====================================================<2010/3/17発信>   JLAメールマガジン 第495号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2010 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ  ■求人情報  ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○東京都青少年の健全な育成に関する条例改正について要請  日本図書館協会は3月17日、東京都知事、東京都議会に「東京都青少年の健  全な育成に関する条例の一部を改正する条例」について慎重な審議を要請、  また都議会各会派を訪ね説明をした。同条例改正案は「児童ポルノの根絶に  向けた気運の醸成及び環境の整備」が目的とされているが、表現の自由、知  る権利を侵害することが懸念される内容をもっている。  要請書では、いわゆる児童ポルノに該当しない「青少年を性的対象として扱  う図書類」を「青少年性的視覚描写物」と名付け、その「まん延抑止」を東  京都の「責務」とし、図書類の頒布を業とする事業者にそのために「適切な  措置をとる」義務を課し、都民に対しては「青少年が容易にこれらを閲覧又  は観覧することのないように努める」としている。このことは、青少年と性  を扱う図書類一般を、公立図書館を含め社会から排除することになりかねず、  深く危惧される、と述べている。  また、条例案は都民に対し「児童ポルノをみだりに所持しない責務」を定め  ているが、これは過剰な規制であること、「非実在青少年」として、コミッ  クなど創作物も不健全図書として規制できるとしていること、「青少年の性  に関する健全な判断能力の形成を著しく阻害するおそれ」を不健全図書の指  定基準に新設していることなどの問題点を指摘し、今会期内に採決を急ぐこ  となく、ひろく都民および言論、出版はじめ関係団体の意見を聴取すること  を求めている。  同条例改正案は、2月24日に知事が都議会に提出し、19日にも委員会採択が  予定されている。  要請全文:http://www.jla.or.jp/kenkai/20100317.html ○全国図書館大会奈良大会の準備委員会開催  9月16−17日に開催される全国図書館大会奈良大会の準備委員会が3月11日開  催された。この間の準備状況、分科会準備の進捗状況などが報告され、新年  度に発足する大会組織の構成、規約などを確認した。  この大会は、名称を「平成22年度第96回国民読書年・図書館法60周年全国図  書館大会奈良大会」と称することとし、それに因んだ企画も準備されている。  全体会は「なら100年会館」で開催、分科会は奈良女子大学、奈良教育大学、  奈良県立大学、帝塚山大学などのキャンパスを借りて行う。分科会は公共図  書館、大学・短大・高専図書館、学校図書館、児童・青少年サービス、専門  図書館、障害者サービス、図書館の自由、著作権、資料保存、図書館学教育、  図書館と出版流通、多文化サービス、目録、専門職員認定制度、国民読書年・  図書館法60周年の15を予定している。  関連行事は、国立国会図書館関西館データベースフォーラム・見学会、公共  図書館員のための法情報検索入門セミナー、天理大学附属天理図書館見学会、  ボランティアの集いなど多数企画されている。  大会については以下を参照。  http://www.library.pref.nara.jp/event/zenkoku/index.html ○大学図書館等についても「市場化テスト」の対象に  内閣府官民競争入札等監理委員会は、公共サービス改革推進室の「施設管理  運営業務及び図書館運営業務に関する市場化テストの例」を示し、首都圏7  大学の経営改善の取組状況等について公表している。図書館に関する「市場  化テストの例」として、日本貿易振興機構のアジア経済研究所図書館とビジ  ネスライブラリーを挙げ、それぞれ来年度から「市場化テストにより業務を  実施する予定」としている。両図書館とも「業務の対象範囲は、専門的レファ  レンス等、職員が引き続き直接実施する必要のある業務を残しながらも、以  下のような様々な業務を対象としている」と、次のような市場化対象業務を  挙げている。  受入、目録作成、装備、雑誌記事索引作成、来館者対応、配架、閲覧環境整  備、貸出、複写サービス、蔵書点検・管理、製本、資料補修・劣化資料対策、  図書館運営に関する統計作成、定期刊行物受入、資料差替え、資料展示、閉  架書庫管理、資料移管、資料処分、閉架書庫出納、料金出納、相互貸借、受  付、簡易レファレンス、入館カード作成。  対象となった大学の図書館業務について、東京大学、お茶の水女子大学、東  京学芸大学、一橋大学について監理委員会委員等のコメントが紹介されてい  る。詳細は以下。  http://www5.cao.go.jp/koukyo/kanmin/kokudai/2010/0202101524/0202101524.html ○日本図書館協会、5月より中堅職員ステップアップ研修(2)を実施  2004年度から司書(補)有資格者で図書館勤務経験7年以上の方等を対象とし  た研修「中堅職員ステップアップ研修(2)」を開始しましたが、今年度も  実施します。講師陣は次のとおり(敬称略・五十音順)  逸村裕(筑波大学)大石豊(千葉県立中央図書館)岡本真(アカデミック・  リソース・ガイド(株))奥泉和久(横浜女子短期大学図書館)岸田和明  (慶應義塾大学)齊藤誠一(千葉経済大学短期大学部)座間直壯(白百合女子  大学)高野一枝(NECネクサソリューションズ(株))蛭田廣一(小平市役所)  藤田節子(川村学園女子大学)松岡要(日本図書館協会)三村敦美(座間市立  図書館)渡邊隆弘(帝塚山学院大学)  詳細は『図書館雑誌』3月号綴込及び下記HPをご覧ください。  http://www.jla.or.jp/kenshu/stepup2010-2.html ○過疎法改正案が可決成立の参議院の審議  過疎地域自立促進特別措置法が改正案、可決成立した参議院本会議の議論は、  (本メールマガジン第494号既報)、下記の参議院インターネット審議中継  (3月10日 本会議)で視聴することができる。  http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○読み聞かせ心豊かに [富山]県内6市町 母子に絵本プレゼント 予算減で  継続ピンチ(北日本1/31) ○要員減で閉館も 司書配置・予算増求める 学校図書館シンポ  (沖縄タイムス2/2) ○多摩の公立図書館大会 共同利用などテーマ 都市町村立図書館長協[議会]  (日経2/5) ○検討会議が初会合 [長崎]県立図書館再整備に向け 県教育長に9月答申へ  委員長に平田氏(長崎2/6) ○22年度からの生涯学習基本計画 「地域づくり」掲げる 県が計画案、3月  決定へ(福島民報2/11) ○「調べものは県立図書館で」 利用者が成果発表(山梨日日2/12) ○開館年18日程度増 [新潟]県立図書館 4月以降 利便性向上図る  (新潟日報2/19) ○移動図書館車「なかよし号」 南アに旧車両寄贈 鳥取市立中央図書館  (日本海2/19) ○徳島市立図書館 アミコビルに移転へ 12年度にも 施設面積3倍  (徳島2/19) ○和歌山市と和歌山大 地域連携推進協定(読売<和歌山>2/20) ○おめでとう子ども司書 矢祭 1期生14人認定式 「本の楽しさ多くの人に」  (朝日2/21) ○学校司書10人増へ [佐世保]市教委 子どもの読書サポート(長崎2/20) ○〔週刊首都圏〕生活に役立つ図書館 就活やビジネス支援 生き残りへ有用  性PR(朝日2/26) ○児童書貸出5%増を 読書県ちばへ目標値設定 県が計画案 家庭の役割も  明記(千葉日報2/28)   ○盲ろう者にインターネット講習会 メールやネット検索を体験 ブレイルセ  ンスプラスで 大阪府立中央図書館(点字毎日<点字版>2/28,<活字版>3/4) ○県内蔵書横断検索システムを導入へ 鹿[児島]県立図書館(南日本3/2)   --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○主題文献精読会2010年3月例会  日時:2010年3月22日(月)13:00-17:00  会場:東京理科大学1号館17階第1小会議室  テーマ:Vanda Broughton著「Essential thesaurus construction」の輪読 発表者:鈴木学氏(日本女子大学西生田図書館)光富健一氏(東京理科大学図書館)  問合先:光富健一(東京理科大学野田図書館 TEL.04-7122-9157  mitutomi★admin.tus.ac.jp)鈴木学(日本女子大学西生田図書館 TEL.044-952-6937  suzukima★atlas.jwu.ac.jp)  図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/calendar.html  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html   --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○名古屋都市センター 臨時職員:1名  応募締切:2010年3月20日(土)必着 ○学習院大学図書館 アルバイト職員:若干名  応募締切:2010年3月22日(月)必着 ○東京大学附属図書館 短時間勤務有期雇用職員(事務補佐員):1名  応募締切:2010年3月24日(水) ○京都大学情報学研究科図書室 事務補佐員:1名  応募締切:2010年3月25日(木)必着 ○平成22年度国立国会図書館職員採用試験 【一種・二種試験】受付期間:2010年4月5日(月)〜22日(木)消印有効 【三種試験】受付期間:2010年8月23日(月)〜9月3日(金)消印有効  詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/employ/index.html ○平成22年度東京都職員採用試験 1名程度  応募締切:2010年8月18日(水)10:00  http://www.saiyou2.metro.tokyo.jp/pc/2011/examination/section_2/  技術職員等採用相談会(2010年3月23日(火))  http://www.saiyou2.metro.tokyo.jp/pc/2011/seminar/  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm   --------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○JLA新刊  資料保存のための代替 安江明夫監修 日本図書館協会資料保存委員会編集  企画 2010.3 130p A5判 定価1890円 ISBN978-4-8204-0922-9   (JLA施設A会員配布資料)  http://www.jla.or.jp/publish/bindex.html ・販売委託本  外国の立法 立法情報・翻訳・解説 第243号 国立国会図書館調査及び立法  考査局編集・発行 日本図書館協会発売 2010.3 191p A4判 定価1890円  ISBN978-4-87582-697-2  http://www.jla.or.jp/publish/itakubon.html *JLA出版物の特別割引セール実施中  日本図書館協会では、図書館記念日とそれに続く図書館振興の月を記念して  出版物のセールを行っています。2007年以前発行の逐次刊行物・報告書類も  セールの対象です。詳細は下記ホームページをご覧ください。  http://www.jla.or.jp/bargain2/index.html ○『図書館雑誌』3月号の発送は完了しました。現時点で届いていない場合は  郵便事故の可能性がありますので至急ご連絡ください。  問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ○2009年度第12回施設会員配付資料(3月12日付発送)   (1)図書館記念日ポスター  上記資料とともに『図書館雑誌』2010年3月号をお届けしております。  これまでにお届けしている資料は下記でご案内しています。  http://www.jla.or.jp/nyukai/haihu.html  問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ○来年度も引き続き日本図書館協会にご加入ください!  2009(平成21)年度はこの3月で終わりとなります。退会のご連絡がない限り、  会員のみなさまには引き続き『図書館雑誌』をお送りします。退会および施設会員  の種別変更を希望される場合は、3月23日(火)までに必ずご連絡ください。  その場合の連絡はFAX、電子メール、異動届用紙でお願いいたします。なお、  電子メールでご連絡いただいた場合は必ず返信をいたします。連絡後3日以上  たっても返信がない場合は受信できていない可能性がありますので、再度ご連絡  ください。2010(平成22)年度の会費請求書は4月中旬頃発送を予定しております。  問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ============================================================no.495 END= ■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp