告知板

■国立国会図書館主催 第17回保存フォーラムのご案内
 資料の災害対策−予防と緊急対応−
 「文化財防災ウィール」をどう受け止めるか

 夏から秋にかけて,国内では大規模な風水害により多くの図書館資料が被災しました。被災時の緊急対応の参考になるツールは,図書館界ではまだ十分整備されているとはいえません。文書館界をはじめ,文化財関連機関での活動を参考にしながら,取り組んでいるというのが現状ではないでしょうか。

 今年,文化庁により「文化財防災ウィール」という文化財の災害予防・緊急対応のマニュアルとして使用できるツールが作製されました。オリジナルは米国で作られた“E-mergency Response and Salvage Wheel”というマニュアルで,文化財保存修復学会が翻訳・監修しました。今のところ博物館・美術館等を中心に配付されていますが,図書館にとっても有益な災害対策ツールとなる可能性があると考えられます。

 今回のフォーラムでは,翻訳・監修の実務を担った文化財保存修復学会災害対策調査部会の中心メンバーである内田俊秀氏から,作製の経緯や原版との相違等について話をうかがい,同時に,このツールを図書館や文書館でどう受け止め活用できるかについて,話し合います。

日時 : 2月10日(木)14:00-16:00

会場 : 国立国会図書館(東京本館) 大会議室

講師 : 内田俊秀(京都造形芸術大学 芸術学部歴史遺産学科教授)

定員 : 50名

申込方法 : FAXかE-mailで,(1)氏名 (2)所属機関名 (3)所在地 (4)電話番号 (5)E-mailアドレスを明記の上,2005年1月28日(金)までに下記宛にお申し込みください。

申込先:国立国会図書館収集部資料 保存課(FAX.03-3592-0783 E-mail : hozonka@ndl.go.jp

問合先 : 国立国会図書館収集部資料 保存課(TEL.03-3506-3356)

 

図書館雑誌 2005年1月号

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