第27期目録委員会記録 No.12
第12回委員会

日時:2000年5月27日(土)14時15分〜16時30分
場所:日本図書館協会5階会議室
出席者:永田委員長、乙骨、酒井、原井、古川、増井、室橋、横山、和中
<事務局>磯部

[配布資料]

1. 第9章改訂案(抜粋)(2000−5−27バージョン)
(2ページ−A4)(横山委員)
2.『日本目録規則1987年版改訂版 第9章電子資料(旧第9章コンピュータファイル 改訂版)』の刊行について(3枚−A4)(横山委員)
3.『英米目録規則』に関する改訂の動向(未定稿)
(15ページ−A4)(古川委員)
4.Revising AACR to Accommodate Seriality: Rule Revision Proposals by Joint Steering Committee for Revision of ANGLO-AMERICAN CATALOGUING RULES
(52ページ−A4)(古川委員)
5.ウェブOPACの...メモ
(1枚−A4)(永田委員長)
6.『ウェブOPACの原理と技法』(仮)第1章の構想案と参考文献
(3ページ−A4)(乙骨委員)
7.Webbed Catalogs by Eric Lease Morgan
(2ページ−A4)(乙骨委員)
8.World Wide Web Displays of Bibliographic Records: An Evaluation by Cherry & Cox
(16ページ−A4)(乙骨委員)
9.A Study of Library Web Sites by Jan Whalen
(4ページ−A4)(乙骨委員)
10.『ウェブOPACの原理と技法』(仮題)第2章の構想案(改訂案)
(1枚−A4)(古川委員)

[連絡事項]

1.「電子資料の組織化」検討会の報告書について

・ 報告書がまとまった。定価は1200円だが、検討会の参加者には送料込み1000円で頒布する予定である。

[検討事項]

1. 第9章改訂案について

(記述対象)
・ 資料1に示すとおり、「記述の対象」という表現は9.0.2に集中している。前回の委員会における指摘を踏まえ、itemの意味で使われているケースは「記述対象」に言い換えた。また、「記述対象」の直前にある「当該」も機械的に削除した。
・ 問題はないと思われるので、原案を承認したい。
(図書館雑誌7月号に掲載予定の文章について)
・ 資料2に基づき、横山委員から主旨説明があった。主な指摘箇所は以下のとおり。
・ 「1.はじめに」の最終パラグラフは削除する。
・ 「2.第9章改訂案の公開」の中の「真摯な指摘が…」という表現は、「いくつかの指摘が…」に改める。
・ 「5.第9章及び目録規則の今後について」という小見出しは、「…目録規則の今後の検討について」に改める。

2. 第13章逐次刊行物の検討について

古川委員から、Hironsたちの勧告の改訂版である資料4について説明があった。
・ 第1回目の勧告に対する意見も盛り込んだ内容となっており、当初のドラスティックさは若干影を潜めている。
・ われわれが今後第13章の改訂作業を進めていく上で、大いに参考になる資料である。
・ 次回以降、原井委員を中心にこの文献の分析を行っていきたい。

3.「ウェブOPACの原理と技法」(仮題)について

「はじめに」の部分を永田委員長、参考文献を中心とした第1章の構想案を乙骨委員、第2章の改訂構想案を古川委員が、それぞれ説明した。
・ 前回の委員会でも話題になったが、検索エンジンに関する議論をどこかで行う必要があるのではないだろうか。
・ 第3章の内容には当然関わってくるだろう。第1章と第2章は、目録データベースの理解と図書館サービスとしてのOPACの在り方を中心に議論を展開したいと考えている。
・ 第1章では、OPACを単館の蔵書検索システム、Z39.50による横断検索システム、それらの展開型としての情報発見システムという3段階に分けて、発展の方向を示してもらえるとありがたい。
・ 第2章では、目録の内部構造についても検討しなければならないと考えている。また、実体関連分析の箇所では和書の例を挙げ、理解しやすいものにしたい。
◎ 各章の構想がかなり収斂してきたので、各自執筆を開始し、それらを委員会の場で検討するようにしていきたい。


次回委員会は6月24日(土)に開催の予定。