======================================================<2008/4/23発信>   JLAメールマガジン 第401号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2008 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ  ■求人情報  ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○大阪府立図書館、国際児童文学館の管理見直し  大阪府は4月11日、庁内の大阪府改革プロジェクトチームがまとめた「財政  再建プログラム試案」を公表した。「公の施設の方向性」として挙げられた  27施設のなかで、府立中央図書館、府立中之島図書館については、「集約、  多機能化」するものとされ、さらに「廃止」するものとされている国際児童  文学館については中央図書館に機能を移設するとしている。  府立中央図書館の見直しの方向性では、「他施設との集約化」を挙げ、スペ  ースの整理統合を図り、他の施設にある書籍を集約するとしている。その理  由として、「広域図書館として市町村図書館、大学図書館と連携を強化し、  一般図書から専門書までのフルセットのサービス提供から脱却するなど、府  立図書館としてのあり方を再整理する必要」「専門性・教養性(文化、芸術、  学術、歴史、ビジネス、児童、女性など)の高い蔵書の提供に特化するなど  して蔵書の整理を行い、国際児童文学館、ドーンセンター[大阪府立女性総  合センター]、文化情報センターなどの書籍を集約化」が挙げられている。  その効果としては、「集約化により受入れ相手の施設運営費が削減できる」  「他施設の機能を受け入れることで利用者の広域的な拡大や図書館機能の充  実・強化に繋がる」「蔵書の整理等、より一層の経営改善に努めることで、  コスト縮減に繋がる」とし、5400万円から7200万円の削減が見込まれるとし  ている。また課題として「受入れスペースの確保」「場合により改修が伴う」  「必要資料、機能の精査を行い、蔵書の整理での対応を検討する必要」を挙  げている。  府立国際児童文学館については、見直しの方向性として「機能を中央図書館  へ移設、「財団法人も廃止」「施設は撤去、もしくは跡地利用について検討」  を挙げ、その理由としては「朗読や児童相談などの活動や図書機能は、中央  図書館1階部分にある子供資料室等で提供可能。集約する方が効果的」「利  用者の多くは地元の市民であり、広域的施設とは言い難い」「現在70万冊の  蔵書保存が課題でこれ以上増やせない状況。市町村図書館との機能分担を明  確にし、蔵書整理をする必要」などを挙げている。効果は1300万円から1700  万円の削減見込みとしている。  http://www.pref.osaka.jp/zaisei/kaikaku-pt/shian/oyakenoshisetsu.pdf                  *  国際児童文学館の存続を求める要望書は日図協始め32団体、56名の文化人か  ら寄せられ、4月17日に橋下知事宛に提出された。  http://www.iiclo.or.jp/announce/youbousho.htm ○文科省、学校図書館図書関係予算措置状況を発表  文部科学省は、平成18年度、19年度の各市町村等における学校図書館図書整  備費の予算化状況を調査し結果を公表した。新たな「学校図書館図書整備5  か年計画」に基づき、図書整備費は平成19年度から大幅に財政措置が増額さ  れたが(単年度200億円)、実際に予算化されたのは、78%だった。  http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/04/08041815.htm ○文科省、平成19年度「学校図書館の現状に関する調査」発表  文部科学省は標記調査の結果を公表した。司書教諭の発令状況、蔵書冊数、  読書活動の状況などについては、調査している。  http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/20/04/08041814.htm ○青年海外協力隊 平成20年度春の募集 今回は下記のとおり司書・学芸員1名の募集が行われている。 国名:パナマ(公衆衛生ゴルガス記念研究所情報管理室)  資格条件:大卒,実務経験2年以上 募集期間:2008年4月8日(火)〜5月23日(金)  詳細HP:http://www.jica.go.jp/activities/jocv/index.html ○農文協図書館 開館曜日の変更  5月より月〜金を開館とし、土日祝が閉館となる。   