====================================================<2009/3/11発信>   JLAメールマガジン 第445号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2009 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ  ■『図書館雑誌』3月号のお知らせ  ■求人情報 --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○全国都市教育長協議会が学校司書の配置を要望  全国都市教育長協議会は政府に対して「平成21年度 文教に関する国の施策  並びに予算についての陳情」を出していたが、そのなかで「学校図書館司書  の創設とそのための予算措置」を要望していたことが分かった。  要望は生涯学習、学校教育、社会教育、教育委員会など教育行政全般にわた  って多くの内容が挙げられているが、そのなかで特に「学校図書館の整備」  の項目を立て、7項目の要望を示している。(1)新しい学校図書館の整備計画  の策定、(2)司書教諭養成講習の充実、(3)司書教諭の加配措置(国庫負担に  よる別枠配置)、(4)学校における図書資料、学習用ソフトの整備と財政措  置、(5)読書教育の充実と学校図書館の早期整備促進と財政措置、(6)移動図  書館車買い替えに対する補助金の復活、に加えて上記の要望が7点目に加え  られている。  学校図書館の整備が自治体の教育行政にとって大きな課題となっており、ま  た学校司書の配置を教育行政の責任者が一致して要望している意義は大きい。 ○置戸町議会議長が過疎債の対象に「図書館の整備」を要望  北海道置戸町議会の山本勲議長は地元選出の武部勤代議士に過疎債の対象事  業に「図書館の整備」を加えることを要望した。地方分権推進委員会の勧告  により公立社会教育施設整備費補助が廃止され、過疎地域での図書館建設が  困難となった経過、過疎地域における図書館設置率が市部に比べ極めて低い  現状を述べ、「生涯学習の基盤を支える図書館の果たす役割は極めて大きい  ものがあり、過疎地域はあっても情報の過疎地域は決してあってはならない」  「過疎債は過疎地域の生命線であるといっても過言ではない」と訴えている。  その対象事業に「図書館の整備」を加えることについての協会の取組みを紹  介し、それへの協力を要請している。  2003年協会は置戸町からの要請に応え、過疎債に図書館事業を加えることに  ついての折衝を文部科学省、総務省に行ったが、次の法改正の際の検討事項  とするにとどまった。このたびの取組みは、来年度末で期限の切れる過疎法  の延長を視野に入れたものであるが、これら経緯を踏まえた具体化を図るも  のとなる。当時の取組みについては2005年度評議員会記録を参照(「図書館  雑誌」2005年8月号 P.557)。 ○ラオス図書館協会チャンシー副会長来訪  ラオス図書館協会のチャンシー副会長(ラオス国立大学図書館長)は自治労  の招待により来日、3月1日塩見理事長と滋賀県で挨拶、懇談し、10日午後に  は協会を訪問された。自治労はアジアの子どもたちへの教育文化支援活動を  行うBGOエファジャパンを設立したが、その活動の一環としてビエンチャ  ンに市立図書館を設置した。この取組みには日本の多くの図書館員も協力し  た。そのお礼と日本の図書館事情の視察のために来日されたものである。  双方の図書館事情を報告、意見交換を行い、今後の交流を約した。   --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○自己評価指標を公表 [青森]県立図書館(東奥日報2/12)  http://www.plib.net.pref.aomori.jp/top/guid/hyouka.html ○八王子の由来調べ優秀賞 図書館学習コンクールで「八王子千人塾」  (読売2/17) ○[岐阜]県図書館どう運営 若手職員と県教育長 改革案で意見交換  (岐阜2/17) ○[静岡]県学校図書館報コンクール 富士見高が最優秀(静岡2/17) ○患者さん向け医療本図書室 大同病院「病気への理解深めて」 [愛知]県内  初の設置(中日2/17) ○八代市の3図書館 返却・予約どこでもOK 貸し出しシステム統合 "合併  効果"と好評(熊本日日2/17) ○4校図書館に専任司書 [長崎市](長崎2/18) ○〔スクランブル〕富山城ネットで探訪 富山市埋文・県立図書館 HP研究コ  ーナー好評(北日本2/18夕) ○釧路湿原調べやすく 手順示すチラシ配布 市立[釧路]図書館(北海道2/19) ○[大阪]府立図書館 休館日減らします 中央は来年度299日開館に  (産経<大阪>2/19) ○「読書郵便」でつなぐきずな 中学生が小学6年生にお勧め本紹介 出雲一  中と校区内小学校(島根日日2/25) ○[長野]県の移動図書館車 「ぱけっと号」廃止へ 県教委 利用減「役割終  えた」(信濃毎日2/28) ○揺れる盛岡市の3図書館 指定管理者制度導入 市協議会半数以上の委員が  反対 専門家「人材育成に問題」(毎日3/2) ○図書館の本未返却学生は 卒業証書渡しません 福岡県立大 強硬策「社会  人のルール」(毎日3/5)   --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○第16回総合目録ネットワーク参加館フォーラム  主催:国立国会図書館  日時:2009年3月19日(木)13:00-17:00  会場:国立国会図書館関西館  対象:総合目録ネットワーク事業の参加館の職員だけでなく参加を検討して   いる図書館の職員や他の図書館関係者,研究者など当事業に関心のある方   (定員に達した場合は参加館職員が優先)  内容:講演「地域資料と総合目録」(仮題)根本彰氏(東京大学教授),「デ   ジタル時代における総合目録ネットワークの可能性」(仮題)和中幹雄   (NDL関西館長)等  詳細HP:http://somoku.ndl.go.jp/forum.html#forum   申込締切:3月17日(火)  問合先:国立国会図書館関西館図書館協力課協力ネットワーク係・渡辺,藤河,   志村(TEL.0774-98-1455 somoku1★ndl.go.jp) ○日本図書館研究会第260回研究例会  日時:2009年3月21日(土)15:00-17:00  会場:大阪女学院大学・短期大学1F会議室  テーマ:「自己形成スキル」に見る図書館教育の試み−情報リテラシーとキャ   リア教育の融合  発表者:川崎千加氏(大阪女学院大学・短期大学)  参加:自由,無料,事前連絡不要  詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/nal/events/reikai/2008/260invit.html ○2010年国民読書年に向けて視覚障害者・高齢者の読書バリアフリーを考える   シンポジウム−読書バリアフリー法の制定を目指して−  主催:日本盲人福祉委員会,文字・活字文化推進機構  日時:2009年3月21日(土)13:00-16:30  会場:日本盲人福祉センター  内容:講演「視覚障害者の「文字に接する権利」−そのふたつの要素−」橋   本宗明氏((社福)ぶどうの木理事)「公共図書館における視覚障害者サー   ビスの歩み」田中章治氏(東京都立中央図書館)パネルディスカッション  詳細HP:http://www.dokusho.org/321nishiwaseda.htm 参加費:無料  申込・問合先:バリアフリー資料リソースセンター(BRC)事務局   (TEL.03-3950-5260 FAX.03-5988-9161 E-mail:info★dokusho.org) ○第29回/2009年児童図書館員養成講座  主催:(社)日本図書館協会  期日:【前期】2009年6月29日(月)〜7月4日(土)[6日間]  【後期】2009年9月28日(月)〜10月7日(水)[9日間]  会場:主として日本図書館協会  参加費:40000円 募集人員:20名程度  詳細HP:http://www.jla.or.jp/jlaevent.html#jido  図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/calendar.html  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html   --------------------------------------------------------------------- ◆『図書館雑誌』3月号(64ページ・定価980円)のお知らせ ○特集「検証:指定管理者制度」     ・指定管理者制度創設から5年の変化と今後の課題(大橋直人) ・公立図書館の多面性と指定管理者制度(中嶋哲彦)    ・指定管理者が行う図書館運営に対する第三者評価  −千代田区における取り組み(小田光宏) ・指定管理者制度を選択しなかった図書館は今(谷垣笑子)     ・指定管理者制度のもとでの図書館運営(小林耕平)   ・市民・図書館利用者から指定管理者制度導入を考える−横浜市立図書館・  山内図書館への指定管理者導入問題に対する取り組み(溝井正美)   --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○東京学芸大学附属図書館 非常勤職員:1名  応募締切:2009年3月16日(月)必着 ○塩竈市民図書館 非常勤嘱託職員  応募締切:2009年3月18日(水) ○埼玉大学図書館 非常勤職員:2名  応募締切:2009年3月18日(水)必着 ○東京大学附属図書館 短時間勤務有期雇用職員:2名  応募締切:2009年3月19日(木) ○中央大学附属高等学校 嘱託職員(学校図書館):1名  応募締切:2009年3月19日(木)必着 ○東京大学大学院教育学研究科・教育学部図書室 短時間有期雇用職員:1名  応募締切:2009年3月19日(木)必着 ○独立行政法人国立女性教育会館 有期雇用職員(図書業務):1名  応募締切:2009年3月19日(木)消印有効  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm ============================================================no.445 END= ■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。mailmaga★jla.or.jp