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<CUE>利用教育委員会通信 第54号(15巻1号)2004.5.18 発行
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■■■ ■ ■ ■■■  利 用 教 育 委 員 会 通 信
■   ■ ■ ■■   日本図書館協会図書館利用教育委員会
■■■ ■■■ ■■■    JLA The Committee of User Education
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・「<CUE>利用教育委員会通信」は,日本図書館協会図書館利用
  教育委員会の最新のニュースをお伝えするメールマガジンです。
・<CUE>とは,Committee of User Education の頭文字です。
  英語の「cue」はスタートの合図の意。利用教育の普及への願いを
  込めた誌名です。
・利用教育関連の情報をお寄せください。
・メールマガジンに関するご意見, ご要望はこちらへ。cue@jla.or.jp
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□ 目次
(1)「順風」を掴むために
  −メールマガジン刊行にあたって−(毛利和弘)
(2)第2回フライデーナイトセミナー開催のご案内
(3)これまでのセミナーのご報告
(4)図書館利用教育関連文献一覧(2002年12月〜2003年12月発行分)
(5)編集後記
(6)利用教育委員会委員
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(1)「順風」を掴むために
  −メールマガジン刊行にあたって−
              図書館利用教育委員会委員長 毛利和弘 

 私が勤務している大学では,数年前,全学部に基礎共通科目として,
「情報リテラシー」が必修または選択必修として新設された。これで
長年の念願がかなったと思った。

 というのは,図書館での利用教育は,開始してからすでに30年近く。
最初は,協力してくださる先生のゼミの空き時間(休講時)をもらい
スタート。回数を重ねるごとに教育効果が高いという口コミが広がり,
参加ゼミが増加していった。そのうち,K学部が1年次にオリエンテーシ
ョンゼミを設置し,その学科学生全員に対して図書館利用教育を行うこ
とになり,大きな前進が見られた。

 その後,K学部生のレポートや卒論作成で「優れたものが多い,優秀
な学生が育成されている!」との評判から,ついに全学部に「情報リテ
ラシー」科目が新設された。ここで図書館利用教育が一気に浸透するか
に思われた。しかし,担当教員のほとんどがコンピュータ関係だったこ
ともあり,その指導はコンピュータリテラシーの域を出ないものが多か
った。

 そこで,「K学部に見習え!」という声が再度あがり,K学部同様,他
の学部に「オリエンテーションゼミ」と同じものが,1年次生前期科目
に平成16年度カリキュラムから置かれることになった。すべての学部1
年生を対象に最低1コマ(90分)の図書館利用教育を受けさせる計画で
あると聞く。

 このように図書館利用教育を積極的に展開しようとする動きは,レベ
ルや方法の違いがあるとはいえ,大学図書館界では順風である。この順
風に乗り遅れないようにしてほしいと願うのは私だけではないだろう。

 公立図書館では,数年前に出された「公立図書館の設置及び運営上の
望ましい基準」の中に,社会人への情報活用能力アッブのためのセミナ
ーや講演会等の図書館活動の必要性の主旨が示され,大規模図書館中心
に徐々にではあるが広がり始めている。

 そうした意味において,当会の通信(*)が多くの図書館で活用され,
利用教育(利用指導サービス)の普及に役立つことができれば幸いであ
る。

*利用教育委員会では,ペーパでの「図書館利用教育通信」を発行し,
委員会活動や利用教育に関する文献紹介等の情報提供をしてきた。
その通信を平成16年からメールマガジン形式として刊行。

 また従前から通信の本体には,巻号表記はありませんでしたが,15年
目に衣替えするのを機縁に,通号だけだと,何年目かがわからないので,
15年目であることを印象づけることと,すぐ活動の歴史が分かるように,
再出発の機会に追記するということになりました。
            (モウリ・カズヒロ/亜細亜大学学術情報課)
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(2)第2回フライデーナイトセミナー開催のご案内  

 2月のプレゼンテーションセミナー大好評につき,今回は市民対象の
情報活用講座の企画立案から準備と実施まで成功のポイントを伝授。
学生ボランティアを活用した図書館プロモーションビデオの制作事例も
紹介。花金夜は噂の講座で元気百倍!

テーマ:図書館員のための指導サービス実践講座−講習会「超」必勝法
日  時:2004年5月28日(金)19〜21時
会  場:日本図書館協会2階研修室
内  容:市民講座の模擬実演/ビデオ上映/質疑応答/情報交換
対象者:図書館職員,教職員,JLA会員,利用者団体,他
主  催:日本図書館協会 
講  師:図書館利用教育委員会委員
参加費・資料費:会員1000円/非会員2000円
申込先:cue@jla.or.jp
     事務局担当久保木宛。氏名,氏名ヨミ,会員番号,所属,住所,
     電話番号,電子メールアドレスを明記。
定  員:120名(先着順)
締  切:5月21日(金)
詳  細:利用教育委員会ホームページ http://www.jla.or.jp/cue/
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(3)これまでのセミナーのご報告

 2003年11月4日(火),第5回図書館総合展(会場:東京国際フォーラム)
において,日本図書館協会主催,図書館利用教育委員会企画・運営で
「図書館員のための指導サービス実践講座」を二部構成で開催しました。

 第一部では,「新しい専門性を印象づけるプレゼンテーション事例」
として,仁上幸治氏が新入生オリエンテーションの実演,情報機器論
授業やデータベース検索講習会の部分的実演,ならびにプレゼンテー
ションの極意を説明し,有吉末充氏がプレゼンテーション機器の種類と
使用のポイントを説明しました。

 第二部では,実践情報交換会として,委員会メンバーによる大学,
学校,公共,専門図書館における利用教育の取り組み事例の報告があり
ました。 

 本講座は,大学・短大,学校,公共,専門図書館,企業などから計83
名の参加がありました。

 本講座の実施経験から,当委員会では,利用教育への関心が高まって
いると受け止め,金曜日の夜,日本図書館協会2階研修室を使って,
「フライデーナイトセミナー」を開催することにしました。

 第一回のセミナーは,2004年2月20日(金),「図書館員のための指導
サービス実践講座[パート2]−プレゼンテーションの実演と討論」と題
して開催しました。

 セミナーでは,仁上幸治氏,有吉末充氏が図書館総合展でのセミナー
と同様の実演を行うとともに,和田佳代子氏が看護大学における情報
リテラシー講座の事例発表を行いました。また後半には,討論の時間を
設け,講師と受講者との間で意見交換を行いました。  

 セミナーには,大学・短大,学校,公共,専門図書館,企業などから
計48名の参加がありました。 

 第二回のセミナーは,2004年5月28日(金)に開催する予定です。

*参考文献
1)「図書館総合展JLA主催講演会開催:図書館員のための指導サービス
   実践講座」『図書館雑誌』97(12),2003.12,p.833.
2)「JLA主催フライデーナイトセミナー:図書館員のための指導サービ
   ス実践講座[パート2]−プレゼンテーションの実演と討論−開催
   される」『図書館雑誌』98(4),2004.4,p.191.
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(4)図書館利用教育関連文献一覧(2002年12月〜2003年12月発行分)

・対象誌は,下記の通りです。
『医学図書館』『学校図書館』『カレントアウェアネス』『看護と情報』
『館灯』『京都大学 生涯教育学・図書館情報学研究』『現代の図書館』
『情報管理』『情報の科学と技術』『私立大学図書館協会会報』『専門
  図書館』『大学図書館研究』『短期大学図書館研究』『同志社大学図書
  館学年報』『図書館界』『文化学年報』『ほすぴたるらいぶらりあん』
『Medianet』『薬学図書館』
・この文献一覧の情報は,当委員会委員が現物により収集したものです。
内容の誤りや採録されていない文献にお気づきの方は,ぜひご連絡くだ
さい。
・収録対象期間には多少ずれがあります。
・上記の雑誌以外でも必要に応じて採録しています。
・一部の文献には解題を付し,担当者の署名を末尾に記しました。
・書誌事項の先頭に館種を【大学図書館】【学校図書館】等で示し,館種
別にリストアップしました。
・◆は利用教育関連文献、◇は少し広く採録した参考文献です。
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【大学図書館】
◆「パネルディスカッション:利用者の立場から見た大学図書館」(京
 都ワンディセミナー:利用者の立場から見た大学図書館)『京都大学
  生涯教育学・図書館情報学研究』V.3, 2004, p.225-241.
◇「シンポジウム メディアリテラシーと大学図書館」『私立大学図書
  館協会会報』121, 2004.3, p.109-114, 216-244.
◆赤瀬美穂「利用教育のススメ」『図書館界』55(1),  2003.5,  p.1.
◆阿部信一 裏田和夫「診療現場における臨床医の情報ニーズの発生と
  解決」『医学図書館』50(3), 2003.9, p.252-259.
 内容:臨床医の情報ニーズに関する調査に基づき,情報サービスの一
 環として学科関連型利用指導を行っている実例(東京慈恵会医科大学)。
(K.W.)
◆石井保志「大学構内におけるアウトリーチ説明会の開催:医学図書館
 の情報リテラシー教育の可能性」『医学図書館』50(2), 2003.6,
  p.176-180.
◆上岡真紀子「大学1年生の情報リテラシー能力の分析:日吉メディア
  センターの試み」『大学図書館研究』69, 2003.12, p.42-52.
◆上原恵美「大学図書館とe-learning−カナダ・米国の大学図書館を訪
  問して」『大学図書館研究』68, 2003.8, p.45-57.
◆江上敏哲「あれば使う,なければ作る ; ライブラリー・リテラシー
  のためのリソース集」『薬学図書館』48(1), 2003.1, p.24-28.
 内容:大学図書館の利用案内,講習会テキスト,文献収集マニュアル
  を集めたリンクの作成(K.W.)
◆大川陽子「授業を支援する図書館利用教育の展開」『医学図書館』
  50(2), 2003.6, p.147-149.
  内容:高知医科大学図書館の学科統合型利用指導の実例。(K.W.)
◆大城善盛「アメリカの大学図書館利用教育論−19世紀最後の四半世紀
  を中心に(1)(試論)」『文化学年報』53, 2004.3, p.157-199.
◆大橋亜紀子「京都大学工学部図書室における情報リテラシー教育」
(京都ワンディセミナー:利用者の立場から見た大学図書館)『京都
  大学 生涯教育学・図書館情報学研究』V.3,   2004, p.219-224.
◆尾城孝一「大学図書館と情報リテラシー教育(支援)」(シンポジ
  ウム メディアリテラシーと大学図書館)『私立大学図書館協会会報』
  121, 2004.3, p.110-112.
◆金丸明彦・下田研一・長澤多代「長崎大学におけるファカルティ・
  ディベロップメント・プログラム:その概要ならびに大学教育機能開
  発センターと附属図書館が協同した『情報検索の方法』ワークショッ
  プ」『大学図書館研究』69, 2003.12, p.1-14.
◆小林真木子「図書館訪問記 アメリカ大学図書館の情報リテラシー教
  育支援サービス」『大学図書館研究』67, 2003.3, p.89-92.
◆慈道佐代子「利用者向け研修プロジェクト;企画と実施例」(特集
 企画と組み立て)『情報の科学と技術』53(5), 2003.5, p.263-268.
◆私立大学図書館協会「館長会テーマ『いわゆる情報リテラシー教育に
  ついて』」[含 文教大学越谷図書館における情報リテラシー教育]
(2002年度私立大学図書館協会東地区部会館長会、研究講演会、研究会
  記録)『私立大学図書館協会会報』120, 2003.10, p.68-82.
◆関和美「利用者教育」『ほすぴたるらいぶらりあん』28(2), 2003.7,
  p.102-105.
