====================================================<2010/2/3発信>   JLAメールマガジン 第489号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2010 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ  ■求人情報 --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○国民読書年宣言集会が開催  国民読書年宣言集会が1月27日午後参議院議員会館で開催された(活字文化  議員連盟、国民読書年推進会議、文字・活字文化推進機構の主催)。肥田美  代子氏(文字・活字文化推進機構理事長)の司会により、山岡賢次(活字文  化議員連盟会長)、福原義春(文字・活字文化推進機構会長)、安藤忠雄  (国民読書年推進会議代表)、阿刀田高(日本ペンクラブ会長)、内山斉  (日本新聞協会会長)、大久保満男(日本歯科医師会会長)、小峰紀雄(日  本書籍出版協会理事長)、長尾真(国立国会図書館長)、松岡正剛(編集工  学研究所所長)の各氏による挨拶、発言があった。最後に、国民一人ひとり  が「私の国民読書年」として行動することを呼びかけるアピールが確認され  た。  集会に先立って活字文化議員連盟の総会が行われ、活動計画や役員体制を決  めた。活動計画には、再販制度の維持、著作物の税制度の検討、書誌データ  の一元化などが記されている。会長に山岡賢次、事務局長に笠浩史の両氏  (いずれも民主党)、副会長に各党の国会対策委員長が就いた。 ○学校図書館への新聞配置を求める意見書を文部科学省に提出  日本新聞教育文化財団は1月21日、「学校図書館(室)での新聞配置状況に  関するアンケート結果のご報告、ならびに学校図書館への新聞配置に関する  意見」を文部科学大臣あてに提出した。  同財団の母体である日本新聞協会は昨秋、当財団が認定する全国536校のNIE  (Newspaper in Education)実践指定校を対象に「学校図書館での新聞配置  状況に関するアンケート」を実施した。それによると、学校図書館への新聞  配置は小学校35%、中学校38%、高校86%という状況であった。同財団は、  新聞の活用に積極的なNIE実践指定校においてもこのような低い配置状況で  あることは憂慮すべきであり、新聞に関する記述が数多く盛り込まれた新し  い学習指導要領に沿ってNIEを進めていくうえでも学校図書館への新聞配置が  不可欠、との考えから意見書の提出に至ったものである。  意見書では、学校図書館への新聞配置の重要性を指摘のうえ、全小・中・高  校を対象とした図書館の実態とニーズの把握を求めるとともに、図書館の環  境整備と必要な予算措置の実現を要請している。  http://nie.jp/news/20100121-1.html ○北海道立図書館協議会が「直営」の意見書をまとめる  北海道立図書館協議会は1月15日「今後の北海道立図書館の方向性について」  と題する意見書を道立図書館長に提出した。  昨年9月開かれた北海道政策評価委員会において「公共施設評価結果につい  て」が報告されたが、そのなかで道立図書館については、「知事評価」とし  て指定管理者制度導入の方向性を示されていた。  http://www.pref.hokkaido.lg.jp/NR/rdonlyres/B1C76BF7-CEF9-41A4-849E-CD53B2DBE2A4/0/siryou10H21hyoukakekka.pdf  この報告を受けた図書館協議会は、"今後の道立図書館の運営のみならず、  道内自治体の図書館運営、道民生活に大きな影響を及ぼすことになりかねな  い危機感を持ち、意見書を提出する"と最初に述べ、運営の基本方針と指定  管理者制度の問題点について記している。基本方針では、図書館のセンター  として(図書館の図書館)、参考図書館として(何でもわかる図書館)、全  域サービスの図書館として(道民みんなの図書館)との3本柱を明らかにし、  これらはかねてからの方針であり、指定管理者制度ではそれらを果たすこと  ができない、との結論を2005年に得たことを指摘しつつ、自ら14項目に亘る  改善策を設けたことを述べている。国会審議などその後の全国的な状況や協  会の見解などを紹介し、改めて指定管理者制度の問題点を挙げ、「北海道立  図書館は、直営で運営されるべきである」と最後に述べている。  http://homepage2.nifty.com/kitanotosyokan/1001282.html ○住民団体が、岐阜市の新図書館構想について提言  岐阜の「図書館の未来を考える会」は2月7日の岐阜市長選挙を前にして1月  26日「岐阜市の新図書館構想についての提言」を発表した。岐阜市では新館  建設の予定があり、市民から期待が寄せられている。  提言は、1新図書館建設についての市民参加の準備理事会の設置、2教育委  員会直轄の運営、3司書資格を持ち経験を積んだ専任図書館長を県内外から  公募、4正規職員の司書による運営の4項目である。4項目目については、  「図書館を機能させていくためには、図書館で働く専門職員(司書)の雇用・  育成が最も大切です。岐阜市立図書館のこれまでの嘱託雇用制度を廃止し、  正規職員の司書で運営する図書館にしてください。」と述べている。なお同  会は市長選挙立候補予定者に公開質問をしている(本メールマガジン486号  1月13日配信)。 ○「24時間テレビ」障害者サービス用機器の贈呈事業の追加募集  「24時間テレビ」チャリティー委員会による障害者サービス用機器の贈呈事  業の追加募集を行います。この事業は原則都道府県ごとに1館以上の寄贈を  予定。1月29日までに応募のなかった次の県について追加募集を行います。  岩手県、秋田県、山形県、石川県、福井県、岡山県、島根県、鳥取県、徳島  県、香川県、愛媛県、高知県、長崎県、宮崎県、熊本県  応募館が複数の場合は選考となりますが、特に活用可能性や意欲を重視しま  す。サービス未実施の館も奮ってご応募下さい。また来年度の事業継続につ  いては未定です。申し込み関係書類をお持ちでない館は下記日図協企画調査  部あてに急ぎメール等でお申し出ください。応募期限:2月17日(水)(必  着)なお、既に応募いただいた館の寄贈館の選考作業を現在行っております。  http://www.jla.or.jp/lsh/24tv/2009-24tv.html ○日本医学図書館協会「専門職能力開発に関するアンケート調査」実施  NPO法人日本医学図書館協会(JMLA)では、保健・医療情報サービスに従事  するすべての方、保健・医療情報サービスに従事することを希望する方を対  象に、「専門職能力開発に関するアンケート調査」を行っており、協力を呼  びかけている。  この調査はJMLAの「専門職能力開発プログラム策定のための調査」の一環と  して実施。保健・医療情報サービスの現場の専門職の実態とニーズ把握、  JMLAの教育研究・認定資格事業の利用側からの評価をねらいとしている。  期間:平成22年2月1日(月)〜2月28日(日)  方法:JMLAホームページ http://wwwsoc.nii.ac.jp/jmla/index.html お知   らせの「専門職能力開発に関するアンケート調査」へのリンクから回答。  問合せ先:〒160-0015 東京都新宿区大京町26番地 野口ハウス305号室  特定非営利活動法人 日本医学図書館協会中央事務局  TEL 03-5368-6216 FAX 03-5368-6236 Email: jmlajimu★sirius.ocn.ne.jp   --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○〔源流〕公共サービス委託 三次市の株式会社構想 厳密な経営見通し必要  新たな雇用創出期待も 公社は長寿村に特化 「見込み粗い」の声も  (中国12/8) ○[大分]県立図書館 利用者8割が満足 サービス周知不足目立つ (読売<大分>12/10) ○〔お役に立つ 金光図書館の歩みと活動〕上 トップランナー 高い理念  「戦後」けん引 〔同〕下 心運んで ぬくもり広がる点訳 奉仕  (山陽12/25・27) ○村上の「1Q84」に予約殺到 映画、ドラマで東野作品人気 [群馬]県内 の貸し出し状況(上毛12/31) ○育て地域ブランドに 熊谷染 型紙2万点デジタル保存 [市立熊谷図書館] (埼玉12/31) ○瑛九デザイン [宮崎]県立図書館50周年ポスター 一般向け貴重 埼玉で下  書きも発見 5日から公開 県立美術館(宮崎日日1/1) ○〔大阪・自治体の実力〕図書館蔵書冊数 増える「指定管理者制」 「市民  が文化の担い手」(読売<大阪>1/3) ○図書館貸し出し 1人9.6冊 佐賀市 本と人と豊かな出合い(佐賀1/3) ○患者図書室 半年で3400人超 山形市立病院済生館 図解付き医学書好評  (山形1/5) ○橋下知事が敗北宣言 中之島図書館 敷地所有権争い 「大阪市のもの」  (読売1/5夕) ○時は江戸…唐津・虹の松原で一揆 昭和の無声映画再び 福岡市総合図書館  復元へ 3月上映、映画史発掘に期待(西日本1/5夕) ○明るく開放的 