書館 デジタル図書館,電子出版,オンライン商用DB等の実状を確認するとともに,インターネット環境のもとでの図書館サービスの可能性を学ぶ。 あり あり
情報サービスの評価の方法 課題解決のための情報サービス,レファレンス質問DBの構築,HP等による非来館型サービス等の最新の動向を確認するとともに,情報サービスの評価方法について学ぶ。 なし なし
情報サービスの評価の実際 情報サービス評価の実際を学ぶ。 あり あり
3.情報資源管理 ネットワーク社会における情報資源管理および図書館システムを理解する。
図書館のウェブ活用−理論編 図書館からの情報発信の概要,図書館HPの作成ならびにポータルサイトとしての要件について学ぶ。 なし なし
図書館システムの機能と要件 図書館システムの最新の機能について理解するとともに,システムに求められる要件について学ぶ。 なし なし
図書館システムの要件定義の実際 図書館システムの要件を定義し,文書(仕様書)として表す際の留意点を学ぶ。 あり あり
資料組織法の現在 目録法,分類法,件名法の最新の動向,次世代OPACの可能性などについて学ぶ。 なし なし
図書館のウェブ活用−実践編 地域情報のポータルサイトとしての図書館HPの評価の実際を学ぶ。 あり あり
OPAC評価の実際 Web上に公開されているOPACのインターフェースに対する評価の実際を学ぶ。 あり あり
4.トピック 図書館という枠にとらわれず,周辺分野のなかから時宜にかなったテーマをとりあげる。
5.図書館サービス計画 領域1〜3で学んだ内容を受け,各自の自治体における現状を分析し,実際の図書館サービス計画を企画・立案する。作成プロセス,評価,プレゼンテーションまでを一貫して学び,体系的且つ実践的な講義・演習内容とする。
図書館サービス計画立案プロセス 図書館サービスの計画立案プロセスの手法について学ぶ。 なし なし
図書館サービス計画の立案(1) 図書館サービスの計画(第1項目)を策定する。 あり あり
図書館サービス計画の立案(2) 図書館サービスの計画(第2項目)を策定する。
図書館サービス計画の立案(3) 図書館サービスの計画(第3項目)を策定する。
図書館サービス計画の実際(1) 策定した図書館サービス計画を報告し,討議を行う。
図書館サービス計画の実際(2) 策定した図書館サービス計画を報告し,討議を行う。