  内容:亀田総合病院図書室が行っている、文献検索講習会などの実例。
(K.W.)
◆田中功(ほか著)「日本女子大学における図書館ガイダンスのe-ラー
  ニング」『情報管理』 46(8), 2003.11, p.530-535.
 内容:大学図書館の評価は、図書館を使いこなせる利用者がどのぐら
  いいるかが重要である。図書館指導の入り口である図書館ガイダンス
  を, 好きな時間に受けられるWebサイトを作成した事例の紹介。(K.W.)
◆中島幸子・大城善盛・漢那憲治他「大規模大学図書館における利用教
 育の研究―平成13年度調査に基づいて」『同志社大学図書館学年報』
 29(別冊 同志社図書館情報学 14), 2003, p.16-36.
◆仁上幸治「情報リテラシー教育と新しい図書館員像−『新・図書館の達
 人』から『図書館利用教育ガイドライン』まで」『館灯』41,2003.3,
  p.39-52.
◆野村美智子(ほか著)「図書館員と教員が連携した課題解決型学習に
  おける情報検索指導」『医学図書館』50(2), 2003.6, p.141-146.
 内容:愛知医科大学医学情報センター(図書館)の学科統合型利用指
  導の実例。(K.W.)
◆長谷川豊祐「情報リテラシーと大学図書館」『現代の図書館』41(3),
  2003.9,  p.163-173
◆畠山珠美「時代にあった図書館オリエンテーションを目指して」『大
  学図書館研究』69, 2003.12, p.53-59.
◆藤原由華「京都大学附属図書館における情報リテラシー教育」(京都
  ワンディセミナー:利用者の立場から見た大学図書館)『京都大学
  生涯教育学・図書館情報学研究』V.3, 2004, p.213-218.
◆松本直子・馬渡淳子「事例報告 聖路加看護大学図書館における利用
  教育サービスの展開」『看護と情報』10, 2003, p.90-103.
 内容:図書館利用教育ガイドライン(日本図書館協会:発行)による
  目標と,聖路加看護大での実施状況を比較検討している。(K.W.)
◆三輪眞木子「インターネット時代に必要な司書の技能」『ほすぴたる
  らいぶらりあん』28(2), 2003.7, p.93-98.
 内容:情報専門職に期待される役割,の中で利用者教育の必要性を挙
 げている。情報源の利用法指導・情報活用法指導・問題解決法指導な
 ど。(K.W.)
◆山崎由紀子「図書室オリエンテーションの実施時期と内容についての
 試み」『看護と情報』10, 2003, p.20-22.
◆山田雅子「日吉メディアセンターにおける情報リテラシー教育の取り
 組み」『Medianet』10, 2003, p.32-35.
◆米澤誠・阪脇孝子・高橋菜穂子「情報探索マニュアルの作成と職員向
 け講習会の実施:東北大学附属図書館での事例報告」『大学図書館研
 究』69, 2003.12, p.34-41.
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【学校図書館】
◆安斎眞知子「メディア利用の案内人に」『学校図書館』(リレー連載
 :学校図書館を支える学校司書7)2月号(No.628), 2003, P.84-86.
◆宇陀則彦「インターネットによる情報収集」『学校図書館』(司書教
 諭のしごと8)11月号(No.637), 2003, p.76-78.
◆桐山信一「総合学習『探求』を支援する学校図書館」『学校図書館』
(連載:総合的な学習と学校図書館12)8月号(No.634), 2003,
  p.60-62.
◆佐藤正代「高等学校における「総合的な学習の時間」に対する学校図
  書館の支援と利用 指導」『学校図書館学研究』5, 2003.3,
  p.49-54.
◆佐藤幸江「『生きた学びの場』としての学校図書館」『学校図書館』
(連載:総合的な学習と学校図書館5)12月号(No.626), 2002,
  p.81-82.
◆高橋悦子「図書館利用の定着を目ざす取り組み」『学校図書館』
(リレー連載:学校図書館を支える学校司書 12)8月号(No.634),
  2003, p.65-67.
◆冨田文子「情報化時代の学校図書館作り)『学校図書館』(連載:総
  合的な学習と学校図書館8)3月号,(No.629), 2003, p.81-83.
◆坂東すみ子「対話を大切によりよい図書館を創る」『学校図書館』
(リレー連載:学校図書館を支える学校司書9)4月号(No.630), 2003,
  p.84-86.
◆三上久代「NIE教育のための学校図書館整備」『学校図書館』(連載:
  海外視察レポート2<スウェーデン>)10月号(No.636), 2003, p.76-78.
◆村川雅弘「主体的な学習を支える学校図書館」『学校図書館』5月号
