第11回「図書館利用教育実践セミナー」(in京都)のお知らせ
指導サービスの次のステージへ!
2008年3月16日(日)9:30-12:40
■基調講演 「力」とするための工夫:教員からのヒント
講師:丸本郁子(大阪女学院短期大学名誉教授)
“人と情報が結ばれたとき、そこに力が生まれる”・・・これが私たち図書館人の仕事の出発点でしょう。
人と情報を結ぶ一つの切り口として提供されてきた図書館利用教育を、今、情報リテラシー教育という広がりの中で捉え直し、人々のエンパワメントに役立つように展開していく手がかりを提供します。
教員という立場で学生の成長を支援してきた経験の中で学んできたこと、見えてきたことを素材に、具体例を示しつつ、今、自分のおかれている場でできることを提案します。
●実践講座1 情報の批判的読解をどう教えるか:司書に求められる情報評価力
講師:有吉末充(京都学園大学)
情報メディアが多様化した現代、私たちは多種多様な情報を手に入れることが可能になりました。
しかし、その情報を私たちはどれほど有効に活用できているでしょうか? インターネットで手軽に情報が得られるようになった反面、信頼度に疑問のある情報も数多く流通しています。
情報の重要性、信憑性を評価する作業はこれまで以上に必要性を増していると考えられますが、はたして「情報の評価」の重要性はどれほど意識されているのでしょうか。
これまで図書館での情報リテラシー教育といえば、情報探索法指導までで終わりでしたが、これからもそのままでいいのでしょうか。
真の意味での情報リテラシーの習得のためには、情報を評価する能力が必要です。
これから情報リテラシー習得支援を行おうとする司書には、当然「情報の達人」たるにふさわしい情報の批判的読み取り能力が求められます。
今回のセミナーでは、様々なメディアが伝える情報の特性を検討しながら、利用者が情報の評価力を獲得していくためにどのような支援が図書館に可能なのか、司書に必要な情報を評価する能力とはどのようなものかを考えていきます。
なお、学術論文の評価やデータベースの評価については今回は取り上げません。
●実践講座2 利用者はなぜ論文検索ができないのか:躓かせないための4つの指導ポイント
講師:仁上幸治(早稲田大学図書館)
「情報検索指導における良い例題・悪い例題(初級編)」(2006年3月)に続き、好評だった中級編(2006年11月)の内容の中から、利用者が論文検索で躓く点、データベース講習会の内容、図書館の説明が分かりにくい理由、に関する理論部分を再構成し、検索効率向上のための指導上の要点を提示します。
- テーマ:指導サービスの次のステージへ!
- 日時:2008年3月16日(日)9:30-12:40
- 会場:キャンパスプラザ京都(JR京都駅ビル向かい)4階第3講義室
- 対象者:図書館職員、教職員、JLA会員、図書館関係団体,他
- 主催:日本図書館協会
- 講師:
- ・丸本郁子(大阪女学院短期大学名誉教授)
- ・有吉末充(京都学園大学)
- ・仁上幸治(早稲田大学図書館)
- 参加(資料)費:会員500円/非会員1000円
- 申込:下記の申込書に記入のうえ、JLA事務局あて電子メールで:cue@jla.or.jp
- ※記入いただいた情報は、今回の研修の企画・運営の参考にするほか、今後、研修等の情報をお送りする場合などを除き、利用、公表することはありません。
- 定員:170名,先着順受付 (当日受付の場合,立ち見になることがあります。)
- 締切:3月7日(金)
《図書館利用教育実践セミナー》参加申込書:第11回[2008年3月16日(日)] ■申込日: ■氏名(氏名ヨミ): ■JLA個人会員/施設会員/非会員(会員の場合は会員番号: ) ■所属: ■住所: ■電話番号: ■電子メール: