====================================================<2010/2/24発信> JLAメールマガジン 第492号 ===================================================================== 編集発行:社団法人 日本図書館協会 Copyright,2010 Japan Library Association 無断転載転送を禁じます JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼ ■図書館界ニュース ■新聞記事より ■集会等のお知らせ ■求人情報 ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○図書館団体が障害者サービスのための著作権法ガイドラインを公表 日本図書館協会ほか図書館関係団体は,「図書館における著作物の利用に関 する当事者協議会」での権利者側団体との協議に基づき、「図書館の障害者 サービスにおける著作権法第37条第3項に基づく著作物の複製等に関するガ イドライン」を2月18日、公表した。 2009年に著作権法が一部改正されたことにより,図書館で視覚障害者等が利 用できる形式に変換しての資料提供が無許諾でできるようになった(2010年 1月1日施行)。この改正を円滑に運用できるよう、同協議会ではガイドライ ンが検討されてきた。ガイドラインでは、サービス対象者の範囲、作成する 資料の形態、「ただし書き」の扱い、などが示されている。日本図書館協会 は、PDFファイルとHTMLファイルをウェブサイト上に掲載した。 ガイドライン http://www.jla.or.jp/siryo.html ※下記の電話番号に誤りがありましたので修正します(現在サイトに掲載の ものは、修正済みです)。 〔別表3〕 (2)自社出版物のオンデマンドDAISY出版 テープ版読者会 03-3221-8521(誤)→ 03-3397-5705(正) ○「書誌データ一元化」について、活字文化推進機構が見解 文字・活字文化推進機構は1月28日、「活字文化議員連盟の書誌データ一元 化の方針に関する見解を発表した。見解はまず、議連の「書誌データの一元 化」の方針を紹介した後、この方針は国際社会に向かって「日本を代表する 国立国会図書館のジャパンマークの普及が不可欠である、という認識に基づ いて」いる、と述べ、議連が本年「一元化」を明示した最大の理由は、「国 民読書年を新たな機会に、書誌データの整備推進を促す点にあり、官民の協 力・連携が望まれ」るとしている。さらに当機構は「文字・活字文化の振興」 という大局的な見地から、この方針を受け止めるとともに、「国立国会図書 館はじめ出版・流通・書店・図書館など関係諸団体の合意形成に期待し、そ れに必要な役割を担う」と表明している。 日本図書館協会も議連の方針に賛同する表明をしている(本メールマガジン 490号 2月10日配信)。http://www.jla.or.jp/kenkai/20100209.html ○「知的財産推進計画(仮称)」策定に対して意見書提出 「新たな『知的財産推進計画(仮称)』の策定に向けた意見募集」に応じて、 日本図書館協会は2月15日、意見を提出した。国の知的財産戦略本部が、新 たな「知的財産推進計画(仮称)」を策定するなかで、「知的財産戦略の推 進について」をテーマとして意見募集を行っていたものである。日本図書館 協会は、(1)図書館がインターネット上の情報を利用者に提供する場合など への権利制限規定の適用を検討すること、(2)著作権保護期間延長問題の慎 重な検討、(3)円滑な著作権処理の促進、の3点について要望を述べた。 意見書 http://www.jla.or.jp/kenkai/20100215.html 内閣官房知的財産戦略推進事務局 http://www.ipr.go.jp/ ○島根県教育委員会がDVD「学校図書館大改造」を作成 島根県教育委員会は、このほどDVD「学校図書館大改造」を作成し、関係方 面に配布した。その趣旨について同教育委員会は、同県の「子ども読書活動 推進事業」により「小中学校の中には、学校図書館を整備しようとする動き が始まっているところもあり、学校図書館が新しく生まれ変わろうとしてい ます。今後、学校図書館を整備しようとする学校の参考とするために」作成 した、と述べている。DVDは「本年度、学校図書館の改造をおこなった学校 の整備前と、整備中の作業、整備後の様子を」4校の事例を挙げて編集して いる。 同県の「子ども読書活動推進事業」は「学校図書館を活用した教育を推進し ていくことにより、子どもたちの豊かな心をはぐくみ、思考・判断・表現力 を育成することをねらいとして」実施されているが、その結果県内347校の 小中学校の図書館のうち98%が「人のいる図書館」になるという成果を挙げ ている。 DVDは県内の小中学校に配付されたが、県外で視聴したい人は、地元の図書 館を経由して島根県立図書館から借用することができる。 --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○〔新 地方議会の焦点〕司書教諭の専任化 学校の読書活動に向けて根強い 要望 京都・亀岡市 標準蔵書の達成率に格差 蔵書の廃棄基準は 蔵書整 理の人を配置せよ 司書教諭にゆとりなし 「読書指導員」の資格は ボラ ンティアと区別を(日本教育1/8) ○右京区総合庁舎前のパチンコ店 「図書館から100メートル規制」府条例め ぐり論争 住民「庁舎敷地から43メートル×」 京都市「専用部分から110 メートル○」 明確な起点定めず(京都1/13) ○新しい図書館像探る 全国の司書ら集会 新潟 電子書籍、活字離れ 対応は 情報選別 役割指摘も[全国公共図書館研究集会}(新潟日報1/15) ○「鬼平」「剣客商売」の"現場"一望 池波ガイドマップ 没後20年記念文庫 [台東区立中央図書館に併設]が作製(東京1/20夕) ○魅力あるサービス強化 [千葉]市図書館サービスプラン案 貸し出し、返却 所の拡大も(千葉日報1/24) ○茨木家に古文書500点 もう一つの「武士の家計簿」 平士の暮らし詳細に [金沢市立玉川図書館]近世史料館目録作成へ 日記や報告、見積書 (北国1/24) ○学校図書館 活用大作戦 生徒の好きな本を購入 50冊読破の児童に拍手 教研集会で報告(読売1/25) ○〔峡北・甲斐〕8図書館の存廃協議 北杜市 委員会立ち上げ 7月めどに 提言へ(山梨日日1/28) ○自動車図書館3月末で廃止 高齢者ら存続望む声 行財政改革の一環 「弱 者切り捨て」署名運動も検討 [名古屋市](中日1/28) ○図書室、休日開館へ 前橋の公民館 4月から 民間委託で経費節減 (上毛1/29) ○太宰の原点日の目 旧制高校時の自筆ノート30冊複製 弘大図書館、あすか ら公開(朝日<青森>1/31) ○学校図書館司書に期待 [静岡]県内充実図る 読書教育推進 待遇改善が課 題 静岡市の考える会「まず存在知って」(静岡1/31) ○非正規司書の連携必要 講座開きスキル向上(静岡1/31) ○住民善意で図書を購入 斐川町立図書館 募金などで20万円初活用 (読売<島根>2/2) ○アピール文満場一致採択 文字・活字機構など9団体 国民読書年宣言集会 活動計画を承認(新文化2/4) --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○長野県の図書館・図書館職員・図書館利用者交流会 ポスター発表交流会 主催:日本図書館協会長野県会員 後援:県立長野図書館,長野県図書館協会 日時:2010年3月7日(日)9:30-12:00 会場:松本市南部公民館(なんなんひろば)第4会議室 参加費:無料 締切:3月5日(金)必着 申込・問合先:日本図書館協会長野県選出評議員・篠原由美子 (TEL.0263-48-7266(松本大学篠原研究室) FAX.0263-48-7200(松本大学) yumiko.shinohara★matsu.ac.jp) ○第3回わたしたちのつどい-図書館で働く非正規職員の交流会- 共催:図書館問題研究会大阪支部,兵庫支部 日時:2010年3月11日(木)19:15-21:15 会場:大阪市立総合生涯学習センター第4研修室 参加費:無料 問合先:阪本和子(神戸市立中央図書館 E-mail:wako_0502★yahoo.co.jp) ○日本図書館研究会情報組織化研究グループ2010年3月月例研究会 共催:情報知識学会関西部会 日時:2010年3月13日(土)14:30-17:00 会場:大阪市立浪速人権文化センター5階集会室2 テーマ:Net.-basedな情報流通の今における情報の組織化の機能理解 発表者:石川徹也氏(東京大学史料編纂所特任教授;筑波大学名誉教授) 運営費:日本図書館研究会・情報知識学会会員200円/その他400円 詳細HP:http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/seiken/ ○大図研京都ワンディセミナー 主催:大学図書館問題研究会京都支部 日時:2010年03月22日(月・祝)13:30-16:40 会場:京都市国際交流会館第3・4会議室 テーマ:「サービス向上・業務効率化に使えるアプリを企画し試行提供する」 講師:前田朗氏(東京大学) 参加費:大図研会員無料/非会員500円 詳細HP:http://www009.upp.so-net.ne.jp/dtkk/event/20100322.htm ○研究会「3年目に入った『図書館情報学検定試験』準備試験を徹底分析! :専門家に聞く『2009年度図書館情報学検定試験』」 主催:日本図書館情報学会図書館情報学検定試験実施検討委員会 日時:2010年3月27日(土)13:30-16:30 会場:東京大学教育学部第一会議室 内容:検定試験の出題範囲と出題意図(根本彰会長)試験問題について私はこう 考える(大谷康晴氏,大庭一郎氏,村上泰子氏)討議 参加費:無料 申込方法:名前,所属,連絡先を明記して申込 申込・問合先:竹内比呂也(図書館情報学検定試験実施検討委員会委員長/ 千葉大学 E-mail:jsliskentei★gmail.com) ○図書修理マイスター養成講座2010 主催:NPO法人書物研究 共催:奈良県立図書情報館 期日:2010年5月12日~7月21日の毎週水曜日(6月30日は図書館休館日のため除く) 9:30-12:30(全10回) 会場:奈良県立図書情報館 定員:30名(定員になり次第締切)申込締切:4月20日(火) 受講料:参加費30000円,材料費6000 円(各10回分)道具代(2600円程度) 詳細HP:http://www.npobook.join-us.jp/activity/seminar/study_ew.html 問合先:書物の歴史と保存修復に関する研究会(TEL&FAX.0742-35-3471 E-mail:npo★npobook.join-us.jp) ※JLAメールマガジン第490号掲載の図書館政策セミナー「出版をめぐる変化と 図書館の課題」の申込先に誤りがありました。おわびして訂正いたします。 申込先FAX番号 03-3523-0817(誤)→申込先FAX番号 03-3523-0841(正) 図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。 http://www.jla.or.jp/calendar.html http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○東京都立産業技術高等専門学校荒川キャンパス図書館 非常勤契約職員:若干名 応募締切:2010年2月26日(金)必着 ○千葉県立保健医療大学 嘱託職員:1名 応募締切:2010年2月26日(金)必着 ○大阪府立大学図書館 フルタイム契約職員・パートタイム契約職員:各若干名 応募締切:2010年3月1日(月)必着 ○政策研究大学院大学図書館 契約職員・非常勤職員:各1名 応募締切:2010年3月4日(木)必着 ○東京大学法学部研究室図書室 非常勤職員:1名 応募締切:2010年3月5日(金)必着 ○国文学研究資料館 パートタイム職員:1名 応募締切:2010年3月8日(月)必着 ○習志野市立図書館 臨時職員:若干名 応募締切:2010年3月8日(月)必着 ○土浦市立図書館 嘱託職員:1名 応募締切:2010年3月13日(土)必着 求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。 http://www.jla.or.jp/job.htm http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm --------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○『図書館雑誌』2月号の発送は完了しました。現時点で届いていない場合は 郵便事故の可能性がありますので至急ご連絡ください。 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ○2009年度第10回施設会員配付資料(2月15日付発送) <A,B,C会員配付資料> (1)現代の図書館 vol.47 no.4 (2)ネットワーク資料保存 第93号 上記資料とともに『図書館雑誌』2010年2月号をお届けしております。 ○2009年度第11回施設会員配付資料(2月15日付発送) <A,B会員配付資料> (1)日本の図書館 統計と名簿 2009 <A会員配付資料> (2)カレントアウェアネス No.302 これまでにお届けしている資料は下記でご案内しています。 http://www.jla.or.jp/nyukai/haihu.html 問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ============================================================no.492 END= ■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp