第28期目録委員会記録 No.1
第1回委員会

日時:2001年4月28日(土)14時〜16時45分
場所:日本図書館協会5階会議室
出席者:永田委員長、乙骨、原井、古川、増井、室橋、横山、和中
<事務局>磯部


[配布資料]
1. 目録委員会2000(平成12)年度報告
(1枚−A4)(委員長)
2. Invitation to review : World-Wide review of "ISBD(M): International Standard Bibliographic Description for Monographic Publications?2001 revision"
(81枚−A4)(事務局)
3. Invitation to review : World-Wide review of "International Standard Bibliographic Description for Serials and Other Continuing Resources (ISBD(CR))"
(95枚−A4)(事務局)
4.『ウェブOPACの原理と技法』(仮題)第1章3
(14ページ−A4)(乙骨委員)
5.『ウェブOPACの原理と技法』(仮題)第1章3関連事例集
(9ページ−A4)(乙骨委員)
6. 第13章 継続資料(案)(13-4-28バージョン)
(9ページ−A4)(原井委員)
7. ISBD(CR)0.見出し一覧
(1枚−A4)(原井委員)
8. ISBD(CR)0.2語句定義抜粋
(2ページ−A4)(原井委員)
9. AACR2付録D.用語集
(2枚−A4)(原井委員)


[連絡事項]
1. NCR1987年版改訂版のHTML化について
懸案となっていたSGML化は、当面XMLとすることで対応を図った。これを再度HTMLに変換し、ウェブのブラウザで検索ができるようにした。今後の委員会活動に活用していきたい。
2. NCR1987年版改訂版の増刷について
残部が600部程度になっている。秋頃には増刷しなければならないだろう。今回は第9章の差し替えを行うことになるが、他の修正については、どのように考えたらよいか。
→ ページを超えた修正はできない。ページ内で、かつ明らかな間違いのみ正すということになるだろう。7月までには、全体の見直しを終らせたい。なお、名称については、『日本目録規則1987年版改訂版2000年補訂(または修正)』ではどうかと考えている。
3. 目録委員会のウェブサイトの整備
委員会の議事録を公開する方向で、ウェブサイトを整備したいと考えている。公開に当たって、これまでの議事録を見直したところ、字句の修正を必要とする箇所が何箇所か見つかった。また、これを機に、関連するウェブサイトにリンクを張りたいと思うので、推奨すべきものがあれば教えていただきたい。なお、整備担当は室橋委員にお願いする。
4.IFLAのInvitation to reviewについて
IFLAから、ISBD(M)とISBD(CR)に対するreviewの依頼があった(資料2及び3参照)。委員会として何らかのコメントを送付する必要があるのではないかと思う。特にCRについては、日本の逐次刊行物の例を提供すべきではないかと考えている。回答期限が6月下旬となっているので、5月の委員会で検討することにしたい。
5.『ウェブOPACの原理と技法』(仮題)について
今後は、委員会の場ではなく、メーリングリストを活用しながら意見交換を図りたい。各執筆担当者は、それらの意見を踏まえて原稿を修正し、出来上がった箇所から順次、委員長に渡すこと。なお、ワープロソフトは、原則としてWordを使用する。

[検討事項]
1. NCR第13章継続資料(案)について
ISBD(CR)とAACR2の異同を比較できる資料8及び9を参照しながら、原井委員が作成した改訂案について検討した。
・ 前回の議事録に従って修正した。AACR2を盛り込むというレベルで考えており、今のところISBD(CR)は踏まえていない。
・ ISSNのchangeの考え方を取込まなくてもよいか。
→ 13章の枠組みは変えないとしても、AACR2、ISBD(CR)、ISSNに対するスタンスは明らかにしなければならないだろう。
(13.0 通則)
・ 「継続して刊行あるいは逐次刊行」とあるが、両者はどのように違うのか。
→ Serialityの訳語として考えられたものだが、継続して刊行だけでよいのではないか。
(13.0.2.2)
・ 「逐次刊行レベル」という表現は適切であろうか。また、更新資料の書誌レベルはどうするか。
→「継続刊行レベル」として一括する、1.0を参照する、あるいは13.0.2.2を削除するなど、様々な対応が考えられるが、NCRの構造とも関わる問題なので、慎重な検討が必要である。当面、保留としたい。
(13.0.3 記述の情報源)
・ 前置きなしに記述の基盤に関する説明が始まるが、唐突な感じがする。
→ 13.0.3.0(記述の基盤)を挿入すれば、他に変更を加えなくてもよい。


◎ 次回委員会は5月26日(土)に開催の予定。13章について引き続き検討するとともに、ISBDのreviewを行いたい。また、6月の委員会(期日未定)では、NCR増刷に伴う修正事項の検討を行いたい。