図書館利用教育委員会20周年および『情報リテラシー教育の実践』刊行記念の会 : 開催報告

 図書館利用教育委員会は発足より20周年を迎えるに至り、その委員会活動の成果として『情報リテラシー教育の実践; すべての図書館で利用教育を』(JLA図書館実践シリーズ14)を編集・刊行した。
委員会活動にご協力を頂いた多くの方々への感謝の気持ちを伝える機会を設けるため記念の会を開催した。  

日本図書館協会主催「利用教育実践セミナー特別編」
日時:2010年6月26日(土)
会場:日本図書館協会2階研修室
トークセッション:2題
市村櫻子氏(国立女性教育会館情報課長)と松田ユリ子氏(神奈川県立相原高等学校図書館司書)による 情報リテラシーへのこれまでの取り組みが報告された。
市村氏は東京大学での情報基盤センターおよび教養学部図書館で、行ってきた学術情報リテラシーの内容と経験を中心に話をされた。
情報と人を繋ぐのは図書館員であり、きちんとリテラシー(教育)を行うためにも図書館サービスを劣化させないことを提唱された。
松田氏は学校図書館における教科とのコラボレーションを重視したメディアリテラシー教育の実践例などについて報告された。
委員会主催の懇親会
後半は、委員や元委員を含む出席者全員の方々が、自由に歓談や情報交換、思い出話に華を咲かせた。
また塩見昇理事長ほか多くの方にメッセージを頂いた。
委員会では記念の情報リテラシーグッズ(クリアファイル)を作成した。
  報告者:和田佳代子(昭和大学歯科医学教育推進室)