日本図書館協会学校図書館部会 幹事会議事録(第31期第8回)

日時:2008年5月24日(土)前半12:30〜13:30 後半16:00〜17:00

 

出席幹事:高橋恵美子・中村崇・大口和枝・笠川昭治・木下通子・鈴木啓子・谷嶋正彦・田沼澄子・永井悦重・長谷川優子・甫仮久美子・松本美智子・梅本恵・堀岡秀清

出席監事:中村登世子

出席部会員:7名

 

(前半)

 

1.総会関連事項

(1)部会規程改正案の原案及び役員選出要綱案の原案を審議し、原案を一部修正の上、総会に幹事会案(別記1)として提出することを決定した。提案趣旨についても審議の上決定した(別記2)。

(2)その他総会の進行について、時程、議事進行、資料等の確認および各担当からの連絡等を行った。

 

(後半)

 

2.連絡・報告

・図書館雑誌2009年2月号は学校図書館特集となる。どのような構成とすべきかを今後検討する必要がある。たとえば、「学校図書館専門職員の専門性や制度について」「学校図書館の今を伝えるようなもの」など。メーリングリスト・幹事会などで検討していく。

 

3.夏季研究集会関係

・夏季研要項案を審議。

・開催趣旨・全体の構成・時程・参加費等を決定。

・講座内容の紹介文の一部について若干の意見があり、その部分については、部会長がそれらの意見を反映した修正文案をメーリングリストに諮り、再度全体の合意を諮ることとした。

・上記手順により幹事会の合意を形成しつつ、最終決定は部会長一任とすることに決定した。

 

4.今後の部会運営について

(意見)

・総会の事業報告にもあるとおり、国レベルでも様々な動きがある。学校図書館専門職員制度について、何らかの形で協議の機会を持つ必要がある。

 

5.次回幹事会

(1)幹事会の開催予定

2008月 7日13日(日)12:00〜17:00/会場:(法政大学?…確定後連絡します)

 

                                         以上

 

 


(別記1)

 

 

部会規程改正案・学校図書館部会役員選出要綱案

 

 

部会規程改正案

 

1.第2条関係

 

(現行)

2条(名称および事務局)

  この部会は学校図書館部会と称し、事務局を部会長校に置く。

 ↓

(改正案)

2条(名称)

  この部会は学校図書館部会と称する。

 

 

2.第7条関係

 

(改正案)(下記のとおり(2)(3)を新設追加)

 

7条(部会の役員および任期)

(2) 役員の任期は、2年とする。ただし、再任を妨げない。

(3) 補欠により選出された役員の任期は、選出された日から改選までとする。

 

 

3.第10条関係

 

(現行)

10条 (部会役員の選出方法)

  学校図書館部会の部会長その他の役員は部会総会において出席者の互選によりこれを決める。

 ↓

(改正案)

10条 (部会役員の選出方法)

  学校図書館部会の部会長その他の役員は、別に定める要綱によりこれを選出する。

 


学校図書館部会役員選出要綱(案)

 

(総則)

1-1.学校図書館部会役員の選出は、部会規程第10条に基づき、この要綱により行う。

1-2.役員選出の管理は幹事会が行い、監事がこれを監査する。

1-3.選挙権および被選挙権は、すべての部会員が有する。ただし、役員選出を投票による選挙で行う場合、施設会員については、1施設会員1票とする。

1-4.役員選出を投票による選挙で行う場合、部会規程に定める役員(部会長、副部会長、幹事、監事)それぞれについて、無記名秘密投票によって行う。ただし、投票は通信によることができる。投票用紙は、可能な限り、記号式を用いる。

1-5.役員選出を投票による選挙で行う場合、定数が複数の役職については定数を上限とする連記投票で行う。

1-6.役員選出を投票による選挙で行う場合、開票及び票の判定審査には部会員なら誰でも立ち会えるものとし、応募者またはその代理人は監事とともに開票作業を監査できるものとする。

1-7.幹事会は、その議決により、役員選出手続き実施のために必要な事項を、部会規程およびこの要綱に反しない範囲で定めることができる。ただし、その案について幹事全員の賛同が得られれば、幹事会の議決を経たものとみなすことができる。

1-8.この要綱の改廃は、総会の議決により定める。

 

(役員公募の公示)

2-1.役員の定期改選にあたっては、部会長が役員公募の公示を行う。

2-2.公示は、幹事会の議決を経て行う。ただし、公示案について幹事全員の賛同が得られれば、幹事会の議決を経たものとみなすことができる。

2-3.公示には、応募の締切日、応募連絡先、その他次期役員に応募するために必要な事項を示さなければならない。

2-4.公示は、応募締切より少なくとも50日以上前に部会員へ一斉に通知できるように行う。

2-5.応募・辞退の状況・情報等役員選出に関する情報は、いつでもすべて部会員に公開する。

 

(定期改選での各役員の選出)

3-1.応募者数が定数をこえた場合、部会員の投票による選挙でこれを選出する。

3-2.応募者数が定数と同数以下の場合、無投票当選とする。

3-3.応募者がいない場合、総会で補充選出を行う。応募者が定数に満たない場合は、不足数を総会で補充選出できる。

 

(応募者数に過不足があった場合の特例)

