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令和6(2024)年能登半島地震について
この度、地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げ、一日も早く平穏な日々に戻る事をご祈念申し上げます。
日本図書館協会及び図書館災害対策委員会も微力ではありますが、支援を模索し、対応してまいります。
被災情報並びにお困り事がありましたら、メールにてご一報いただければ幸いです。
saigai★jla.or.jp
(★を半角@に換えてください。)
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2013/07/03
第659号
====================================================<2013/6/26発信>
JLAメールマガジン 第659号
=====================================================================
編集発行:社団法人 日本図書館協会
Copyright,2013 Japan Library Association 無断転載転送を禁じます
JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/
=====================================================================
▼目次▼
■図書館界ニュース
■新聞記事より
■集会等のお知らせ
■求人情報
■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○大熊町に続き、富岡町に立入り調査
5月22日の福島県大熊町図書館につづき(本メールマガジン第655号で既報)、
6月20日(木)富岡町図書館の視察(調査)に入った。図書館が入る文化交
流センターは3月25日、区域再編により居住制限区域となったことから長時
間での調査が可能になった。
同行者は吉田和紀(福島県立図書館)、矢崎省三(日本図書館協会東日本大
震災対策委員会)の2名。案内と状況説明を富岡町役場大玉出張所の菅野佳子
氏(震災前図書館主任司書)にお願いした。
館内は、落下した排煙幕ガラスの破片が散乱したり天井板の落下があった。
雨漏り跡もあり資料には黴の発生も見られた。放射線量は空間、資料とも大
熊町図書館に比べると低かった。試しに持参した「マイクロふきん」で本の
除染を試みたが、あまり効果は見られなかった。なお、この日から落下した
本を棚に戻す作業が始められた。
○学校司書法制化について情報・意見交換
6月22日(土)に開催された「学校図書館を考える全国連絡会」第17回集会
において、学校司書法制化の動きに関して、次のような情報交換が行われ、
全国各地の状況や意見交換が多くなされた。
・6月12日に「子どもの未来を考える議員連盟」総会と「学校図書館活性化
協議会」(「子どもの未来を考える議員連盟」「文字・活字文化推進機構」
「学校図書館整備推進会議」の3者から構成)が開催され、学校司書法制化
の骨子案について検討された。
・学校司書を配置するため、地方交付税措置がなされた(単年度)。こうし
た予算は通常3~5年は付くもの。しかし学校司書法制化の文言がなければ削
除されかねないので法制化が必要。有識者会議の中で資格要件、職務内容、
司書教諭との役割分担などを検討。今国会での成立は無理だが、年内には必
ず成立させたい。
・この有識者会議は学校司書のことを考える会議のため、学校司書を有識者
会議のメンバーに入れることを検討している(文部科学省に電話)。
・議員同士の質疑では、「意見表明をした団体からは、「専任・専門・正規」
という声が多かったが」という質問に対して、「それでは法案が進まない」
という回答があった。
○国会図書館のオンライン資料収集制度(eデポ)が7月1日から開始
平成25年7月1日に改正国立国会図書館法が施行され、オンライン資料収集制
度(愛称:eデポ)が始まる。これにより、文化財の蓄積およびその利用に
資するため、納本制度に準じ、民間で出版されたオンライン資料(電子書籍、
電子雑誌等)を国立国会図書館に納入することが義務付けられる。
<納入義務者>オンライン資料をインターネット等により広く公衆に利用可
能とし、または送信した者(出版者)。
<納入の対象となる資料>当面、無償かつDRM(技術的制限手段)のないオ
ンライン資料。具体的には以下のいずれかに該当する資料。
(1)特定のコード(ISBN、ISSN、DOI)が付与されたもの
(2)特定のフォーマット(PDF、EPUB、DAISY)で作成されたもの
例えば、インターネット上で無料で提供されている、年鑑、要覧、機関誌、
調査報告書、事業報告書、学術論文、紀要、技報、ニュースレター、小説、
実用書、児童書などが納入の対象になる。
なお、以下の資料等は納入の対象ではない。
・簡易なもの(各種案内、商品カタログ、学級通信等) ・内容に増減・変
更がないもの ・申込み・承諾等の事務が目的であるもの(電子商取引等)
・紙の図書・雑誌と同一版面であることが確認できたもの ・長期利用目的
でかつ消去されないもの(大学の機関リポジトリ等) ・平成25年7月1日以
前に出版されたもの
<納入方法>以下のいずれかの方法で納入する。
・申出に基づく自動収集 ・送信 ・DVD-Rでの送付
※ただし、送信による納入は平成26年早期に開始予定。
