====================================================<2011/6/29発信>   JLAメールマガジン 第559号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2011 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ  ■求人情報  ■JLAからのお知らせ ---------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○名古屋市教育委員会、図書館の指定管理者制度導入を見合わせる  名古屋市教育委員会は6月8日、「平成24年度からの支所管内図書館への指定  管理制度の導入は見合わせる」と表明した。名古屋市は6館に指定管理者制  度を導入するために6月議会に条例案を上程する準備をしていたが、5月30日  の名古屋市議会教育子ども委員会では、「公的運営でも十分できる」「幅広  く市民の意見を聞くべき」「常駐の司書がいなくなると地域の特性を把握し  た図書や資料が選定できなくなる」などの意見が相次ぎ、教育委員会は議案  提出を見送りことにした。  5月29日には「図書館について考える市民集会」が開催され、指定管理者制  度導入反対の緊急アピールが採択された。この間、市民団体、労働組合は、  政府や日図協などの関係資料をまとめ、問題点を深めるとともに、チラシ  「え!図書館はどうなるの?」を配布するなどの取組みが行われた。  6月20日は12,584名の反対署名を市長、教育委員会に提出、導入しないとの  結論を得るまで取り組むことを明らかにしている。 ○全国図書館大会島根大会の準備委員会を開催  来年2012年度の第98回全国図書館大会は島根県で開催されるが、6月24日、  その第1回準備委員会が開催された。この間の準備状況と分科会の内容等が  報告された。来年度は「古事記」編纂1300年にあたり、県を挙げて神話のふ  るさと「島根」推進事業が取り組まれ、また2009年度からは「子ども読書県  しまね」の事業を進め、学校図書館に司書を配置する事業などが旺盛に展開  され、全国的に注目されている。  大会は10月25(木)、26(金)の両日開催される。なお同県では1975年にも開  催され、1400名を超える参加者があった。 ○「Help-Toshokan」図書館支援隊、第2期活動の概要  東日本大震災対策委員会は、第1期に引き続き、第2期(6月〜7月)活動を  行っている。第2期は、被災地図書館への直接支援から被災地図書館が自立  して復旧・復興・再開ができるような支援策を講じること、必要な図書館に  対して必要な支援を行える仕組みを構築することにある。主な活動は、  (1)被災図書館からの個別要請に応える仕組みとしてボランティア管理シ  ステム(仮称)の開設(準備中)、(2)簡易修理ボランティア養成講座の  開催、(3)簡易修理ボランティアの派遣、(4)(社)日本新聞協会と協力  して、新聞の欠号補充などへの取組み、(5)自動車図書館についての情報  提供、斡旋、(6)ブックコーティング講習会講師の派遣、(7)第1期活動  の地域拡大、支援内容の拡大、などである。これらの活動は、被災地の県立  図書館、関連団体、関連企業などと協力しながら行っていく予定。  第1期支援活動に参加したメンバーのMLを立ち上げ、震災に関する情報交換  を行っている。支援を必要とする図書館の方は、ぜひ東日本大震災対策委員  会にご相談をいただきたい。個別図書館からの個別支援に対してもできる限  りお応えしていきたいと考えている。日本図書館協会(震災対策委員会):  e-mail:shinsai★jla.or.jp TEL03(3523)0814 ○震災対策委員会、日本新聞協会を訪問  6月22日午後、震災対策委員会委員3名(常世田・西村・吉田)が、(社)日  本新聞協会を訪問、東日本大震災被災地の新聞についての協力依頼を行った。  新聞協会からは、事務局次長など3名の方が出席、対応していただいた。協  力依頼事項は、1.被災地購読紙の欠号補充、2.避難所閉鎖後の避難所配布新  聞の図書館への提供、3.被災地の新聞の地方版および地方紙の保存と提供の  3点。震災後の図書館の新聞収集及び提供の状況と問題点について話を聞い  ていただくことができた。また、震災後の状況だけにとどまらず図書館での  資料提供のひとつとしての新聞の提供、保存等についても話し合うことがで  きた。 ○修理ボランティア養成講座、募集締切ました。  メールマガジン558号で募集した標記養成講座は、募集予定人数に達したので、  募集を締め切りました。多くの応募、ありがとうございました。 ○<訃報>菅原峻氏  6月24日逝去。享年84歳。  氏は図書館職員養成所修了後、1953年日本図書館協会に就職、総務部長を長  く務めた。1978年協会退職後は図書館計画施設研究所を主宰し、各地の図書  館づくり運動を支援し、また多くの図書館計画立案に携わられた。協会90周  年記念事業委員会、施設委員会の委員も務めた。   ---------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○日韓図書協定を承認(中国5/27夕) ○〔地域総合〕読書活動貢献で文科大臣表彰 [群馬]県内5団体 本好きの子  供育む 紙芝居や人形劇 太田おはなし友の会 中高生向け充実 高崎市立  中央図書館(上毛6/1) ○お薦め本びっしり 「読書の木」登場 琴浦町図書館(日本海6/1) ○全県立高校に司書→図書室においで! こいのぼりで季節感・ポップな掲示  板(朝日<島根>6/1) ○この本いいな楽しいな 伊佐 曽木小で「選書会」(南日本6/1) ○「歴史的音源」を一部公開 [国立国会図書館](日経6/1夕) ○学校図書館に新聞 公立小中2割未満 文科省調査 学校図書館活性化へ   議員や民間が協議会(読売6/2) ○全生徒図書館カード取得 金市工高 海みらい図書館と連携(北国6/2) ○市内8小学校の1年生に絵本贈る 村山市立図書館(山形6/2) ○子ども読書実践で大臣賞 はつかいち市民図書館(中国6/3) ○本と激励 心に届け 遠野まごころネット 「手紙文庫」スタート 第1弾  大槌小 支援者との橋渡しに(岩手日報6/4) ○こどものへや来月にも再開 [福島]県立図書館 新任あいさつで平沢館長が  来社(福島民報6/4) ○さいたま市 図書館火曜日休館へ 小規模11館 開館時間短縮も(埼玉6/4) ○「被災図書」20万冊 [岩手]県内沿岸図書館 再開めど立たぬ館も 県立と  協力 修復急ぐ 大船渡市立図書館が再開(岩手日報6/5) ○公立大協会図書館協議会 被災地に本を寄贈 100万円分(神戸6/6) ○不適切会計処理の図書館職員を処分 一関市教委(岩手日報6/7) ○〔峡東〕新図書館開設へ策定委 山梨市 蔵書数、施設規模探る  (山梨日日6/7) ○企業活動応援します [奈良県立]図書情報館 経営相談や講習会 県内製品  展示販売 イベント開催に力 「敷居の低さ生かす」 商議所など連携 奈  良ブランド展(奈良6/7) ○被災郷土資料を守れ 野田村立図書館 水没蔵書の"救出作業"進む 近隣職  員や住民応援(岩手日報6/8) ○図書館に議論、発表の場 福井工大 ラーニングコモンズ開設(福井6/8) ○南風原、図書館設置へ 中央公民館内10月開館(沖縄タイムス6/9) ○避難者も本借りて 会津図書館 開放サービス好評(福島民報6/10) ○被災地に移動図書館車 東松島市へ無償貸与 [熊本市](熊本日日6/10) ○大きな字 避難所へ 「弱視者に本の楽しみを」 普及協会が支援 読み語  り、ルーペも提供(東京6/10夕) ○〔こどもニュースパーク〕被災地の読書支援 [岩手]県立図書館 読み聞か  せ 資料の整理 役立つ情報(岩手日報6/11) ○点字文庫づくり知って 図書館活動DVDで紹介 椙山女学園大生が制作 「現  場は明るく前向き」 鶴舞で贈呈式(中日6/11) ○米国文化紹介の200冊 [広島]県立図書館に寄贈へ 米センター(中国6/11) ○読書活動に尽力 [宮崎]県図書館連協2団体表彰(宮崎日日6/11)   ---------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○三田図書館・情報学会2011年度月例会第147回月例研究会「節電と図書館」  日時:2011年7月23日(土) 14:00-16:00  会場:慶應義塾大学(三田)南校舎445教室  発表者:逸村裕氏(筑波大学附属図書館副館長)坪内一氏(横浜市中央図書館   企画運営課長)長谷川豊祐氏(鶴見大学図書館事務長)  参加費:三田図書館・情報学会会員無料/非会員200円(事前申込不要)  詳細HP:http://www.mslis.jp/monthly.html  問合先:三田図書館・情報学会事務局(E-mail:mita-slis★ml.keio.jp) ○日本図書館協会学校図書館部会第40回夏季研究集会京都大会  期日:2011年8月9日(火)〜10日(水)  会場:佛教大学二条キャンパス(N1-701教室)  主題:探究型学習と学校図書館  内容:部会報告,講演「探究型学習で果たすべき学校図書館の役割〜学校図書館で   育つ思考力〜」桑田てるみ氏(国士舘大学准教授),報告,実践報告,研究討議  参加費:会員2500円/非会員3500円 申込締切:7月8日(金)  詳細HP:http://www.jla.or.jp/school/index.html  問合先:大会事務局(京都府立洛北高等学校図書館・仲 TEL.075-781-0020(学校   代表)FAX.075-781-2520)  図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/calendar.html   ---------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○公立大学法人静岡文化芸術大学 図書事務職員(期間契約):1名  応募締切:2011年7月29日(金)18:00必着  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm   ----------------------------------------------------------------------   ◆JLAからのお知らせ ○JLAサイトリニューアルについて  日本図書館協会ホームページのリニューアルは、7月11日(月)の予定です。  前号で7月1日とお知らせしましたが、遅れることになりました。  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/のアドレスではご覧いただけなくなります。  また、http://www.jla.or.jp/のサイトも7月1日から更新ができなくなりま  す。この間のお知らせは、JLAメールマガジン、Twitterをご覧ください。 ○2011年度会費のご入金はお済みでしょうか?  会員の皆様には4月にご請求を差し上げておりますが、まだ手続きのお済み  でない方は、お手数ですがお手続きをお願いいたします。コンビニエンスス  トアからもご送金いただくことができますが、振り込める期間が限られてお  り、4月にお送りした用紙では6月30日となりますので、ご注意ください。  7月以降は郵便局をご利用ください。  問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ============================================================no.559END= ■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp