分類委員会記録第30期17回(2006年8月8日)



出席者:金中、黒田、坂本、嶋田、平野、光島

資料
・7月委員会記録
*会議資料の複写には応じられません。

報告・協議
1.NDC新訂9版作業用データの取り込みについて
 NDLSHデータを入手。
 取り込み作業のシステム作成に要する費用を見積もり、 JLA事務局長へ補正予算として要求中。

2.図書館付帯調査について
 調査票の草案をJLA調査事業委員会へ提出。
 今後は担当者を中心に詳細を詰め、2007年11月には成案を完成させる。

3.「書誌調整連絡会議」および「部会長・委員長会議」について
 本年11月下旬に予定されている書誌調整連絡会議に、出席する委員を調整中。
4.2類検討事項等
・スペイン史
 236.06,236.07に追加する項目名の表記を、それぞれ 「第一共和制」→「第一共和政」、「第二共和制」→「第二共和政」 へと改める。政治形態を意味する「共和制」よりも、 「共和政(=共和制による政治)」の方が、歴史上の共和政治を表す言葉としてより適切と判断されるため。

 アメリカ史「235.065」の項目に「米西戦争」を残した上で、 「236.06」の項目にも米西戦争を盛り込むこととする。
実績を調査した結果、アメリカ史の観点から米西戦争を捉えたものも存在するため。

・290 地理.地誌.紀行
 注記に「*各地域の歴史に関するものは210/279に収め、現代の政治・経済・社 会・文化事情の総合的なものは302に収める。」を追加。
 302の注記の表現に工夫するかどうかはペンディング。
 なお、29〜との使い分けを明確に示すよう、302の注記の表現も工夫するかは 保留とする。

・郷土史資料の分類
 郷土の歴史に関する資料目録は211/219であり、特定の主題のない一地域の資 料目録は025.8だが、区別を分かりやすくするため、 025.8の分類項目を「地域資料目録.郷土資料目録」に改めるか等、0類検討時 に採り上げることとする。

・特定の時代を対象とした歴史学
 例:近代日本の歴史学は 210.6 210.01? のいずれになるのか
 例に挙がっている資料の内容にもよるが、
 日本の歴史学の近代であれば210.01
 日本の近代史の歴史学であれば210.6

・各地の金石・金石文
 特定の地域のものは特定の地域の原則に従い、各地の金石文も各地へ

・古文書学
 古代、中世、近世文書の解読 210.3 210.4 210.5? 210.029?
 特定の時代のものは特定の時代域へ。原則どおりなので注記はせず

・210.04 210.08の区別
 補助表にて検討

次回委員会予定
9月の予定 委員長の都合により9月19日変更