読書快適に 遠野市立図書館 リニューアル祝う  (岩手日報1/6) ○[富山市立]細入図書館リニューアル(北日本1/6) ○寄贈本返還求め作家ら25人提訴 児童文学館廃止巡り(日経<大阪>12/6) ○市立図書館建て替えへ 大村 市制施行70周年めどに 「県立」の誘致は継  続(長崎1/7) ○江戸・明治の資料ネットで 札幌市中央図書館が公開 全502点 松浦武四  郎の探検図も(北海道1/7夕) ○〔甲府〕[甲府]市立図書館 貸出数3年連続増 携帯予約サービス効果  (山梨日日1/8) ○介護施設併設の図書館を 高校生が構想発表 四日市市議会 駅周辺の再開  発を協議(伊勢1/9) ○共通貸し出しカード導入 米原の山東近江両図書館(京都<滋賀県>1/9) ○ふるさと納税を活用 [豊後大野市]三重町の図書館に文庫コーナー設置  (大分合同1/10) ○高価な本収蔵ピンチ [富山]県内図書館 購入費ピークの6割 ニュースナ  ビ 全国的に費用減少(北日本1/12) ○蔵書管理に新システム 市立米沢図書館 磁気カード、携帯などから検索も  (山形1/12夕) ○図書館 貸出数過去最多 建物を増改築、蔵書の充実 書店の激減も影響   [新潟県](読売<新潟>1/13)   --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○ディジタル情報資源の長期保存とディジタルアーカイブの長期利用に関する  国際シンポジウム  共催:国立国会図書館,筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター  日時:2010年2月19日(金)13:00-17:15  会場:国立国会図書館東京本館新館講堂  参加費:無料 定員:300名 申込締切:2月15日(月)※日本語への同時通訳付  内容:国立国会図書館の報告,講演・マーガレット・ヘッドストロム氏(ミシガン   大学教授)ポール・ウー・ホーン・ジー氏(ナンヤン工科大学教授)   アンドレアス・ラウバー氏(ウィーン工科大学教授),まとめ  詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/20100219.html  問合先:国立国会図書館関西館電子図書館課研究企画係(ml-dlresearch★ndl.go.jp   FAX.0774-94-9118 TEL.0774-98-1473(直通)) ○大学図書館に関する研究の成果報告会  主催:REFORM「電子情報環境下において大学の教育研究を革新する大学図書館   機能の研究」(科学研究費補助金)  日時:2010年3月2日(火)13:00-16:45  会場:東京国際フォーラムG701  内容:「REFORMが提言する2020年の大学図書館像」栗山正光氏(常磐大学)   土屋俊氏(千葉大学)三根慎二氏(名古屋大学)池田大輔氏(九州大学)   竹内比呂也氏(千葉大学),講演「大学図書館の将来像」(仮題)デーヴィド   ・シュレンバーガー氏(アメリカ公立大学協会副会長),討議 参加費:無料  詳細HP:http://cogsci.l.chiba-u.ac.jp/REFORM/030210REFORM_kokuti.htm  申込先:attend_reform_submit★kenon.l.chiba-u.ac.jp ○デジタル情報資源ラウンドテーブル発足記念講演会  「知的資産を繋ぐ−ヨーロッパの実践」  主催:国立国会図書館  日時:2010年3月2日(火)13:30-16:30  会場(定員):【東京会場】国立国会図書館東京本館新館講堂(220名)   【関西会場(TV中継)】国立国会図書館関西館第一研修室(50名)  参加費:無料 ※日英同時通訳付き  内容:講演・エルランド・コールディング・ニールセン氏(デンマーク王立図書   館長)ジル・カズンズ氏(欧州デジタル図書館事務局長),パネルディスカッション  詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/mlalecture.html(2/4申込開始)  問合先:国立国会図書館総務部支部図書館・協力課協力係(TEL.03-3581-2331(代表)   FAX.03-3508-2934) ○21世紀かみしばい学校:紙芝居の活用事例と演じ方  主催:紙芝居文化推進協議会  日時:2010年3月6日(土)10:30-16:30  会場:かながわ県民センター・ホール  内容:事例報告「乳幼児に」金澤和子氏「障碍児に」鈴木真理子氏「要介護老人に」   遠山昭雄氏「演じ方アドバイス」右手和子氏  参加費:1500円/会員1000円 締切:2月22日(月)  申込方法:往復葉書で紙芝居文化推進協議会(〒231-0013 横浜市中区住吉町2-26   洋服会館3階)に申込  問合先:かみぶんきょう事務局・江森隆子(TEL.080-5504-6168 FAX.03-3950-6168) ○「これからの大学図書館:グーグル化する世界と将来展望」  主催:国立国会図書館  日時:2010年3月9日(火)13:00-15:00  会場(定員):【東京会場】国立国会図書館東京本館大会議室(約60名)   【関西会場(TV中継)】国立国会図書館関西館第一研修室(約40名)  参加費:無料 ※逐次通訳付き  内容:講演・パトリシア・スティール氏(メリーランド大学図書館長)  詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/libumd.html(2/10申込開始)  問合先:国立国会図書館総務部支部図書館・協力課協力係(TEL.03-3581-2331(代表)  FAX.03-3508-2934) ○日本図書館研究会図書館サービス研究グループ研究例会  日時:2010年3月21日(日)13:30-16:00  会場:たかつガーデン2階会議室百合  テーマ:「府立高校図書館職員の歴史と現状−実態調査の結果を中心に−」  発表者:世羅田順治氏(大阪府立東淀川高等学校)  詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/groups/news.html#hoshiken20100321  問合先:中村惠信(大阪府立大学羽曳野図書センター TEL.090-4270-9361) ○足立正治氏とともに考える<学校図書館の過去・現在・未来>  呼びかけ人:佐藤敬子,中津井浩子,中村百合子  日時:2010年3月21日(日)10:30-17:00  会場:甲南高等学校・中学校図書館  内容:足立正治が語る個人史,足立正治と語る甲南高等学校・中学校図書館,   片桐ユズル氏によるトークとワーク  会費:1000円(資料代等)申込締切:3月10日(必着)  申込方法:名前,所属,E-mail(TEL),昼食(1000円)・夕食(4000〜5000円+   飲み物代実費)・記念品のためのカンパ(500円)希望の有無を下記に連絡。  申込・問合先:中村百合子(同志社大学社会学部 TEL.075-251-4894   E-mail:ynakamur★mail.doshisha.ac.jp)  図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/calendar.html  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html   *前号でお知らせした「第15回図書館利用教育実践セミナー」の開催日は、  2010年2月28日(土)→2010年2月28日(日)です。お詫びして訂正いたします。 --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○学校法人麹町学園 図書室嘱託職員:1名  応募締切:2010年2月5日(金)必着 ○河内長野市 平成22年度嘱託員 市立図書館:5名 市立小・中学校図書館:12名  応募締切:2010年2月10日(水)持参のみ受付 ○尼崎市立図書館 非常勤嘱託員司書:若干名  応募締切:2010年2月12日(金) ○学校法人筑紫女学園 図書館職員(正規職員):1名  応募締切:2010年2月12日(金)必着 ○東京大学駒場図書館 短時間勤務有期雇用職員:6名  応募締切:2010年2月12日(金) ○同志社大学 長期アルバイト職員(図書館関連業務):2名  応募締切:2010年2月13日(土)必着 ○立教女学院中学校・高等学校図書館 アルバイト:1名  応募締切:2010年2月15日(月)必着 ○学校法人宝仙学園こども教育宝仙大学図書館 嘱託職員:1名  応募締切:2010年2月15日(月)必着 ○伊万里市民図書館 館長(嘱託):1名  受付期間:2010年2月22日(月)〜3月5日(金)必着 ○(株)高度情報システム 正社員:若干名  応募締切:2010年3月31日(水)  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm ============================================================no.489 END= ■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp