======================================================<2008/5/28発信>   JLAメールマガジン 第405号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2008 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ  ■求人情報  ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○図書館法等改定法案、衆議院で可決  図書館法改定を含む社会教育法等の一部を改正する法律案は5月27日、衆院  本会議で賛成多数で可決され、参議院に送付された。  これに先立ち5月23日の衆議院文部科学委員会では参考人に対する質疑が行  われた。参考人は糸賀雅児慶応義塾大教授、田中雅文日本女子大教授、長澤  成次社会教育推進全国協議会委員長・千葉大学教授の3人。糸賀氏は、国民  の情報リテラシー向上、大学養成課程と研修機会充実により司書の資質向上  になると、法案への期待を述べ、課題として図書館、資料費がそれぞれ少な  い実態改善のための社会教育予算の拡充、司書の採用、配置、さらに司書養  成の大学院課程への移行を述べた。  議員質問では、西博義議員(公)から電磁的記録などデジタル情報の活用、  司書養成について、笠浩史議員(民)から図書館設置の要因、石井郁子議員  (共)は図書館を中学校区に設置する計画、日森文尋議員(社)から司書研  修の実状などについて質問が出された。  政府質問に移り、田島一成議員(民)は「社会教育調査報告」の活用、内容  の充実を求め、石井議員は司書採用の実状、貸出しや障害者サービスなどは  司書率が高いところほど充実していること、政府としての施策がないまま評  価を求めることの問題、研修の充実、日森議員は財政的な裏づけのないこと、  干渉を招く懸念などを質問した。  その後討論に入り、石井議員が反対の意見を述べた後、採決に入り、賛成多  数で可決(反対:共産)した。  その後7点におよぶ付帯決議が提案され、賛成総員で可決し、文部科学大臣  から尊重する旨の発言があった。付帯決議の内容は、社会教育施設の人材確  保などについて「指定管理者制度の導入による弊害についても十分考慮し、  検討すること」、地域間格差解消のために様々な支援に努めること、自発的  意思で行われる学習に対して行政介入とならないよう留意すること、評価に  ついては透明性、客観性を確保すること、各施設資料の相互利用や人材の相  互活用などネットワーク構築を推進すること、司書等の専門的能力・知識等  の習得に配慮すること、資格取得のための教育システムの改善、有資格者の  雇用確保などの方策の検討を進めること、社会教育委員制度の積極的に活用、  活性化する環境整備を図ること、などである。  傍聴には協会から10名参加した。  今後の日程は未確定であるが、参議院では29日(木)に趣旨説明、6月3日(火)  に審議する可能性が高いと思われる。会期は6月15日まで。  なお5月16日、21日、23日の質疑については衆院ホームページで会議録を見る  ことができる。  http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kaigiroku.htm ○筑波大、「公立図書館の経営に関する調査」結果を公表  筑波大学大学院図書館情報メディア研究科の寄付講座研究プロジェクト「外  部環境要因を考慮した次世代公共図書館の管理運営に関する総合的研究」  (研究代表者:永田治樹教授)では、昨年各自治体の教育委員会担当課に実  施した標記の郵送調査の結果(回収率67.1%)をとりまとめ、ウェブサイト  に公表した。本文が34ページにわたり、別紙が5件ある、かなり膨大なもの  であるが、調査時点での、指定管理者制度やPFIに対する対応、及び公共図  書館における施策・事業立案や評価の態勢が把握されている。  http://www.slis.tsukuba.ac.jp/grad/kenkyo/proj/report.pdf --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○国際児童文学館 存続求め要望書 宮崎駿さんら56人(読売4/18) ○「読み聞かせ」の連絡会設立 講習会で活動開始へ 日光(下野4/22) ○市民図書館NPO運営に 「市民参加型」目指す えびの(宮崎日日4/22) ○情報共有化し活動を活発に 読み聞かせ「秋田おはなしネット」初の総会  60個人・団体が加盟 技術向上の研修会も(秋田魁新報4/23) ○塩尻市立図書館の貸出冊数 10年前の1.9倍に 開館日増など影響か  (信濃毎日4/24) ○浦河[町立]図書館 祝日もOK(北海道<苫小牧・日高>4/26) ○蔵書盗難 確実な防止策とれず悩む図書館 藤沢市長も「いい答え出ない」  (東京<横浜>4/26) ○島[根]大 県立大 松江高専 「図書館協議会」を設立 相互貸借 情報共  有 サービス向上へ連携(山陰中央新報4/26) ○財政難の図書館 命綱に 家庭の「古本」を寄贈 ブックシェアリング 市  民団体札幌で発足 企業も賛同 1万冊収集 運動の輪 全道で展開へ  (北海道4/27) ○大月市図書館 貸し出し5年連続減 ネット利用者は4倍に(山梨日日4/29) ○図書館ここに注目! [福井]県内 ラベルに本探す鍵 調べもの司書が力   地元でも貸出、返却(福井4/29) ○新中央図書館が完成 赤磐、蔵書能力22万冊 6月6日オープン(山陽4/29) ○子供の本離れストップ 横浜 図書館でスタンプマラソン(神奈川4/30) ○〔活字の底力 第3部 模索 3〕読み聞かせ保護者ら奮闘 学校 専任司書  配置厳しく 開かずの図書室(中国4/30)〔同 4〕読書のイロハ 学生に  教える 最高学府 広がる「4年100冊」運動 論理構成力養う 寸評募集  に200通(中国5/1) 〔同 5〕財政難なんの 利用増へ知恵 公立図書館  効率追求疑問の声も 起業家招き講座 「文化のために」(中国5/2) ○図書館にサポーター 鳴門・林崎小 市教委試験導入 公募の女性2人配置  読書指導や読み聞かせ(徳島5/1) ○大学図書館変身中 バー風図書室/購入書籍、学生が選択 ネット普及 利  用頭打ち 「リラックス」に活路(日経<大阪>5/1夕) ○善意に感謝 自然科学の図書購入に 山陽小野田市図書館へ 匿名の20万円  (朝日5/2 ○小学校高学年 ぜひ読んでほしい本はこれだ! 