JLAメールマガジン 第1224号

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  JLAメールマガジン 第1224号

編集発行:公益社団法人 日本図書館協会
  Copyright,2025 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます
  JLAホームページアドレス https://www.jla.or.jp/default.aspx
  JLAメールマガジンのバックナンバー

   https://www.jla.or.jp/tabid/262/Default.aspx

▼目次▼

■JLAからのお知らせ
・第15期日本図書館協会認定司書、更新7名新規15名を認定
・日本図書館協会資料保存委員会『ネットワーク資料保存』No.138を掲載
・図書館の自由委員会『図書館の自由』126号(2025年2月)を発行
・『図書館雑誌』4月号(60ページ・定価1026円)のお知らせ

■連載:輪島市立図書館のその後(第4回):「被災地の図書館の先行き」

■図書館界ニュース
・文部科学省及び厚生労働省、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(第二期)」を公表 
・文字・活字文化推進機構「2025年度読書バリアフリー体験セット無料貸出し申込開始

■新聞記事から

■集会等のお知らせ
・LRG50刊行記念セミナー「新任館長等が最初にすべきことを一緒に考える」

■事務局からのお願い
・4月は異動の時期です!会員情報に変更のある方は確認をお願いします!
・来週のメールマガジンの発行について


◆JLAからのお知らせ

〇第15期日本図書館協会認定司書、更新7名新規15名を認定
 日本図書館協会は、4月1日(火)付けで第15期日本図書館協会認定司書(更新7名、新規15名)の氏名を公表した。認定司書の有効期間は更新・新規ともに10年間であり、2035年3月末日までとなる。認定された方の氏名と認定司書番号は、協会サイト内認定司書事業委員会ページで認定期間にある他の認定司書とあわせて公表されている。
 なお、第15期認定司書の名簿と審査報告は、機関誌『図書館雑誌』5月号に掲載される。
 ※認定司書事業委員会ページ
 https://www.jla.or.jp/committees/nintei/tabid/203/Default.aspx

〇日本図書館協会資料保存委員会『ネットワーク資料保存』No.138を掲載
 内容は次のとおり。資料保存セミナー 明日からできる「資料保存の基礎技術」PART2-保存容器で資料を守る-(神原陽子)、保存容器の考え方(横山道子)、全国図書館大会報告(新井浩文)、コラム「針金綴じ」(川原淳子)、資料保存委員会の動き
 ※『ネットワーク資料保存』No.138
 https://www.jla.or.jp/Portals/0/data/iinkai/hozon/network/NW138.pdf
 ※資料保存委員会のページ
 http://www.jla.or.jp/committees/hozon/tabid/96/Default.aspx

〇図書館の自由委員会『図書館の自由』126号(2025年2月)を発行
 日本図書館協会図書館の自由委員会は、ニューズレター『図書館の自由』126号(2025年2月)を発行し、委員会サイトに掲載した。
 http://www.jla.or.jp/committees/jiyu/tabid/638/Default.aspx
 主な内容は以下のとおり。
 ・全国図書館大会長崎大会報告
 ・新聞・雑誌記事スクラップ ほか
 なお、本誌はダウンロードして図書館等で印刷して提供できます。メールでの無料配信を希望する方は、本誌電子版の案内よりお申込みください。
 http://www.jla.or.jp/committees/jiyu/tabid/679/Default.aspx

〇『図書館雑誌』4月号(60ページ・定価1026円)のお知らせ
 特集「市民提案による図書館との協働」
 ・市民提案型の協働事業制度の現状と課題-図書館や社会教育施設における展開のために(新川達郎)
 ・本を通して地域を知る-図書館との協働事業から見る地域存続への新しい側面(櫻井理恵)
 ・自分が欲しかった時間を いま必要な人へ(青木知子)
 ・『田原のむかし話を伝える』-紙芝居とデジタルデータによる渥美線電車機銃掃射の前日物語(小澤美穂子)
 ・市民提案型まちづくり事業「市民のための図書館を市民が考える講座」-守山市立図書館友の会の取り組みを通して(八段一恵)
 ・高齢者施設への読書支援-市民の「読みたい」を叶えるために(寺義由香利)
 ・しょうないREK 18年の軌跡-地域と共に歩んだ道のり(青木みどり)
 ・もみわ広場でつながる喜び-市民提案の協働事業に参加した7年間(水田清志)


◆連載:輪島市立図書館のその後(第4回):「被災地の図書館の先行き」
 新しい仮設図書館がオープンしましたが、以前の輪島市立図書館には約11万冊の資料が残されたままです。輪島市立図書館がある輪島市文化会館は解体の予定になっています。解体工事が始まるまでに、この取り残された資料を整理しなければなりません。
 現在、5万冊を除籍、残り6万冊を市内に保管場所を探し移転させるという方針のもと、整理作業を進めています。
 仮設図書館をオープンしながら市立図書館の整理も行うとなると、人員が不足します。司書資格を持つ2名の職員が午前、午後に分かれて交代で2時間ずつ、作業のため市立図書館に通っています。2人同時に市立図書館に行くと、仮設図書館の業務を行う人員が乏しくなるからです。
 電源喪失し空調が稼働しないまま1年が経過した市立図書館の書庫資料はカビが生え、対応に苦慮しています。除籍資料はそのまま廃棄、保管を継続する資料は無水エタノールで拭いて、ダンボールに入れていきます。
 新たな保管先は決定しておらず保管する資料の移転が滞っており、いま、市立図書館の公開スペースだった場所は資料の詰まったダンボールで埋もれつつあります。
 まだ、輪島市立図書館の復旧は遠いです。(輪島市立図書館 堂ケ口真奈様からの投稿/2025.3.9受領)


◆図書館界ニュース
〇文部科学省及び厚生労働省、「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(第二期)」を公表 
 文部科学省及び厚生労働省は、視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律(読書バリアフリー法)第7条に基づき策定された「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(第二期)」を公表した。
 2020年7月に策定された基本計画(第一期)が2024年度末に終了することから、当事者、図書館、出版団体等で構成された関係者協議会での議論やパブリックコメントでの意見を踏まえ、基本計画(第一期)の記載を充実させる形で策定されたものである。
 ※視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する基本的な計画(第二期)(令和7年3月策定)(計画期間:令和7年度~令和11年度)(文部科学省・共生社会のマナビ) 
 https://kyouseisyakainomanabi.mext.go.jp/reading-barrier-free/reading-barrier-free-plan/

〇文字・活字文化推進機構「2025年度読書バリアフリー体験セット無料貸出し申込開始
 公益財団法人文字・活字文化推進機構では、バリアフリー図書(大きな文字の本、点字つきさわる絵本、LLブック、多言語電子絵本等)を20点以上取りそろえた「読書バリアフリー体験セット」を無料で貸し出している。
【対象】全国の公共図書館、学校図書館
【費用】無料(各種送料も無料です)
【期間】最大29日間(返却日も含む)
※詳細 https://www.mojikatsuji.or.jp/news/2025/04/01/9510/


◆新聞記事から

○読書バリアフリー広がる スマホで朗読再生[サピエ図書館]/大きな字見やすく[福岡県立図書館] [対面朗読サービス ミライon図書館] 声出し可 図書館に専用部屋[カームダウンコーナー 佐賀県立図書館]  (読売〈西部本社〉12/1)

○〔あなたの特命取材班〕テーマ「学校図書館がない?」 特別支援校生徒数増に伴い教室転用 廊下の一角 まるで「図書コーナー」 文[部]科[学]省が新設置基準 特別支援学校 少ない蔵書  (西日本12/15)

○〔明石市会 ただ今審議中〕[明石市立]二見図書館、愛称「ふたみん」に 来春開館 地元小学生らから97案  (神戸〈明石〉12/18)

○島根大[学]命名権第1号決まる 出雲村田製作所 [附属図書館1階ラーニングコモンズ 「muRata Learning Commons」] (朝日〈島根〉12/18)

〇TRCとハピロボ[hapi-robo st] 「temi」の実証実験開始 自律走行ロボット 図書館運営業務に活用 [墨田区立緑図書館、中央区立晴海図書館、TRC本社ビルで実証実験プロジェクト]  (電波12/19)

