●NEWS

新潟県中越地震による図書館の被害,復旧,開館の状況

−新潟県立図書館,ホームページで地震被害状況を公開−


 10月23日(17時56分ごろ)以降,数度にわたり大きな揺れを観測した新潟県中越地震(最大規模マグニチュード6.8)について,新潟県立図書館では,県内図書館等の被害状況および,復旧・開館の情報をとりまとめ,同館ホームページ上にpdfファイルで公開している。

 それによると,11月10日時点で,次のような報告がされている。

 公立図書館では,十日町情報館ではスプリンクラーの破損で資料が水に浸かる等の状況により,開館のめどが立たず,小千谷市立図書館,川口町図書館もこの時点で書棚が倒れる等の被害で開館できない状況にある。避難所となっていた長岡市立中央図書館は11月9日から開館。地震直後,書棚が倒れ,図書の落下や電灯の破損などの被害を受けた図書館も順次開館している。

 公民館図書室では,おおむね11月に入ってから開館しているが,山古志村公民館については,被害状況が不明となっている。

 大学図書館等では,長岡大学図書館,長岡工業高等専門学校図書館が復旧作業中で休館している。

 なお,災害救援ボランティア情報等についても,新潟県作成の新潟県中越地震関連の情報ページにリンク付けしている。

 http://www.pref-lib.niigata.niigata.jp/

 

 

 


図書館雑誌 2004年12月号

Copyright (C) 1998-2004 Japan Library Association
All rights reserved.