====================================================<2009/12/16発信>   JLAメールマガジン 第483号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2009 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ  ■求人情報  ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○「望ましい基準」について意見を提出  文部科学省のこれからの図書館の在り方検討協力者会議は図書館法に基づく  「図書館の設置及び運営上望ましい基準」の策定作業を行っているが、日本  図書館協会はこのほど意見をまとめ生涯学習政策局長宛に提出した。  まず「望ましい基準」は図書館設置促進、司書の配置、管理運営の基本など  を示すことにより図書館振興に資するところに今日的な意義があると述べ、  12項目にわたる意見となっている。その確実な達成を期するための達成年次  の明確化、評価項目と目標数値の明示、国の役割の明確化などのほか、整備  基準、管理運営の基本、司書の配置、資料の収集、ネットワーク系情報源の  活用、危機管理などを挙げている。  私立図書館については、極力抑制的な基準とすべきことも指摘している。  この意見は、協会の「望ましい基準」検討チームが検討し、常務理事会が確  認したものである。  意見:http://www.jla.or.jp/kenkai/20091211c.html ○著作権法改正に伴う政令改正案等について意見を提出  文化庁が行っていた「著作権法施行令の一部を改正する政令案」、「著作権  法施行規則の一部を改正する省令案」に関する意見募集に対して、日本図書  館協会は、それぞれに意見を提出した。施行令については、著作権法第37条  第3項や第37条の2に基づいた複製等が行える施設が拡大されることについて  支持すると述べる一方、いまだ対象とならない図書館についても含めるべき  であることを要望した。施行規則については、聴覚障害者等用複製物の「貸  出しの基準」に関して、図書館業務の萎縮につながるおそれを指摘した。  意見:http://www.jla.or.jp/kenkai/20091211a.html     http://www.jla.or.jp/kenkai/20091211b.html  政令案については、第479号のメールマガジンで紹介している。 ○子どもの読書活動推進事業の「事業仕分け」に意見を提出  政府の行政刷新会議の「事業仕分け」で子どもの読書活動推進事業と子ども  ゆめ基金について「廃止」との結論が出された(既報 第479号11月18日配  信)が、これに対して日本図書館協会は文部科学省に意見を出した。  意見はまず、「子どもの読書は図書館、学校、地域、自治体、政府など関係  機関、団体が総掛かりで進めるべき課題であり、自治体や民間に委ねて良い  とするべきことではない」と述べ、「その推進のための法律が制定され、そ  れに基づいた施策を政府自ら実施することが求められている現状にある」  「今回の「仕分け」結果は読書関係団体や図書館の努力に水を差すものとなっ  た」と指摘した。  この間の施策は読書団体などの活動を励まし、自治体の創意ある施策を促す  役割を果たしたと評価しつつ、「継続的安定的な読書を推進する基盤整備に  つながっているとは言えないことも指摘せざるを得ない」とし、図書館の設  置、司書の配置、資料費の措置、学校司書の配置などの施策を求めた。さら  に子どもゆめ基金を所管している独立行政法人国立青少年教育振興機構に官  庁OBが役員として就いていることについても指摘した。  意見:http://www.jla.or.jp/kenkai/20091215.html ○文部科学省、来年度の公立図書館関係予算の概算要求内容  来年度国家予算の概算要求のうち、公立図書館関係については次のとおり。  ・社会教育による地域の教育力強化プロジェクト(新規) 3億510万円   内容:図書館等の社会教育施設のバリアフリー化の推進など、地域の課題   解決に役立つ仕組みづくりのための実証的共同研究等を行い、社会教育に   関する基礎的研究の基盤を整備するとともに地域が課題を解決する力の強   化を図る。  ・図書館司書等専門研修 1,185万円  ・学校図書館の活性化推進総合事業 1億4,610万円  ・子ども読書応援プロジェクト  2億1,152万円  ・子どもゆめ基金による助成 ○日本医学図書館協会「ヘルスサイエンス情報専門員」の申請受付  NPO法人日本医学図書館協会では、「認定資格ヘルスサイエンス情報専門員」  第13回申請を下記の期間受け付ける。  受付期間:2010年1月1日(金)〜31日(日)  詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jmla/nintei/  問合先:NPO 法人日本医学図書館協会中央事務局   〒160-0015 東京都新宿区大京町26番地野口ハウス305号室 TEL:03-5368-   6216 FAX:03-5368-6236 E-Mail:jmlajimu★sirius.ocn.ne.jp --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○[京都府立]総合資料館建て替え 府大図書館と一体に 「京都学」拠点も設  置 「北山ゾーン」整備構想(京都11/1) ○鹿沼台は再整備へ 相模原市 新「図書館基本計画案」(建通神奈川11/4) ○医療者に情報早く広く 富山大 活用仕組み作り 図書館は24時間開放   文献検索利用法伝授(朝日<富山>11/4) ○〔データでみる〕図書館の充実度 文教行政の差が見える [福島県]  (朝日<福島>11/5) ○町民加わり再出発 福島・桑折 2月に閉店の東北大生運営「カフェ図書」   21日から空き店舗活用 「みんなで育てる空間に」(河北新報11/8) ○材木店に家の図書館 幸手の社長 集めた500冊 貸し出しも 「増築・改  築の参考に」(朝日<埼玉>11/8) ○大阪府立児童文学館 来月27日閉館(朝日<大阪本社>11/9夕) ○南地域図書館は公設公営で整備 豊橋市、13年度開館目指す  (日刊建設工業11/10) ○庄内図書館、飯塚市立になって 貸出数50万冊突破(読売11/11) ○YA世代文芸6人に賞 浦添市立図書館 創作・体験感想部門で(沖縄タイ  ムス11/11) ○事業仕分け作業の詳報 読書推進 学校の蔵書死んでいる 第3グループ   子どもの読書活動の推進事業、子どもゆめ基金=文科省(読売11/12) ○100誌を試験配信 出版50社など 来年1月 サイト開設 11年メド記事有  料化(日経産業11/12) ○世界最大の仮想図書館 パソコンで無料閲覧 米25館が本格稼動 著作権な  どの議論も(神奈川11/13) ○〔メディア〕「電子書籍」配信へ 提言機関を設立 不況の出版界は懸念の  声 「グーグルショック」の産物 「日本独自」機運高まる それでも根強  い慎重論…大手も「急ぐな」 新システムに課題山積 取次、書店…既存流  通網に打撃? 