<利用提供方法>納入された資料は、国立国会図書館の施設内において閲覧
サービスを行う。閲覧サービスの提供開始は平成25年10月を予定している。
詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/online_data.html
問合せ先:国立国会図書館関西館電子図書館課 E-mail:online★ndl.go.jp
○日本の公的教育支出、OECD最低
経済協力開発機構は6月25日、加盟国の教育施策に関する調査結果を発表し
た。国内総生産GDP比でみた教育機関への公的支出割合の平均は5.4%であっ
た。日本は3.6%で比較可能な30カ国の最下位であった。最下位は4年連続。
最高はデンマーク7.6%。
「第2期教育振興基本計画」では、「OECD諸国並み」とする目標を中教審は
答申したが、閣議決定では「OECD諸国など諸外国における公財政支出等教育
投資の状況を参考とし」と後退した表現となった。
○徳島県立文書館所蔵のCIE映画
CIE映画(ナトコ映画)は戦後日本の文化政策として大きな役割を果たした
が、そのフィルムの多くは散逸、廃棄され、500本以上あると言われている
全容を知ることが困難となっている。
東京国立近代美術館フィルムセンターは2005年に桐生市立図書館から88本の
寄贈を受け、その修復、新たな映像メディア変換の事業を行い、随時公開を
している。
徳島県立文書館では、201本(156作品)を所蔵しており、そのうち89作品を
DVDソフト化している。「ナトコ映画祭」を催すなどのほか、求めによって
随時視聴できるようにしている。この映画のなかには、「格子なき図書館」
をはじめ図書館をテーマとしたフィルムが6本あることが確認されているが、
徳島県立文書館はそのうち3本を所蔵している。
http://www.archiv.tokushima-ec.ed.jp/new_article/00000000084.html
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◆新聞記事より(地域版含む)
○図書館 民間とタッグ 魅力アップに躍起 本カバーに広告 ノウハウを吸
収貸し出し・来館伸び悩む(日経<九州>5/7夕)
○雑誌購入 企業が支え 相模原市立図書館 スポンサー制度順調 財政難へ
対抗策 カバーに広告(神奈川5/8)
○相模原の図書館 便利さアップへ 30日から貸出数増、期間延長(朝日<神
奈川・さがみ野>5/16)
○対面朗読 郵送貸し出し 長浜市立図書館が開始(中日5/16)
○来館最多107万人 12年度県立図書館、8年連続トップ有力 145万冊 貸出
数も 旬の本コーナーなど奏功 [岡山県立図書館](山陽5/16)
○「アメリカ 身近に感じて」 森都心プラザ図書館に資料コーナー 来年春
200~250冊寄贈へ 在福岡米領事館 熊本市と覚書(熊本日日5/16)
○久茂地小跡に市民会館 翁長那覇市長が方針(琉球新報5/16)
○新しい図書 児童が選書 周防大島町立安下庄小学校(池崎勉校長、児童83人)
「好きな本読めてうれしい」(読売5/17)
○書架 テーマ別で便利に 健康情報 観光 ビジネス支援… 平戸図書館
配置換え進め 装い新た(長崎5/17)
○「私設図書館」学生憩い40年 京大そば 白壁の古い建物 中はし~ん 間
仕切りされた机で試験勉強や読書(朝日<京都>5/19)
○地域交流の拠点に 宇部市学びの森くすのきオープン(山口5/20)
○1.9万平方メートル、12月着工 生涯学習交流館 「本の森ちゅうおう」
中央区(建設通信5/21)
○移動図書館車 運行開始 山鹿市 元職員の寄付を活用(熊本日日5/22)
○児童の読書支え18年目 上越・春日小「図書館ボランティア」 読み聞かせ
や本棚整理 「本を好きになって」(朝日<新潟>5/23)
○本の帯「メモ挟み」に変身 身延町立図書館 職員手作り、来館者に贈る
(山梨日日5/23)
○高梁中央図書館移転アンケート 建設場所意見割れる 交流館南とバスセン
ター 「どちらでも」最多 否めぬ判断材料不足 市民理解得る姿勢が必要
(山陽5/23)
○浮世絵や築城資料 NEC、クラウドで保存 都立図書館の1万6000点
(日経産業5/24)
○〔アーカイブは今 デジタル時代の著作物〕1 映像の空白埋める脚本 新
たな価値生む土壌
〔同〕2 SP盤は音の近現代史 保存整理まだ途上
〔同〕3 フィルムの寄贈が増加 映画製作にも保存の責任
〔同〕4 二次利用に権利処理の壁 出演者らの連絡先不明
(長崎5/24、長崎5/27~5/29)
○代読・代筆 充実の動き 障害者・高齢者向け 図書館や金融機関で
(読売5/25)
○図書館で新刊本販売 多賀[町立図書館] 県内初 彦根の出版社協力 きょ
うから 地元書籍250点(朝日<滋賀>5/25)
○新県立図書館50万人突破 来館者 駅近の好立地、年間目標達成 [山梨県立
図書館](読売5/25)
○40周年の記念バッグ発売 市立釧路図書館 1日から限定200枚(釧路5/26)
○図書館 花の種も貸します 愛[知]教[育]大でプロジェクト始まる エコ事
業の一環・利用増も期待(中日5/26)
○〔文化の扉〕初めての国立国会図書館 人にこびず本に優しい「知識の泉」
作家 山梨県立図書館館長 阿刀田高さん 保存重視 図書館の日銀
(朝日5/27)
○図書館に公衆無線LAN 安城(朝日<愛知・三河>5/27)
○浜田に新たな文化拠点 三隅図書館が開館 案内板などに石州和紙使用
(山陰中央新報5/27)
