================================================<2025/7/16発信>
JLAメールマガジン 第1237号
編集発行:公益社団法人 日本図書館協会
Copyright,2025 Japan Library Association 無断転載転送を禁じます
JLAホームページアドレス https://www.jla.or.jp/
JLAメールマガジンのバックナンバー
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▼目次▼
【特集】植松理事長に聞く!
■JLAからのお知らせ
・市民と図書館の未来プロジェクトの開始
・災害等により被災した図書館等への助成(2025年度)について
・図書館の自由に関する委員会「図書館における「防犯カメラ」の設置・運用について」を公表
・図書館員のおすすめ本
・図書館基礎講座2025in関西
・児童サービス全国調査の「よくあるご質問(FAQ)」を掲載
・劇団民藝公演「聴衆0(ゼロ)の講演会」【日本図書館協会会員割引あり】
■図書館界ニュース
・第58回造本装幀コンクール 受賞作品発表
■集会等のお知らせ
・玉川学園 学校図書館研究会
・日本図書館研究会 第404回研究例会
・日本図書館研究会 第405回研究例会
■求人情報
■事務局からのお願い
・会員情報の変更は「会員ポータルサイト」もご利用ください
【特集】植松理事長に聞く!
6月12日の2025年度第1回の代議員総会で、理事の信任が行われ、業務執行理事の交代もありました。
新しい体制となりましたが、日本図書館協会が抱える課題もあります。これからの日本図書館協会についてお聞かせください。
○新体制でこの2年間に何をなされますか?
- 協会の認知度を高める。積極的な広報活動、情報発信
- 多くの方々から共感を得られる活動の展開
- 部会・委員会の活性化に向けた改善策の実施
○日本図書館協会を一言でいうと。日本図書館協会とは?
あらゆる館種のすべての図書館の振興を通して、日本の文化の発展、人々の生活の質の向上を目的とする団体。長い伝統と輝かしい実績を有しています。これからの、日本の図書館の進歩・発展のために、なくてはならない団体です。
○会員のみなさまへ何かメッセージをお願いします。
図書館のこと、協会のことに関し、皆さまのご意見やご要望をお気軽にお寄せください。もちろん、叱咤・激励も歓迎します。
■JLAからのお知らせ
○市民と図書館の未来プロジェクト
市民と図書館の未来プロジェクトを開始します。
公共図書館が街おこし、地域活性化の中心的な役割となることが期待されるなか、一方で読書離れ、図書館経費の削減、図書館員の非正規化と、図書館は様々な課題を抱えています。
このプロジェクトは、新たな時代の公共図書館政策論を模索するため、未来に向けた図書館振興プロジェクトとして立ち上げました。
京都橘大学の嶋田学教授を主査に、図書館員、研究者10名がメンバーとなっています。今後、(1)新たな時代の公共図書館政策論の検討及び提起、(2)検討に係る調査、意見聴取、イベント開催等の活動を行っていきます。
◇嶋田主査からのメッセージ
1970年に発刊された『市民の図書館』から55年の歳月が流れ,社会状況や図書館も大きな変化を遂げてきました。しかし,『市民の図書館』に掲げられたあるべき図書館像には,未完のままのものもあり,それは,現代社会においてはむしろより重視される要素を含むものもあります。
1968年から始まった「公共図書館振興プロジェクト」から57年が経過した2025年,「市民と図書館の未来プロジェクト」として現在における公共図書館の未来展望を大胆に提案していきたいと考えています。
会員のみなさま,広く市民の声も伺う機会を設けつつ,厳しい「現実」と,だからこそ掲げたい「理想」の両方に思考と対話の時間を重ねて行ければと考えています。
みなさまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
日本図書館協会のWebサイトに本プロジェクトのページを作成します(近日公開予定)。今後、このページから活動等の情報を発信してまいります。ご期待ください。
○災害等により被災した図書館等への助成(2025年度)について
公益社団法人日本図書館協会は、災害及び事故等で被災した図書館の復旧、復興を支援するため、本法人に寄せられた寄附等による助成を希望する図書館を、以下の通り募集します。
応募資格:原則として2024年1月以降の災害(能登半島地震など)及び事故並びに東日本大震災で被災した図書館で、復旧、復興に取り組んでいる公共図書館、大学図書館(短期大学・高等専門学校図書館を含む)、学校図書館、専門図書館、公民館図書室等。
助成額:一施設当たり20万円を基本とし、最大50万円を限度に助成
申請方法:本助成を希望する図書館から、直接日本図書館協会にお申し込みください。
締切:9月19日(金)
問合先:日本図書館協会 図書館災害対策委員会(担当:礒田)
E-mail:saigai@jla.or.jp 電話:03-3523-0811
※募集要項、申請書は、日本図書館協会ウェブサイト https://www.jla.or.jp/committees/saigai/saigaijosei2025/ よりダウンロードしてください。
○図書館の自由に関する委員会「図書館における「防犯カメラ」の設置・運用について」を公表
近年、公共施設や民間施設に、防犯カメラ(監視カメラ)を設置するケースが増えてきていることから、図書館の自由に関する委員会では、「図書館の自由」の観点からみて、設置目的の妥当性(根拠・目的)、設置方法・映像記録の管理方法などの運用基準ほか、各図書館において設置・運用を検討する上で留意していただきたい点をまとめ公表しています。
https://www.jla.or.jp/committees/jiyu-iinkai/bohan-camera/
○図書館員のおすすめ本(7月)
『明けても暮れても食べて食べて』はらぺこめがね著 筑摩書房 2024,2,100円(税別)
『ぼくたちはChatGPTをどう使うか』東大カルペ・ディエム著 西岡壱誠監修 三笠書房 2025,1,600円(税別)
『旅の効用 人はなぜ移動するのか』ペール・アンデション著 畔上司訳 草思社 2020,2,200円(税別)
『スナ・フジタ図鑑』スナ・フジタ著 求龍堂 2024,4,000円(税別)
※「図書館員のおすすめ本」掲載一覧のページからご覧ください。
https://www.jla.or.jp/osusume-list/
○図書館基礎講座2025in関西
雇用のかたちや仕事の内容,老若男女を問わず,図書館で働く人みんなのための講座です。
図書館の理念や社会的役割など,公共図書館の現場に役立つ基礎知識を学びます。
【主催】日本図書館協会 図書館基礎講座関西地区実行委員会(非正規雇用職員に関する委員会 図書館基礎講座小委員会)
【日時】2025年9月8日(月)・10月6日(月)10:00-16:40
【会場】豊中市立岡町図書館(阪急宝塚線「岡町駅」下車徒歩4分)
【内容】9月8日=1(10:00-12:00)図書館の基礎(相宗大督:大阪市立平野図書館),2(13:00-15:00)出版流通と資料選択(竹田芳則:奈良大学),特別講座1(15:10-16:40)豊中市立図書館のこれまでとこれから(仮)(西口光夫:豊中市立岡町図書館館長)
10月6日=3(10:00-12:00)図書館の自由(天谷真彦:守山市立図書館,日本図書館協会図書館の自由委員会),4(13:00-15:00)図書館サービスの動向(井辺裕二:和歌山県立図書館),特別講座2(15:10-16:40)できることからやってみよう! 障がい者サービス(佐野真奈美:吹田市立山田駅前図書館館長)
*は日本図書館協会認定司書
【資料費】1科目500円(税込み・特別講座は無料)
【定員】各日30名(先着順)
【申込方法】1名前,2所属,3電話番号(当日連絡可能なもの),4受講希望科目を明記の上,メールで下記まで
【申込先】e-mail:jlakiso★gmail.com(★を@に置き換えてください)
【受付開始】7月16日(水)
【問合先】日本図書館協会 星川・秦 電話 03-3523-0816
※最新情報はこちらをご覧ください。 https://www.facebook.com/jlakisokoza/
○児童サービス全国調査の「よくあるご質問(FAQ)」を掲載
児童青少年委員会では、公立図書館児童サービス実態調査を実施しています。現在、多くの図書館から回答が届いておりお礼申し上げます。
また、記入方法の問い合わせもいただいていますので、この度、「よくあるご質問(FAQ)」を児童青少年委員会のページに掲載しました。
調査票と一緒にお送りしました「回答の手引き」とともに「よくあるご質問(FAQ)」をご覧ください。
https://www.jla.or.jp/committees/jidou/#chousa2025
○劇団民藝公演「聴衆0(ゼロ)の講演会」【日本図書館協会会員割引あり】
国会図書館副館長として図書館法成立に尽力した中井正一の波乱の半生を劇化
日時:2025年9月27日(土)~10月6日(月)
会場:紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA[新宿南口]
作・演出:嶽本あゆ美
出演:樫山文枝ほか
一般前売開始:2025年8月19日(火)10時~
お申込み・お問い合わせ:
劇団民藝 044(987)7711[月~土 10時~18時]
https://www.gekidanmingei.co.jp/
【日本図書館協会会員割引】
お申し込みの際に「日本図書館協会の会員」と伝えると通常一般7,000円が6,300円に割引となります。
また、前売開始の8月19日(火)より前の先行予約も可能です。
電話またはメールでお申込みください。
チケットとお振込み用紙を指定の住所にお送りいたします。
※メールの場合:seisaku@gekidanmingei.co.jp
ご観劇希望日・枚数・氏名・お電話番号・チケット送付先のご住所・日本図書館協会会員の旨を記載ください。
チケットの送付は8/19(火)以降となります
※お客様都合でのキャンセル返金・変更はできませんのでご注意ください
※30歳以下3,300円・高校生以下1,100円・バリアフリー割引(付添ひとり無料)があります。
また、25歳以下の方はメルマガ登録と感想の提出で無料で観劇できる「ルーキーシート」の制度もあります。
https://www.gekidanmingei.co.jp/supporter/entry_rookie/
◆図書館界ニュース
○第58回造本装幀コンクール受賞作品の発表
6月3日に第58回造本装幀コンクールの審査会が出版クラブビル(千代田区)にて開催された。
2024年発行の書籍を対象とし、308点の応募作品から22作品が入賞している。
https://www.jfpi.or.jp/topics/detail/id=6445
主な受賞作品は以下のとおり。
・文部科学大臣賞 『湯浅啓写真集 「Notochrome」』(龜鳴屋刊)
・経済産業大臣賞 『イヴ・ネッツハマー ささめく葉は空気の言問い』(宇都宮美術館/下野新聞社刊)
・東京都知事賞 『生の実感とリアリティをめぐる四つの探求 ──「人文・社会科学」と「アート」の交差から立ち現れる景色』(一般社団法人デサイロ刊)
・日本図書館協会賞 『書物とデザイン』(㈱左右社)
そのほか各受賞作品は次のURLに掲載されている。
※受賞作品一覧
https://www.jfpi.or.jp/files/user/pdf/58zouhonsakuhinichiran0714.pdf
入賞作品は2026年2月にドイツ・ライプツィヒで行われる「世界で最も美しい本コンクール」へ日本代表として出品され、応募全作品は、国立国会図書館で「原装のまま保存する複本資料」として収蔵される。
https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi/kansai-kan/post_37
○2025年度「検索技術者検定」のお知らせ
研究開発やビジネスで必要とされる信頼性の高い情報を入手して活用できる専門家(インフォプロ)を育成するための試験です。ぜひチャレンジしてみませんか?
詳細は下記ウェブページをご確認ください。
主催:一般社団法人 情報科学技術協会(INFOSTA)
試験ウェブページ:
https://www.infosta.or.jp/examination/
◆集会等のお知らせ
○玉川学園 学校図書館研究会
「探究に強い学校図書館をつくるための自己研鑽の仕組みを作ろう」
【日時】2025年8月1日(金)
13:00~16:30(オンライン参加は14:55終了)
【形式】ハイブリッド開催(会場定員30名/オンライン配信Zoom)
【会場】玉川学園K-12中央校舎2階 MMRC
【内容】(1)基調講演:「つながりから生まれる力:学校図書館専門職のCPDをどう支えるか」
登壇者:吉澤小百合氏
(2)「玉川学園の実践発表」
(3)「相互に自己研鑽可能な仕組みをつくる」(会場参加者のみ)
【参加費】無料
詳細・お申込みはこちら (peatix)
https://tamagawa-academy-mmrc.peatix.com/view
○日本図書館研究会 第404回研究例会
日時:2025年7月25日(金)19:00~20:15
テーマ:図書館システム更新を考える~大阪市立図書館の事例をもとに~
発表者:澤谷晃子氏(大阪市立中央図書館)
会場:大阪市立難波市民学習センター第3研修室
参加費:無料(事前申込不要)
詳細HP:https://www.nal-lib.jp/404reikai/
○日本図書館研究会 第405回研究例会
日時:2025年8月7日(木)19:00~20:30
テーマ:オーテピア高知図書館の県独自機能としての市町村立図書館等支援について
発表者:鈴木章生氏(高知県立図書館)
会場:オンライン(Zoom)
参加費:無料(事前申込要)
詳細HP:https://www.nal-lib.jp/405reikai/
◆求人情報
〇明治大学 中央図書館 時給嘱託社員募集:2名
応募締切日:2025年7月25日(金)
〇千葉大学附属図書館(亥鼻分館) 事務補佐員募集:2名
応募締切日:2025年7月31日(木)
〇総合地球環境学研究所図書室事務補佐員(パートタイム職員)募集:1名
応募締切日:2025年8月6日(水)
〇令和7年度大阪市職員(司書)募集:5名程度
応募締切日:2025年8月15日(金)正午
〇岐阜市立図書館 フルタイム会計年度任用職員(図書館事務職)募集 ※育休代替:1名
応募締切日:2025年8月18日(月)
〇令和8年度余市町教育委員会職員採用試験案内(図書館司書職・正規職員):1名
応募締切日:2025年8月21日(木)
〇文教大学 専任職員(図書館司書)募集:1名
応募締切日:2025年8月22日(金)
求人情報の詳細は下記でご覧ください。
https://www.jla.or.jp/job_information/
◆事務局からのお願い
○会員情報の変更は「会員ポータルサイト」もご利用ください
会員の皆様には「会員ポータルサイト」への情報の確認をお願いしています。異動、転居等、会員登録情報に変更がありましたら必ずご修正をお願いします。
また、メールアドレスの登録、変更にご協力ください。
2025年は代議員選挙が行われる年です。ご住所の変更に伴い「代議員選挙区」も変更になる場合は、必ず併せてご変更をお願いします。
会員登録情報の変更についてご不明な点があれば、会員係にご連絡ください。協会ウェブサイトからの変更申請も可能です。
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