4-1.応募者数が定数をこえた場合、部会長または部会長が指名する代理人は、各応募者に対し、応募の状況を伝え辞退の意思の有無を照会し、または協議による調整を斡旋することができる。ただし、辞退又は協議調整への協力はあくまで各応募者の自由意思による。

4-2.応募者数が定数に満たない場合、部会長は、正規の定期改選手続きとは別に、並行して補充選出への応募を呼びかけることができる。

 

(補充選出)

5-1.部会長が欠けた場合は、定期改選に準じて補充選出を行う。ただし、幹事全員の賛同があれば、補充選出せずに、幹事会の議決により副部会長を部会長代行として選任することができる。

5-2.副部会長、幹事、監事が欠けた場合または定数に満たない場合は、幹事会の判断により総会で補充選出することができる。

 

付則.この要綱は、2008年5月24日から施行する。


(別記2)

 

部会規程改正案・役員選出綱案 趣旨説明(2008.5.24.部会幹事会確認)

 

1.部会規程第2条関係(「事務局」の文言の削除)

 

2条の「事務局を部会長校に置く」の文言は、自治体によっては学校の服務の管理が厳しくなっているなかで職務専念義務との関係で問題とされかねない懸念がありますので、削除の改正を提案します。

なお、事務に関して、他の部会では、公共・専門・短大・教育の各部会で同様の文言がありますが、大学図書館部会では「事務局」の規定はなく、「委員会に関する事務は、部会長において処理する。その他の事務は、協会事務局において処理する」という規定になっています。

学図部会では、第8条に「部会長は……部会会務を総括する」「幹事は……部会会務の執行にあたる」などの規定がありますので、学図部会の「事務」はこの条文により規定していることになります。

 

2.部会規程第7条関係(部会役員の任期規定の新設)

 

部会役員の任期については、他のすべての部会で部会規程で定めています(学図部会のみ規定なし)。この機会に、役員の名称・種類を定めた第7条に、追加新設することを提案します。(この改正案(2)(3)は他の部会の規程と同じ趣旨のものです)

 

3.部会規程第10条関係(部会役員の選出方法の改正)・役員選出要綱案

 

 以前から役員選出のルールを明確化すべきという意見があり、別に細則(要綱)を定めて選出の手順を明確化するよう提案します。

 役員選出の方法は、各部会様々(「総会で互選」は学図部会と専門部会のみ)ですが、図書館学教育部会が同様に役員選出要綱を定めて選出する方法を採用しています。

 この案では、希望者が定数を上回った場合のみ選挙、定数以内なら無投票当選、という仕組みになっています。また、応募に過不足があった場合前任期の部会長(その代理人含めて)が調整役を行いうる余地を公に認めたこと、選挙の管理は前任期の幹事会が行うこと(選挙管理委員会などは作らない)、開票は監事以外にも各候補者(または代理人)が監査できること、などの内容になっています。

 次回の役員選出は来年であり、次回から適用するなら今年の総会で決めておく必要があります。

 


皆様へ

 

東京・中村です。

 

総会に多数のご出席を賜りありがとうございました。

総会で出されたご意見などは、今後の活動に生かして参ります。

 

さて、総会前後の幹事会の記録を配信いたします。(総会の記録は後日)

 

夏季研要項については、袖ヶ浦の実践報告の部分の文案についていくつか意見が出されました

・「調べる学習賞コンクール」の内容はどのようなものか? 原案の書き方だと部会として積極的に評価し推奨するような印象を受けるが、どうか。

・コンクール入賞や実践を強調するより、今までの経験から学校司書の専門性などを話してもらった方がよい。

・「調べる学習賞コンクール」のことが把握できていないのなら、書かない方が良い。

・「学校図書館支援センター」も、各地の実態は様々であり、単なる人件費削減に使われてしまって学校図書館にとってマイナスになっているケースもある。袖ヶ浦の現状と課題やセンターのあり方につながるような内容にしたほうが良い。

などの意見がありました。

 

部会長から、

・支援センターにつては、以前からメーリングリストを通じてそういった意見が出されており、それを受けて検討してきたこと

・幹事会で検討する中で、支援センターの話中心ではなく、講師のこれまでの経験を話してもらいつつ、調べ学習と学校図書館の役割、職員のあり方などにつなげてもらうのが良いのではないかということになった

などの経過が報告され、

担当幹事からは、

・これまで、幹事会の議論を受けて講師と何度もやりとりをしてこの文案にまとめてきている。講師には忙しい中協力いただいており、今から大きく変えるのは避けたい

という発言もありました。

 

今回出された意見をもとに、部会長が文案を手直しし、すでにメーリングリストに配信されております。ご覧下さい。

 

先週、JLA事務局の担当職員から、「外部から問い合わせがきているが、要項はいつ頃ホームページに載るか」と問い合わせがきましたので、「土曜日には確定するから来週載せる」と回答してあります。部会長の案でよろしければ、これで確定させていただき、ホームーページに掲載する作業に移りたいと思います。ご意見のある方は明日中くらいに急ぎ応答してください。

(私は、これでいいと思うのですが…。ご了承いただければありがたいです)

 

大口様・笠川様

 

そういうわけですので、文案が確定しましたら、お二人で連絡を取り合って、急ぎホームページへの掲載をよろしくお願いします。