======================================================<2008/3/26発信>   JLAメールマガジン 第397号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2008 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ  ■求人情報  ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○大阪府立国際児童文学館の府立図書館への統合について要望書提出  大阪府の橋下知事は、府の管理、関係する公の施設の現場視察を行っている  が、「大阪府ホームページ 知事の動き 3月20日」では、これに関連して  次のように伝えている。  「知事は、ゼロベースで見直しを検討するとしている公の施設について、20  日は府立国際児童文学館を視察しました。知事は、「児童文学を子どもに広  めることは必要。府立図書館へ統合することによって機能向上が図れるので  はないか。何とか知恵を出していきたい。」と述べました。(担当:財政課)」  これに対して日本図書館協会は、同文学館と府立図書館の機能、役割は異な  り、統合して一体的に運営することはできない、と再考を求める要望を出す  ことにした。  協会は2001年7月にも、同館の廃止の問題が起きたとき、その存続を求める  要望をしている。  大阪府立図書館は「日本の図書館」調査によれば、2007年度の図書館費予算  7億6千万円、資料費1億4千万円、職員数101人であるが、行革によりそれぞ  れ減少傾向にあり、経費節減を目的とする統合は双方の機能を損なうものに  なりかねない。 ○全国図書館大会東京大会の記録が完成  昨年10月に開催した全国図書館大会東京大会の記録が完成し、参加者にはそ  れぞれ大会事務局から直接送付した。記録は全体として174ページとこの数  年間としては薄いボリュームとなっている。これは大会開催時に配布した  「要綱」を充実、厚くし、「記録」は要点のみにするとの考えで編集された  ものである。  ただし、塩見理事長の基調報告、井上ひさしさんの記念講演のほか、分科会  で感銘のある講演をされた作家の平野啓一郎さん、津野海太郎さん、前鳥取  県知事の片山善博さんのお話は全文収録している。また国立国会図書館の長  尾真館長、図書議員連盟の細田博之会長、活字文化議員連盟の鈴木恒夫幹事  長、子どもの未来を考える議員連盟の河村建夫会長、の有意義なあいさつも  収録している。  まだ届いていない場合は大会事務局に問合せいただきたい。 ○ホーナー日本交流基金(米国アリゾナ図書館協会・日本図書館協会)  司書の海外研修 参加者募集  当プログラムは、1998年に米国アリゾナ図書館協会と日本図書館協会によっ  てアリゾナ州と日本図書館関係者の相互理解のために、隔年で交互に研修生  を交換するプログラムとして発足したものである。このたび2008年度にあた  り、日本から同プログラムへの参加者を募集する。  募集条件:(1)日本図書館協会の会員であること。(2)現在、3年間以上、   日本の図書館で勤務するか、もしくは図書館情報学研究に従事しているこ   と。(3)日常生活に支障のない程度に英語のコミュニケーション能力を   有すること。(4)帰国後、報告書を提出し、日本図書館協会の会員と経   験を共有すること。(5)ホーナー交流基金による海外研修生の受け入れ   などに積極的に協力し、国際交流事業委員会の活動を支援すること  派遣期間・人数:2008年(3週間程度):1名 *アリゾナ図書館協会では、   アリゾナ州の図書館大会の期間(12月8日〜10日)を含むことを奨励。  提出書類:(1)履歴書(写真付)(2)所属機関(部署)の長の推薦状  (3)志望理由、研修希望内容・時期などをA4用紙3枚以内にまとめたもの  派遣者の決定:日図協国際交流事業委員会において書類選考を行い、決定。  費用・滞在費:4000ドル(US$)がアリゾナ図書館協会ホーナー日本交流基   金から交付される。これを超える費用については自己負担とする。(期間   中、原則としてホームステイも可能。)必要であれば事前の国内語学研修   費用として2000ドル(US$)が別途支給される。  研修内容:研修者本人の希望をアリゾナ図書館協会に伝え、両協会が協議の   うえ決定する。  報告:研修終了後、3か月以内に所定の報告書を提出する。  応募締切:2008年6月13日(金)(消印有効)(選考と決定は6月中に行う)  応募書類提出先および問い合わせ先:日本図書館協会事務局 国際交流事業   委員会担当 〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14 電話03-3523-0812   FAX.03-3523-0842 E-mail: yoshikiyo★jla.or.jp    ○国立国会図書館「写真の中の明治・大正―国立国会図書館所蔵写真帳から―  関西編」の提供を開始  国立国会図書館は、平成20年3月26日午前9時30分から、ホームページ上の電  子展示会「写真の中の明治・大正−国立国会図書館所蔵写真帳から−関西編」  の提供を開始した。  この展示会は、平成19年8月29日に公開した「東京編」に続いて、国立国会  図書館の所蔵する明治・大正期の資料の中から、著名な建築物や観光名所な  どの風景写真約400点を選んで紹介するもので、関西編では、京都、大阪、三  重、滋賀、兵庫、奈良、和歌山の2府5県を取り上げる。当時のさまざまな写  真により、関西各地方の風景の移り変わりをお楽しむことができる。  「地図から検索」「カテゴリー検索」「キーワード検索」のほか、写真に関  連する資料が、「近代デジタルライブラリー」や「貴重書画像データベース」  「近代日本人の肖像」に収録されている場合は、リンクをたどって参照する  ことができる。写真の時代背景を知るための「コラム」も掲載している。  http://www.ndl.go.jp/scenery/kansai/ ○日本点字図書館の開館日が変更  日本点字図書館の開館日が4月1日から、次のように変更される。  