○仮設図書館広くなったよ 石川[県]・輪島[市] 商業施設内に移転 (日本経済12/22)

〇読書バリアフリー法 施策推進へ14の指標 [図書館の利用体制整備の施策に対し「公立図書館などにおけるアクセシブルな書籍(点字図書、拡大図書など)の冊数」「バリアフリー関係設備の整備状況」などを確認 文部科学省、厚生労働省の関係者協議会]  (福祉12/24)

〇能登 図書館が居場所 珠洲[市民図書館] 歓談、勉強…地震後に利用増  (日本経済1/5)

○真岡[市]の交流拠点「モナカ[monaca]」開館へ 図書館など複合施設 (朝日〈栃木〉1/10)

○市民交流スペース増 舞鶴市 新図書館基本設計発表 (朝日〈京都〉1/16)

○〔いすの木のもとで 伊万里市民図書館だより〕開館30周年 市民運動が生んだ「協働」 [「図書館フレンズいまり」] (佐賀1/17)

○関高[校]が最高賞[県知事賞]に [第56回]図書館だよりコン[クール]審査会 岐阜県内の高校が対象

〇トーハン、日販担当者が現状報告 「図書館での本販売」テーマに (新文化3/27)


◆集会等のお知らせ

〇日本図書館研究会情報組織化研究グループ2025年4月月例研究会
【日時】2025年4月19日(土)14:30~16:00
【会場(開催方法)】Zoomミーティング
【発表者】山本昭氏(愛知大学文学部)
【テーマ】図書の分類とそのほかの分類との比較研究
【参加資格】どなたでも参加可。人数制限なし。
【参加費用】無料
【参加方法】申し込みサイト(https://forms.gle/NhREdwhcSH4BcPjDA)にてお申し込みください。【お申込み直後に】折り返しアドレスをお知らせします。
【詳細HP】http://josoken.digick.jp/meeting/news.html#202504

〇LRG50刊行記念セミナー「新任館長等が最初にすべきことを一緒に考える」
【日時】2025年4月20日(日)21:00~22:00
【開催方式】オンライン開催
【定員】先着100名のみ
【申込先】https://www.facebook.com/events/648518831140479/
 ※LRG第50号:特集「図書館を創るとはどういうことか[後編]-政策と制度を上書きするための資源」
・責任編集:岡本真
 https://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/new/
 ※新・公民連携最前線インタビュー
「性善説のプロポーザル改革で、行政の『無駄』をなくす」https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/434148/121300126/ 

〇活字文化議員連盟・学校図書館議員連盟 合同総会
【日程】2025年4月24日(木) 15:00~16:30
【会場】参議院議員会館 講堂(東京都千代田区永田町2-1-1)
【定員】200名(先着順)
【参加費】無料
【プログラム】報告:「読売新聞社と講談社の書店活性化へ向けた共同宣言について」山口寿一(読売新聞グループ本社代表取締役社長)、野間省伸(株式会社講談社代表取締役社長)

〇日本アーカイブズ学会2025年度大会
【共催(協力)】一橋大学大学院社会学研究科
【日程】2025年4月26日(土):総会13:00~15:00、大会講演会15:30~16:30
    4月27日(日):自由論題研究発表会10:00~12:2、大会企画研究会:14:00~17:00
 ※懇親会 4月26日(土)17:00~19:00 懇親会(一橋大学生協東プラザ・カフェテリア)
 会費5000円(学生3000円)
【開催形式】 ハイブリッド形式(対面・オンライン併用)
【会場】一橋大学(東京都国立市)東キャンパス東2号館
 ※アクセス情報: https://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/kunitachi.html
【参加登録】対面参加・オンライン参加ともに登録が必要です。下記Googleフォームよりご登録ください。
 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf3_XodlpVzC_YXULiNBMyH4-_m1peAOe5cDsKzkdnKW9g53g/viewform?usp=sharing
【締切】4月23日(水)まで(なお、懇親会参加登録の〆切は、準備の都合により4月17日(木))
【参加費】 会員 500 円、非会員 1000 円 ※部分参加でも全日程参加でも同額
【納付方法】
 ・会場参加:会場受付にて現金でお支払いください。
 ・オンライン参加:下記のとおり請求しますので、指定の口座にお振り込みください。
  会員:5月に 2025 年度会費請求書を送付しますので、会費納付の際に合わせてお振り込みください。
  非会員:参加登録をされた方にメールで参加費の請求書を送付しますので、メール到着後2週間以内にお振り込みください。
 ※振込手数料はご負担ください。
【概要】
(1)大会講演会
 タイトル:「日本近世史研究と史料目録編成」
 講演者:渡辺尚志(一橋大学名誉教授・松戸市立博物館館長)
(2)自由論題研究発表会
 ・第1セッション
 林美帆、除本理史:「公害資料館ネットワーク設立12年の成果と課題」
 清水ふさ子:「近代日本の商業組織における重要記録の作成と保管について―長瀬商店(現:花王株式会社)資料における「記録シリーズ」(全6号、1888年-
1934年)を事例に―」
 渡邊健:「医療観察事件に関する記録の利用-被害者遺族への記録・情報開示の実際-」
 阿久津美紀:「アーカイブズから受けるトラウマ―戦争・先住民・人権侵害等の被害者の広がりと回復―」
 ・第2セッション
 曹志強、白井哲哉:「中国の地方档案館(局)におけるAIを活用した文書公開判定の現状と課題」
 淺井良亮:「公文書管理とAI:評価選別への導入を考える」
 菅真城:「日本におけるアーキビストのリカレント教育の課題:認証アーキビストを手がかりに」
(3)大会企画研究会
 テーマ:「自治体史編纂とアーカイブズ:トータル・アーカイブズを考える」
 報告:大月英雄(滋賀県立公文書館)「自治体史編纂事業が拡げる公文書館機能」高村恵美(常陸大宮市教育委員会)「基礎自治体における自治体史編纂事業」尾崎泰弘(飯能市立博物館)「博物館におけるアーカイブズ資料の利活用」コメント:古賀崇(天理大学)
※常設プログラム:賛助会員出展、SIGフォーラム(日本アーカイブズ学会認定SIGに関心を持つ方の交流の場)
【問合せ先】日本アーカイブズ学会事務局
 E-mail:office★jsas.info(★を@に変更してください)
 ※詳細 http://www.jsas.info/?p=2325


◆求人情報

〇東京大学附属図書館 事務補佐員募集:1名
 応募締切日:2025年4月16日(水)12時

〇長門市立図書館 会計年度任用職員(司書)募集:1名
 応募締切日:2025年4月18日(金)

〇成蹊学園 有期契約職員(大学図書館)募集(2025年6月1日~):1名
 応募締切日:2025年4月18日(金)

〇国際医療福祉大学塩谷病院及び塩谷看護専門学校 図書司書(病院・専門学校)募集:1名
 応募締切日:2025年4月30日(水)

求人情報の詳細は下記でご覧ください。
 https://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx


◆事務局からのお願い

〇4月は異動の時期です!会員情報に変更のある方は確認をお願いします!
 会員の皆様には「会員ポータルサイト」への情報の確認をお願いしています。異動、転居等、会員登録情報に変更がありましたら必ずご修正をお願いします。
 また、メールアドレスの登録、変更に御協力ください。
 なお、ご住所の変更に伴い「代議員選挙区」も変更になる場合は、必ず併せてご変更をお願いします。
 会員登録情報の変更についてご不明な点があれば、会員係に御連絡ください。協会ウェブサイトからの変更申請も可能です。
 https://www.jla.or.jp/membership/tabid/271/Default.aspx
※会員係 somu★jla.or.jp(★を@(半角)に置き換えてください)

〇来週のメールマガジンの発行について。
 毎週水曜日に配信しているメールマガジンですが、来週は編集の都合により4月10日(木)に変更させていただきます。 


JLAメールマガジンでは会員の皆様へ図書館や日本図書館協会に関する情報、イベント情報等をお届けします。

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