http://www.ruralnet.or.jp/nbklib/sp/2008/04/news2.html --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○子ども図書館 明石市が開館へ 読み聞かせコーナーも 今秋予定  (毎日<兵庫>3/5) ○[多気町立]勢和図書館 ウッドデッキ撤去検討 建設後10年 老朽化進む   利用者からは修繕を求める声 「たき図書館と対応違う」(夕刊三重3/6) ○本や雑誌泣いてます [大分]県立図書館書き込み・切り取り多発 やむなく  廃棄の書籍も マナーアップ運動展開 28日まで(朝日<大分>3/13) ○図書不足悩む学校 充足率全国を下回る 財政難で整備費転用 全国学校図  書館協議会 笠木幸彦理事長に聞く 公立館、他校と連携を [北海道西胆  振](北海道<室蘭・胆振>3/14) ○学校図書館に地域格差 担当職員を配置…3割 国の蔵書目標達成…3〜4  割 本購入費…県により4倍の差 財政力など原因 学力に影響懸念  (毎日3/16) ○読者本位で利用者増 [岩手県]大槌町立図書館 年間2万人を突破 児童書  充実、学校配達も(岩手3/18) ○04年度55冊 昨年度75冊 そして 本貸し出し1人100冊 指宿・今和泉小   卒業生の推薦文人気(朝日<鹿児島>3/18) ○「国会図書館の電子化促進」 自民委員会案 国内HPの保存提言  (読売3/22) ○高台の図書館 町支所へ移転 資料館に転用 旧永平寺町 巨費投じ96年オ  ープン 急な坂 利用伸び悩み(福井3/25) ○県内初、リライトカード導入 下呂市図書館 市内4図書室と共用 来月1  日再オープン 利用情報の記録楽に(岐阜3/25) ○図書館運営 人材重視の声相次ぐ 静岡市[図書館]協議会 基本理念を確認  (静岡3/25) ○絵本読み聞かせで本に親しみ 中高生ら図書館運営に参加 [広島]県立図書  館、広島市こども図書館企画 講演会の司会/書籍の分類法・修理も  (朝日<広島>3/25) ○市立図書館「あるべき姿」は? 「協議会」が初会合 会長に宇土氏 委員  ら意見交換[長崎市立図書館](長崎3/25) ○指定管理者制、導入せず 教育長に報告書提出 富士市立図書館検討委  (静岡3/26) ○北区立中央図書館完成 レンガ倉庫を保存活用した最先端の図書館 歴史と  未来への貫入… 中央公園との連続性に配慮 レンガ保存再生へ技術駆使   打ち放しコンの精度を追求(日刊建設工業3/27) ○1960−70年代にお年寄りから採集 岡山昔話の音声を公開 [岡山]県立図書  館 HPできょう開始(山陽3/28) ○ものづくり本 越前市中央図書館、1200冊分 コーナー着々 5月中旬開設  (福井3/29) --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○図書館スタッフのための図書館の仕事のツボ(非常勤・委託スタッフのため   の図書館連続講座)2008年度第1回  主催:図書館問題研究会東京支部,図書館スタッフ交流会  日時:2008年5月19日(月)14:00-17:00  会場:文京区民センター会議室3C  内容:「今、図書館はどこへいこうとしているのか」大橋直人氏(日本図書   館協会図書館政策企画委員長)  対象:都内近県の公立図書館で働く非正規職員,委託スタッフの方  参加費:500円(会員は無料)事前申込不要  問合先:小形亮(TEL.080-5445-6497) ○平成20年度図書館員のための利用ガイダンス  主催:国立国会図書館  日時:平成20年5月21日(水)9:30〜17:00  会場:国立国会図書館東京本館 大会議室  内容:NDL-OPACの利用方法、貸出し・複写サービスの利用方法、レファレン   ス・サービスの利用方法、館内見学。  申込締切:平成20年5月1日(木)必着 *1週間延長しました。  詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/library/training/library_training_guide.html  問合先:国立国会図書館関西館図書館協力課研修交流係(TEL.0774-98-1446) ○国立国会図書館「納本制度」60周年記念公開座談会  日時:2008年5月24日(土)14:00-16:30  会場:国立国会図書館東京本館新館講堂  題目:出版文化と納本制度について考える  入場無料  パネリスト:佐野眞一氏(ノンフィクション作家)菊池明郎氏((株)筑摩書房   代表取締役社長)田屋裕之氏(国立国会図書館収集書誌部長)  詳細・申込HP:http://www.ndl.go.jp/jp/service/event/nouhon60.html ○「関東地区の点字図書館と公共図書館のネットワーク作りの第1歩を」  (全国視覚障害者情報提供施設協会関東ブロック職員研修会)  日時:2008年5月26日(月)13:00-16:00  会場:戸山サンライズ2階大会議室  定員:70名  内容:講演「障害者権利条約について」(仮題)河村宏氏(DAISYコンソーシアム)  「地域サービスの今後〜公共図書館との連携を考える〜」(仮題)等  問合先:東京ヘレン・ケラー協会点字図書館・川西(TEL.03-3200-0987   E-mail:kawanishi★thka.jp) ○平成20年度図書館業務専門講座「ディスカバー図書館 in よなご」  テーマ:「知の地域づくりと図書館の可能性」  主催:鳥取県立図書館  日時:2008年6月6日(金)13:00-17:00  会場:米子市立図書館2階会議室  内容:行政説明「これからの図書館像と図書館政策の目指すもの」(仮題)平林   正吉氏(文部科学省生涯学習政策局社会教育課長)基調講演「地域の情報拠点と   しての公共図書館」(仮題)糸賀雅児氏(慶應義塾大学)パネルディスカッション  問合先:鳥取県立図書館(TEL.0857-26-8155) ○「中間管理職のためのライブラリーマネージメント:ライブラリーも自分も   元気に!」  主催:人と情報を結ぶWEプロデュース  日時:2008年6月15日,7月13日,8月10日(すべて日曜)全3回,13:30-17:00  会場:とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ  内容:6/15「管理職という立場」高橋佳子氏,7/13「やる気が起こる職場をつくる   チームマネジメント」尼川洋子氏,8/10「ライブラリアンのためのプロジェクト   マネジメント〜予算獲得から企画・事業実施まで〜」稲葉洋子氏  定員:30名(先着順)参加費:全3回参加10000円/各回参加3500円  詳細HP:http://wepro3.hp.infoseek.co.jp/index.html  申込先:同プロデュース(FAX.078-805-5221 E-mail:infowe3★gmail.com) ○「そこに大学図書館がある!法学教員と図書館員が仲良しになる方法」  情報ネットワーク法研究会第1回研究会  主催:情報ネットワーク法学会  日時:2008年6月28日(土)10:00-17:00  会場:龍谷大学法科大学院(紫光館)4階  参加費:無料(学会員・非学会員を問わず)事前申込不要  詳細HP:http://web.mac.com/inlawlr/2008/Welcome.html  図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/calendar.html  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○愛知文教大学附属図書館 非常勤職員:1名  応募締切:2008年5月9日(金) ○岩手医科大学附属図書館 臨時司書:1名  応募締切:2008年5月16日(金)  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm --------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○JLA販売委託本新刊  地域図書館論資料集 2008年版 大澤正雄編著・刊 日本図書館協会発売   181p 2008.4 B5判 定価1200円 ISBN4978-4-8204-0725-6 ○『図書館雑誌』4月号の発送は完了しました。現時点で届いていない場合は  郵便事故の可能性がありますので至急ご連絡ください。  問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ○転居や勤務先変更により『図書館雑誌』の送付先が変更になる場合は、月末  までにご連絡いただけると、翌月より新住所へお届けいたします。FAX、メ  ール、異動届はがき等でお知らせください。  問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ============================================================no.401 END= ■登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡ください。 mailmaga★jla.or.jp