開館日時:火曜日〜土曜日 午前9時〜午後5時  休館日:日曜日、月曜日、祝日、年末年始、お盆休み(平成20年度は14日〜   16日) 原則的に土曜日を開館し、それに伴い月曜日を休館することと、  お盆休みを新設したことが、変更点である。 ○第10回図書館サポートフォーラム賞表彰決定  同賞の受賞者がノミネートされた9候補のなかから、飯島朋子氏、佐藤正氏、  肥田美代子氏に決定した。表彰式は4月11日に行われる。  http://www.nichigai.co.jp/lib_support/newsletter/news32.html --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○ご先祖探し手伝います 鹿島藩の古文書活用 市立図書館がサービス 藩士  300戸の系譜たどる 鹿島市(佐賀2/24) ○高校生読書離れ続く 県内調査 1カ月に1冊も読まない生徒 男子59.5%、  女子52.2% 雑誌や漫画好む(福島民報2/25) ○〔教育〕「図書館活用推進を」 県委員会 学力向上へ意見交換  (日本海2/25) ○京のこと何でも分かる 京都市右京図書館移転拡充へ 関連資料を5万点収  集 6月開館(京都2/26夕) ○一人当たり貸し出し数県内トップ 読書楽しいな 山都町の蘇陽高 全国学  校図書館協議会長賞を受賞 「入りやすく探しやすい」 憩いの空間“後押  し”(熊本日日2/27) ○「菊池寛」耳で楽しんで 視覚障害者向け全集録音へ 出生の高松で主婦ら  下調べ・体力…苦心14年(日経<大阪>2/28夕) ○[秋田]県立図書館と国際教養大 蔵書相互貸借で協定(秋田魁新報2/29) ○学校図書館支援センター 「独立機関にすべきだ」 市会常任委 教委思考  検討し判断[新潟市](新潟日報3/1) ○全国初の公設書店 「わかば」が閉店へ 92年に旧耶馬渓町設置 売上高減  り今月末まで(朝日<大分>3/1) ○富士見町図書館 06年度1人当たりの貸し出し数 10年連続で日本一 利便  性に配慮 アイデア成果(信濃毎日3/2) ○〔数字は語る〕大学図書館の休日開館増(日経3/3) ○山口市 3図書館カード統一へ 宇部市民も利用OK 利便性が大幅アップ  (宇部日報3/4) ○ぶらりライブラリー 文字で味わう食文化 暮らしを潤すヒント 趣味の世  界にどっぷり 現代マンガ図書館 旅の図書館 松竹大谷図書館 映像に浸  る 神奈川 放送ライブラリー(朝日3/4夕) ○本を子どもの“友達”に 山口市 読書推進など4基本方針(山口3/5) ○〔文化〕蔵書デジタル化進展 大学や公共図書館 教育・研究に活用しやす  く 連携の確立が課題 24時間貸し出し 世界の潮流加速 著作権法改正も  (日経3/8) ○「本好き」80%以上目標 子どもの読書推進 後期計画を策定 [静岡]県教  委(静岡3/8) ○南国市 図書館の管理者制断念 態勢強化し直営継続(高知3/8) ○デジタル著作物 コピー規制緩和検討 知財戦略本部 研究向け自由化  (日経3/13夕) ○〔くらしナビ 生活 Lifestyle〕学校図書館に地域格差 担当職員を配置…  3割 国の蔵書目標達成…3〜4割 本購入費…県により4倍の差 財政力  など原因 学力に影響懸念(毎日3/16) --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○日本図書館協会IT研修会「21世紀の図書館コンピュータシステムを考える」  主催:日本図書館協会,同情報システム研究会,Next-Lプロジェクト  日時:2008年4月21日(月)14:30-20:00  会場:日本図書館協会2F研修室  参加費:会員1000円/非会員1500円(内容:資料代,コーヒー代)  定員:70名(定員なり次第締切)  内容:第一部「図書館コンピュータシステムのあり方を考える」(講師:常   世田良氏(日図協)黒澤公人氏(国際基督教大学図書館)大木隆志氏(さ   いたま市立図書館)   第二部「明日の図書館システムをつくる」(講師:原田隆史氏(慶應義塾   大学)」田辺浩介氏(東京工科大学図書館)小野亘氏(国立情報学研究所)   林賢紀氏(農林水産研究情報センター)  申込:「21世紀の図書館コンピュータシステムを考える」参加希望として氏名,   所属,連絡先を下記あて連絡。締切:4月14日(月)  詳細HP:http://www.jla.or.jp/jlaevent.html#it-kensyu  申込先:日本図書館協会資料室・西野(FAX.03-3523-0844    it-kensyu★jla.or.jp)  図書館イベントカレンダーは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/calendar.html  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/calendar.html    --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○放送大学附属図書館 時間雇用職員:1名  応募締切:2008年4月8日(火)必着 ○戸田市立図書館 非常勤嘱託員:若干名  応募締切:2008年4月11日(金)  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm    --------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○JLA新刊  年報こどもの図書館 2002〜2006:2007年版 児童図書館研究会編   2008.3 454p B5判 定価7350円  ISBN978-4-8204-0726-3  (JLA施設A会員配布資料)  http://www.jla.or.jp/publish/bindex.html ============================================================no.397 END= ■異動の時期になりました。登録アドレスの変更・解除はかならずご連絡くだ  さい。 mailmaga★jla.or.jp