○読書普及へ「文庫」開設 ブックウーマン(日南) 飫肥杉の箱入り 病院
などに来月から(宮崎日日5/28)
○ホームレス自立へ指南本 全国で6万部配布 図書館・刑務所から引き合い
「予備軍」向け項目も 見かけは激減したが… 「公共の場 排除進んだだ
け」(日経5/28夕)
○石巻に「子ども図書室」 道内から800冊寄贈 1日開設 「北海道ブック
シェアリング」協力 地元団体 「支援で勇気もらえた」(北海道5/28夕)
○子育て中のお母さん、ゆっくり本を 神栖市立中央図書館、来月から「赤ち
ゃんタイム」 探している間、ボランティアが世話(朝日<茨城>5/29)
○行政サービス拠点を整備 高幡不動駅北に複合施設 日野市(建設通信5/29)
○6施設の事業者決まる 屋根利用の太陽光発電 米子 市立図書館や車尾小
(山陰中央新報5/29)
○沖縄資料 ウェブ公開 琉大とアジア歴史資料センター協定 研究の門戸国
内外へ(沖縄タイムス5/29)
○9月にも実施方針 東根市のPFI公益文化施設 導入採否は来月決定
(建設通信5/30)
○図書館再編、反対次々 佐渡市 市民に計画説明(朝日<新潟>5/30)
○父親を"読みメン"に 子供に読書習慣を 島根県が取り組み(佐賀5/30)
○香川・まんのう町図書館 電子書籍端末貸し出し 漱石など500冊、閲読可能
楽天が100台寄贈(日経<四国>5/30)
○司書、図書室の本転売 新潟の中学校の3000冊 窃盗容疑で告訴(日経5/31)
○レジ袋収益で環境の本 天草市の3店舗 図書館に寄贈(熊本日日6/1)
○〔海外ミリ波〕レノンさん作品を大英図書館に寄贈(熊本日日6/1)
○知覧図書館に文科大臣表彰 読書推進地道に(南日本6/2)
○読書率低下くっきり 家の光協会 戦後の調査冊子に(日本農業6/4)
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◆集会等のお知らせ
○平成25年度東京都図書館協会講演会
日時:2013年7月12日(金)15:00-16:30
会場:東京都立中央図書館4階多目的ホール
内容:「図書館における魅力的な空間のつくり方」(仮題)
講師:柳瀬寛夫氏(建築家・(株)岡田新一設計事務所)
申込方法:TLA会員の皆様には6月3日付でご案内を送付していますので同封
のはがきにて6月28日(金)までにお申込ください。
詳細HP:http://www.library.metro.tokyo.jp/tabid/2265/Default.aspx
問合先:TLA事務局・後藤(TEL.03-3442-8451内線2219)
○日本図書館研究会図書館サービス研究グループ研究例会
日時:2013年8月4日(日)14:00-17:00
会場:大阪市立難波市民学習センター第3研修室
内容:「シビックスペース・サイバースペース:情報化社会を活性化するア
メリカ公共図書館」山本順一氏(桃山学院大学)「サイバー時代の司書育
成に関する一考察」藤間真氏(桃山学院大学)
詳細HP:http://homepage3.nifty.com/tshihota/kenkyuu/katudou25.htm
問合先:中村恵信(神戸松蔭女子学院大学 toshokanhoushi★yahoo.co.jp
TEL.090-4270-9361)
○ライブラリーマネジメント・ゼミナール/2013「つながりあう、連携・共同
のライブラリーマネジメント」
主催:人と情報を結ぶWEプロデュース/LMゼミプロジェクト
日時:2013年8月11日,9月8日,10月13日(すべて日曜)全3回,13:30-17:00
会場:【1】とよなか男女共同参画推進センター・セミナー室1【2】大阪府
立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)・セミナー室2
【3】名古屋国際センター第3研修室
内容:【1】アウトソーシングの現場から考える共同・連携の図書館業務マ
ネジメント【2】図書館のリソースを連携のリソースへ【3】図書館の発信
力と多様なコラボレーション
対象:図書館及び専門情報センター職員,図書館業務受託会社スタッフ等
定員:30名(先着順)参加費:全3回参加8000円/各回参加3000円
詳細HP:http://www.weproduce.net/
図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/calendar/tabid/92/Default.aspx
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◆求人情報
○首都大学東京 非常勤契約職員(南大沢・司書):若干名
応募締切:2013年7月9日(火)必着
求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/tabid/334/Default.aspx
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◆JLAからのお知らせ
○夏季一斉休業
日本図書館協会は、8月13日(火)から15日(木)の3日間一斉休業を実施します。
============================================================no.659END=
■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp
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