生駒市図書館がブックリス  ト厳選170点を紹介(奈良5/3) ○厳しい地方財政影響 図書購入費1割減 [徳島]県内公立小中学校 16市町  村、前年度割れ 教育関係者 「十分な予算措置を」(徳島5/3) ○増える「闘病記」コーナー 全国の図書館や病院で設置 1ヵ所に集め病名  別分類 探しやすさに配慮(信濃毎日5/4) ○本返却 地元[市町村図書館]で楽々 [山口]県立図書館の利用急増  (朝日<山口>5/6) ○指定管理者制度導入1年 貸出者1800人増加 阿波市立図書館 旬の話題コー  ナー好評(徳島5/8) ○〔夕&Eye学〕家庭文庫ぬくもり半世紀 児童書集めて子どもに開放 「読  書の楽しさ伝えたい」 教育現場と連携も 自費で蔵書1000冊 読み聞かせ  練習 担い手が高齢化 3000ヵ所に半減(日経5/9夕) ○〔文化〕データ共有で研究に膨らみ 時・時間での整理容易に 博物館や大  学、108種類を横断検索(日経5/10)  http://www.nihu.jp/kyoyuka/databese.html ○新聞に見る10年の歩み 金ケ崎町立図書館 記事、冊子集め企画展  (岩手日日5/11) ○充実の学校図書 都内小中 昨年度の自治体購入費 充足率全国2位(読売  <都民>5/12) ○図書館を民間委託へ 立川市 経費節減狙い 「質低下」懸念の声も  (朝日<多摩>5/16) ○〔教える〕本購入率山梨が1位 公立小中学校 文科省調べ 9割の図書館  に専門職(朝日5/18)   --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○平成19年度CSI委託事業報告交流会(コンテンツ系)〜機関リポジトリ(IR)   から広がる学術情報発信・流通:最新動向から課題解決まで  期日:2008年6月12日(木)10:30-17:30〜13日(金)9:30-12:00  会場:学術総合センター2階一橋記念講堂,中会議場  参加費:無料 定員:500名 申込締切:6月2日(月)  詳細HP:http://www.nii.ac.jp/irp/event/2008/debrief/  問合先:国立情報学研究所学術基盤推進部基盤企画課CSI担当(TEL.03-4212-2215) ○平成20年度著作権セミナー (http://www.bunka.go.jp/chosakuken/seminar/20_chosaku_seminar_keikaku.html(文化庁HP参照))  開催地・期日・問合先:  鳥取県 2008年8月6日(水)鳥取県商工労働部産業開発課(TEL.0857-26-7244)  新潟市 2008年8月7日(木)新潟市生涯学習課(TEL.025-226-3221)  京都府 2008年8月22日(金)京都府教育庁指導部社会教育課(TEL.075-414-5883)  愛知県 2008年8月27日(水)愛知県教育委員会生涯学習課(TEL.052-954-6781)  愛媛県 2008年8月29日(金)愛媛県教育委員会事務局文化スポーツ部文化振興課  (TEL.089-912-2973)  青森県 2008年9月2日(火)青森県環境生活部県民生活文化課文化・ユニバーサル   デザイングループ(TEL.017-734-9208)  島根県 2008年9月8日(月)島根県立図書館(TEL.0852-22-5725)  三重県 2008年11月4日(火)三重県生活部文化振興室(TEL.059-224-2646)  群馬県 2009年2月12日(木)群馬県生活文化部文化振興課(TEL.027-226-2595)  大分県 2009年2月27日(金)大分県教育委員会文化課教育文化班(TEL.097-506-5494) ○日本子どもの本研究会40周年記念・東京大会「第40回全国子どもの本と児童文化   講座」&「第25回子どもの本全国研究集会」  期日:2008年8月17日(日)〜19日(火)  会場:国立オリンピック記念青少年総合センター  テーマ:すべての子どもに読書のよろこびを  参加費:6000円/日割り参加可  内容:記念講演,会員の研究発表,分科会,その他  詳細HP:http://homepage3.nifty.com/kodomonohonken/  問合先:日本子どもの本研究会(TEL.03-3994-3961 FAX.03-3992-0362)  図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/calendar.html  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html   --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○帝京大学医学図書館 長期パート職員:1名  応募締切:2008年5月31日(土) ○国立歴史民俗博物館図書室 契約職員:1名  応募締切:2008年6月12日(木)必着 ○京都大学附属図書館 研究開発室教員(講師又は准教授):1名  応募締切:2008年7月31日(木)必着  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm      --------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○『図書館雑誌』5月号の発送は完了しました。現時点で届いていない場合は  郵便事故の可能性がありますので至急ご連絡ください。  問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ○2008年度第1回施設会員配付資料:以下のとおり5月15日付で発送いたしま  した。お手元に届きましたら中身を必ずご確認ください。   (1)現代の図書館 vol.46 no.1  上記資料とともに『図書館雑誌』2008年5月号をお届けしております。  これまでにお届けしている資料は下記でご案内しています。ご参考ください。  http://www.jla.or.jp/nyukai/haihu.html  問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ○転居や勤務先変更により『図書館雑誌』の送付先が変更になる場合は、月末  までにご連絡いただけると、翌月より新住所へお届けいたします。FAX、メ  ール、異動届はがき等でお知らせください。  問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)   ============================================================no.405 END= ■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。 mailmaga★jla.or.jp