新刊書もすべて対象に?(毎日11/16) ○結城市民情報センター 開館5年半で200万人 並木さん(東中2年)に記念品   [図書館など](下野11/17) ○図書館完成し解散 [静岡市]葵区・美和の住民組織 願い結実に笑顔  (静岡11/18) ○関東整備局 日建・安藤忠雄JVに 国際子ども図書館増築棟設計(日刊建設  工業11/19) ○権利保護手厚く 手軽な理由制限 文科相、法改正に意欲 「音楽や出版著  作権70年に延長を」 吉川英治、柳田国男ら対象に(産経11/21) ○ママの熱意 図書館再開 イトーヨーカドー加古川店 24日から、週3回予  定(朝日<兵庫・播磨>11/21) ○宮古島図書館 候補地2案に絞る 検討委、市長へ報告(沖縄タイムス11/21) ○六ツ門プラザビル再生 来年7月から順次オープン スーパー/図書館・児  童センター/大学連携施設(朝日<福岡・筑後>11/21) ○久留米 旧ダイエービルにハローデイ 図書館や児童施設も(西日本11/21) ○5階建て延べ3000uに 東京・港区 麻布図書館の基本計画(日刊建設工業  11/24) ○学校司書、重要性高まるが… 子どもたちに読書習慣を 新潟市 臨時・非  常勤化進める 関係者「常駐の正規職員に」(毎日<新潟>11/24) ○米グーグルの電子書籍 来年、日本で有料サービス 出版大手は提供に慎重  ブック検索(日経11/25) --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○日本ペンクラブ・日本出版学会 緊急合同シンポジウム  「グーグル・ブック検索訴訟 新和解案をめぐって」〜何が変わったのか、   今後の動向〜  日時:2009年12月18日(金)18:30-20:30  会場:東京電機大学(神田キャンパス)7号館丹羽ホール  参加費:会員(ペンクラブ・出版学会)・学生:無料/非会員・その他:500円  講師:城所岩生氏(国際大学)齊藤康弘氏(米国弁護士)三田誠広氏(作家)   山田健太(専修大学)  詳細HP:http://www.japanpen.or.jp/news/guide/post_199.html  問合先:日本出版学会事務局(info★shuppan.jp TEL.03-5684-8891)   日本ペンクラブ事務局(TEL.03-5614-5391) ○主題文献精読会2009年12月例会  日時:2009年12月19日(土)14:00-18:00  会場:東京理科大学神楽坂図書館  テーマ:Vanda Broughton著「Essential thesaurus construction」の輪読  発表者:藤倉恵一氏(文教大学)小林康隆氏(聖徳大学)  問合先:光富健一(東京理科大学野田図書館 TEL.04-7122-9157   mitutomi★admin.tus.ac.jp)鈴木学(日本女子大学西生田図書館   TEL.044-952-6937 suzukima★atlas.jwu.ac.jp) ○SISTセミナー:学術雑誌・論文の作成基準を考える  主催:科学技術振興機構  【大阪会場】日時:2010年1月18日(月)15:00-17:00   会場:TKP大阪梅田ビジネスセンターカンファレンスルームB1A  【東京会場】日時:2010年1月25日(月)10:00-12:00   会場:(株)自動車会館大会議室  参加費:無料  詳細HP:http://sist-jst.jp/seminar201001/index.html  問合先:科学技術振興機構研究基盤情報部調査普及課SIST事務局  (E-mail:sist★jst.go.jp TEL.03-5214-8406) ○XooNIps研究会 2009関西ワークショップ  「MyPCでUSBからXooNIpsを動かし、科研費報告書を登録する」  主催:XooNIps研究会,近畿大学中央図書館,慶應義塾大学メディアセンター本部CSI  日時:2010年1月22日(金)14:00-17:30  会場:近畿大学東大阪キャンパス21号館6階PC教室2,3  詳細HP:http://nijc.brain.riken.jp/xoonips/index.php?WorkShop%2F20100122 ○日本ペンクラブ・追手門学院共催セミナー「デジタル環境下における文学と図書館」  日時:2010年1月24日(日)14:00-17:00  会場:追手門学院大阪城スクエア  定員:400名 参加費:500円  内容:講演「文学にとって図書館とはなにか」吉岡忍氏(作家)「国立国会図書館   資料のデジタル化はなにを変えるか−図書館・文学・書物」(中井万知子氏・国   立国会図書館関西館長)討論「デジタル環境下における文学と図書館」  詳細HP:http://www.japanpen.or.jp/news/guide/post_202.html  問合先:追手門学院大手前センター(TEL.06-6942-2788)  図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/calendar.html  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html   --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○埼玉県立図書館及び県立学校司書 臨時的任用職員:10名程度  応募締切:2010年1月5日(火)消印有効  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm   --------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○『図書館雑誌』12月号を発送いたしました。近日中にお届けできる予定ですので  いましばらくお待ちください。なお、今週中に届かない場合は郵便事故の  可能性がありますのでご連絡ください。  問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ============================================================no.483 END= ■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp