文部科学省委託事業「読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修」 障害者サービス初級講座「すべての図書館で行ってほしい障害者サービスの実際」の 講座DVDの活用について(お願い)  日本図書館協会(障害者サービス委員会)では、読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修を2020年11月と2021年2月の2回(計6日間)開催しました。 講座の講義映像を字幕入りのDVD(5枚組)にまとめ、レジュメ等の資料データを付けて、全都道府県立図書館と政令指定都市立図書館に配布しています。市区町村立図書館も合わせて、職員研修会などでご活用ください。  講座の内容と、DVDの活用方法を以下に記します。 1 講座の概要  (1)講座名   文部科学省委託事業「読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修」 障害者サービス初級講座「すべての図書館で行ってほしい障害者サービスの実際」  (2)日程   @第1回 2020年11月17日(火)、18日(水)、19日(木)   A第2回 2021年2月1日(月)、8日(月)、15日(月)   *講座の方式 オンライン(Zoom)、第1回目のみ直接参加あり。  (3)参加状況 全参加者数 365名(第1回 163名 第2回 202名)   都道府県立図書館 87名(第1回 57名 第2回 30名)    市区町村立図書館 269名(第1回 100名 第2回 169名)    その他(私立図書館、点字図書館、学校図書館、研究者等)9名(第1回 6名、第2回 3名) 2 講座の内容、講師  (*はDVDに収録されていません。その他はレジュメ等の資料を含めて収録しています。グループワークで使用したワークシートも資料CDに入っています。) (1)1日目(11月17日、2月1日) 開講式、ガイダンス 「読書バリアフリー法に関する国の政策」(文部科学省)荒木正寛室長補佐 「障害者サービスの基本理念、対象となる利用者、関連する法規制度」 佐藤聖一 *「図書館利用に障害のある人々の理解と配慮」 結城俊也 「図書館利用に障害のある人々の理解と配慮」 佐藤聖一 *グループワーク「障害のある利用者について」 「事例報告 調布市立中央図書館の障害者サービス」 返田玲子 *「事例報告 埼玉県立図書館の障害者サービス」 佐藤聖一 *終了後、何でも質問と回答(参加自由) (2)2日目(11月18日、2月8日) *グループワーク「自館の障害者サービスの現状」 「障害者サービス用資料の特徴とその入手方法」 椎原綾子 「サピエ図書館・国立国会図書館サーチを活用した資料情報の入手、提供」 椎原綾子 「点字・録音資料の郵送貸出」 佐藤聖一 「障害者サービス用機器、デイジー再生機等の使い方、操作支援」 椎原綾子 *各グループからの発表 今実施している障害者サービス *終了後、何でも質問と回答(参加自由) (3)3日目(11月19日、2月15日) 「さまざまな障害者サービスの実施方法」 椎原綾子 パネルディスカッション「点字図書館・学校図書館等との連携」  野口武悟・川崎弘・青木和子 「障害者サービス実施計画の作成」 佐藤聖一 「障害者サービスの始め方、PR」 返田玲子 「職員対象の障害者サービス研修会の企画」 佐藤聖一 「まとめ これからの障害者等への情報提供と図書館の役割」 佐藤聖一 他 閉講式 「その他の障害者サービス」 佐藤聖一 講師(所属は2020年度のもの) 荒木正寛(文部科学省総合教育政策局地域学習推進課青少年教育室/図書館・学校図書館振興室室長補佐) 結城俊也(専門理学療法士、介護支援専門員、都内障害者施設勤務) 川崎弘(視覚障害者総合支援センターちば) 青木和子(狛江市立狛江第三小学校学校司書) (以下、障害者サービス委員会委員) 佐藤聖一(埼玉県立久喜図書館) 椎原綾子(目黒区立八雲中央図書館) 返田玲子(調布市立中央図書館) 野口武悟(専修大学文学部) 3 DVDの活用方法  講義映像の入ったDVD5枚と、レジュメや参考資料の入ったCD1枚が一つのケース に入っています。 *以下のルールは、非営利の利用に限定します。(有料の研修会などでの利用の場合は、ご相談ください。) (1)講義の映像(DVDに入っているもの) @上映について   図書館・公民館・市民団体の研修会などでの上映を許可します。  A図書館や図書館関係者への提供について(いずれの場合も同梱の資料データCDを含む)   ・市区町村立図書館や公民館への相互貸借が可能です。   ・市区町村立図書館に複製して貸し出すまたは配布することが可能です。ただし、提供先の図書館にもこの文書を送って、同じルールで利用してもらうようにしてください。   ・図書館職員・自治体職員などが個人で利用することができます。   ・画像データ・資料データを職員のみが利用できるクラウド上に保存して、利用することができます。 B市民への貸し出しについて   利用者に個人貸出をすることが可能です。(複製して配布することはできません) Cオンライン研修会での活用について   データをオンライン研修会で送信することができます。(参加者による保存は認めません)  DデータのHP掲載について   画像データ・資料データをHPに掲載したり配信したりすることはできません。 →日本図書館協会のサイトから利用者を特定した形で提供します。 (2)レジュメ等の資料データ(CDに入っているもの)  @職員や市民を対象とした研修会などでの活用について   ・データを紙に複製して、またはデータをメールなどに添付して、もしくは映像データ等をオンライン送信して提供することができます。   ・研修受講者のために、一時的に、データをHPに掲載して提供したり、クラウド上で提供したりすることができます。 B利用者への提供について   本体DVDと一緒に貸し出すことができます。  C職員が他の研修会資料として活用することについて(レジュメの引用など)   ・著作権法で認められた範囲内で活用してください。   ・改編や修正をして利用したい場合はご相談ください。 (事務局連絡先) 公益社団法人 日本図書館協会 総務部 読書バリアフリー研修担当 メール somu@jla.or.jp 電話 03−3523−0811