(No.631), 2003,  p.13-15.
◆横山希「情報リテラシーの育成を目ざした年間計画」『学校図書館』
(特集:学校図書館活動の1年)4月号(No.630), 2003, p.21-22.
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【専門図書館】
◆青柳英治「デジタル時代に求められるスペシャルライブラリアンの能
  力と資質−The 94th SLA Annual Conferenceを踏まえて−」『専門図
  書館』No.201 2003-V,  2003.9,  p.65-76.
◆機関誌編集委員会編「専門図書館管理職に聞く「人材育成」」『専門
  図書館』No.202  2003-V, 2003.11, p.27-33.
◆専門図書館協議会「特集:人材育成」『専門図書館』No.202  2003-V,
  2003.11,  p.1-38.
◆米国専門図書館協議会;栗田淳子要約「21世紀のインフォメーション・
  プロフェッショナルに求められる能力と資質<改訂版 2003.6>」
『専門図書館』No.202 2003-V,  2003.11, p.34-38.
◆山崎久道「専門図書館のための人材育成を考えるー経験的・専門育成
  論」『専門図書館』No.202 2003-V, 2003.11, p.1-13.
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【共通】
◆安藤友張「『情報リテラシー』『情報リテラシー教育』『図書館利用
  教育』をめぐる最近の動向」『短期大学図書館研究』23, 2003,
  p.19-25.
◆野末俊比古「研究文献レビュー:利用者教育−「情報リテラシー」と
  の関わりを中心に−」『カレントアウェアネス』No.278, 2003.12.20,
  p.15-18. 
◆福永智子「講演 図書館利用教育研究における学習心理学的観点:
  クールソを中心に」『館灯』41, 2003, p.1-6.
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(5)編集後記
「cue」にはもうひとつ「ビリヤードの突き棒」の意味もあるんですよね。
この誌名が、ここ数年委員会の忘年会で恒例となったビリヤード大会にも
期せずして通じていたとは・・・。店長さんから「こんなに盛り上がった
お客さまは初めて」と言われるほど何事にも(?)熱心な委員たちです。
どうぞよろしく!                   (仁上)
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 日本図書館協会図書館利用教育委員会は,1988(昭和63)年度第74回
(東京)多摩全国図書館大会第10分科会において,「図書館利用教育指
導」をテーマとして研究協議がなされた結果,日本図書館協会の中に
利用教育を推進する核となるような委員会を作ってほしいという要望
が出され,1989年に臨時委員会(1993年8月常設委員会)が発足しまし
た。以来,15年間活動を続けています。
 紙媒体の「利用教育委員会通信」第1号は,1989年12月24日に発行
し,図書館利用教育委員会検討委員会(仮称)の第1回会合記録を掲載
しました。
 当委員会は,この「通信」を通じて利用教育に関心ある方々と利用
教育の情報を共有してまいりました。これから新たに,電子媒体とし
て,発信いたしますので今後ともよろしくお願いいたします。皆様の
情報もお待ちしております。              (久保木)
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 電子媒体になった「利用教育委員会通信」の編集を担当することに
なりました,春田と申します。どうぞよろしくお願いします。(春田)
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(6)利用教育委員会委員
(委員長)
 毛利 和弘   :亜細亜大学学術情報課
(委員)
 青木 玲子   :越谷市男女共同参画支援センター
 赤瀬 美穂   :京都産業大学図書館
 有吉 末充   :神奈川県立菅高等学校図書館
 木下 みゆき :大阪府立女性総合センター情報ライブラリー
 仁上 幸治  :早稲田大学図書館
 野末 俊比古 :青山学院大学文学部
 春田 和男   :筑波大学大学院博士課程
 和田 佳代子 :昭和大学附属烏山看護専門学校図書室
 久保木いづみ :日本図書館協会事務局 
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