第27期目録委員会記録 No.13
第13回委員会

日時:2000年6月24日(土) 14時〜16時45分
場所:日本図書館協会5階会議室
出席者:永田委員長、原井、古川、堀井、増井、室橋、横山、和中
<事務局>磯部

 
[配付資料]

1.『ウェブOPACの原理と技法』(仮題)第2章の構想(3提案)
(3ページ−A4)(古川委員)
2.第9章関連用語解説・索引(案)
(4ページ−A4)(横山委員)
3.『日本目録規則1987年版改訂版』の逐次刊行物関係規定間のバランスに関する一研究(志保田努・北克一)  [事前送付]
(8ページ−A4)(古川委員)
4.第9章ゲラ  [事前送付]
(36ページ−A4)(事務局)

 
[検討事項]

1.ウェブOPACの原理と技法
・「はじめに」について永田委員長から、第2章の3訂案について古川委員から説明があり、さらに和中委員から第2章の補足説明があった。
・本書の構成として、OPACや目録データベースに関して考慮すべき知識をできる限り平易に説明し、担当者に加えて、直接の業務担当ではない図書館員にとっても実際のスキルを補うものとなり、さらに利用者の理解を助けるものを目指す。
・第1章では、OPACがどのようなものであるか、またその現状を例をあげ解説する。
・第2章第1節であがっている、目録位置の変化については、周辺環境の変化から解説し第1章に含めるという案が出された。
・利用者にはわかりにくいデータの収容のされ方や、著者標目と記載著者の違いなどを説明することが必要である。
・各章が関わりを持つため、連絡をとりあいながら、〆切の決定までもうしばらくこの形で作業を進めていく。7〜9月で見通しをつける。

2.第9章改訂案について

(用語解説)
・横山委員より、配付資料中、今回の用語解説に収載するのは、外部情報源、キャリア、電子資料、内部 情報源、リモートアクセス、ローカルアクセスの6語であることが説明された。
(改訂案)
・ゲラにより、問題点の確認・点検を行い、ナンバリングや行のインデンションの訂正の他に下記のような語句の訂正があった。
・9.0.3.1イ)外部情報源(1)資料本体をキャリアに変える。
・9.1.5.1Aの例で人口を人工に訂正する。
・9.2.1.1A及び同別法2の物理的なキャリアをキャリアに変える。
・9.3.1.2の表中でゲームをゲーム・ソフトウェアに変える。また、表中の文字はすべて追い込みとする。
・9.3.2.1別法の文書作成用ソフトウェア・通信用ソフトウェアの各々から、用を削除する。
・9.7.3.2Bのファイル内容を内容に変える。
・などと等を統一するか、また、体言止めと文末であるときでの読点の付け方が検討されたが現状どおりとした。
・今後問題箇所があれば横山委員がとりまとめる。

 
3.改訂版の刊行について
・ページ数が多いことから、本体と同じケースに入れることができないため、本体購入者への無料配布の方法について検討した。ハガキを同封し、購入希望者に返送してもらう方法などが検討され、最終的に事務局の判断によることとした。
・本体を既に購入した人には、定価300円で頒布する。
・印刷物の書名は、『日本目録規則1987年版改訂版第9章電子資料(旧第9章コンピュータファイル 改訂版)』とすることを確認した。
・英文タイトルは、永田委員長・古川委員・和中委員が、再度検討することとした。

 
4.第13章逐次刊行物の検討について
・前回配付資料のRevising AACR to Accomodate Seriality......の検討を、今後原井委員を中心に行う。次回はシリアルズの問題点の把握や対象範囲の設定等を考える。
・次回以降、古川委員より「『日本目録規則1987年版改訂版』の逐次刊行物関係規定間のバランスに関する一研究(志保田努・北克一)」の紹介が行われることとなった。
・書誌の単位についても考えるときがきている。

 
◎次回委員会は7月15日(土)に開催の予定。