======================================================<2007/5/9発信>   JLAメールマガジン 第353号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2007 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ  ■『図書館雑誌』5月号のお知らせ  ■求人情報  ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○「平成18年度における司書養成に関する議論のまとめ」公表  文部科学省に設置されている「これからの図書館の在り方検討協力者会議」  は、平成18年度中における議論の中間報告として「平成18年度における司  書養成に関する議論のまとめ」を図書館の振興HP上に公開した。  その内容は、司書養成のカリキュラムに関する今後の検討課題として「大学  における図書館に関する科目」を定める必要性を指摘した上で、司書講習に  ついては今後も継続して実施する意義を再検討する方向性が示されている。  「大学における図書館に関する科目」に関する検討では、「現行の司書課程  の科目は、司書講習科目に対応して開設されているため、大学教育として位  置づけられているとは言えない」、「司書講習科目は、専門的職員を養成す  る上で、単位数・内容のいずれにおいても不足している部分がある」ことな  どを理由に、司書養成の段階で、最低限どのような内容をどのレベルまで学  習するのかを明らかにし、司書課程と司書講習との関係について整理する方  向性が示されている。  司書講習の科目に関する検討については、当面「司書の講習科目のねらいと  内容」(平成8年9月6日生涯学習局長通知)の検討と修正が必要であり、現行の  時間、単位数では、即戦力となる人を育成するのが困難であるため、充実す  る必要性が示されている。  また、これからの図書館の在り方検討協力者会議の記録は全7回のうち第4回  目までが同じHP上に公開されている。  文部科学省 図書館の振興HP内  平成18年度における司書養成に関する議論のまとめ  http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/tosho/giron/07042408.htm ○「これからの博物館の在り方に関する検討協力者会議」(平成19年度)設置  文部科学省内に実施期間を平成18年度中として設置されていた「これからの  博物館の在り方に関する検討協力者会議」は、3月に「新しい時代の博物館制  度の在り方について(中間まとめ)」を公表した。(本誌第348号既報)  このたび、同会議が同じ委員メンバーにより平成19年度中を実施期間として  再設置された。調査研究事項として掲げられている項目(1)博物館法の博物館  について、(2)博物館登録制度の在り方等、博物館評価について、(3)学芸員  資格制度の在り方についても同一であり、先の「中間まとめ」を踏まえて博  物館法改正に向けた具体的な検討に入るものと予想される。  文部科学省HP内 これからの博物館の在り方に関する検討協力者会議  http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/014/index.htm#meibo ○「学校図書館の現状に関する調査結果」公表  文部科学省は、毎年実施している「学校図書館の現状に関する調査」の結果  概要を4月27日HP上に公開した。調査は平成18年5月現在で行われたもので、  奉仕実績や図書購入費決算等は平成17年度の数値である。  その内容によると、司書教諭の発令状況、読書活動の状況、学校図書館の図  書等の整備状況などほとんどすべての調査項目において前年度実績を上回っ  ている。しかし、学校図書館図書の購入額(平成17年度決算額)全国合計は、  小学校が90億円(平成16年度:94億円)、中学校で60億円(平成16年度:62  億円)と前年度を下回っていたことが明らかにされている。  なお、現在のところ詳細データへのリンクは設定されていない。  文部科学省HP内 学校図書館の現状に関する調査結果について  http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/04/07050110.htm ○図書館の新サービス、テレビで紹介  5月7日、千代田区立千代田図書館のリニューアルオープンがNHKニュースで取  り上げられ、新書の検索システムや図書館コンシェルジュといった「日本初」  のサービスが紹介された。また、同時に東京都立中央図書館の医療情報サー  ビス、鳥取県立図書館のビジネス支援サービスの様子も放送された。  このところ、ビジネスや健康情報などの情報提供サービスとそれに関連した  催し、地域・他団体と連携した活動など、新しい図書館サービスの試みが、  各地のテレビや新聞などで取り上げられている。   --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○児童書中心に2万冊 さいたま市桜図書館 大久保東分館が開館(埼玉4/15) ○子ども読書推進で大臣表彰 大野小(青森)などに [十和田市立三本木小  学校、弘前工業高校、中泊町図書館、「おはなしむくむく」も受賞]  (東奥日報4/17) ○読書推進で文科相表彰 保戸島小 堅徳小 野津高 大分市民図書館 絵本  とおはなしの会(大分合同4/17) ○子ども読書推進で表彰 [町立]みささ図書館とおはなしの会ポケット(倉吉)  文科省(日本海4/18) ○子どもの読書推進活動 [新見市立]新見図書館など文科大臣表彰 [ボランテ  ィアグループ「おはなしや」、美咲町立柵原西小、岡山市立岡輝中、精研高  も受賞](山陽4/18) ○富山市立図書館 録音図書を電子化 DVD・CDに変換 ページ検索容易に   保管スペースを縮小(北日本4/18) ○子どもの読書推進活動 優秀図書館に「[みどり市立]笠懸[図書館]」 優秀  団体はわらべの会(大間々) 文科省表彰 [優秀実践校は渋川・古巻小、  沼田小、藤岡・小野中学校](上毛4/20) ○〔話題の発掘〕ついた力ハウマッチ 兵庫の図書館[赤穂市立図書館]が「読  書貯金通帳」 借りた本の定価記帳(東京4/20) ○〔スポット〕調べ学習、本探しお任せ [佐賀]県立図書館が利用ガイド 子  どもと教師向け2種(佐賀4/21) ○学校図書館の充実急務 広がる「朝の読書」運動 小中学校基準達成3割台  中国5県 岡山以外は低水準 「子どもが変わる」 首長の熱意に左右 全  国学校図書館協議会・森田盛行事務局長に聞く 「教育の心臓」常に手入れ  を(中国4/22) ○〔広島総合〕府中[町]に生涯学習拠点 くすのきプラザ 図書館やアリーナ  (中国4/25) ○図書館サポート委設置 日[本]書[店商業組合]連[合会]  ICタグ、指定管  理に対応(文化通信5/1) *第352号の本欄に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。  入館12年ぶり70万人 [鹿児島]県立図書館 開館延長が奏功  →入館12年ぶり70万人 [鹿児島]市立図書館 開館延長が奏功(南日本4/13) --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○日本図書館協会北海道地区の研修と集い  「いま図書館がめざすもの〜司書はなにをすべきか〜」  日時:2007年5月21日(月)13:30-16:50  会場:札幌市中央図書館3階講堂  内容:講演「これからの司書−ダイナミックな図書館像を生み出す人」竹内   さとる氏(前日本図書館協会理事長),夕張の図書館の現状や道内図書館での   司書の取り組み等報告  参加費:無料(申込不要)  問合先:北海道立図書館・鈴木,西岡(TEL.011-386-8521) ○「学校図書館の「教育力」〜実践をとおして考える〜」  主催:学校図書館を考える会・近畿  日時:2007年6月16日(土)10:00-16:00  会場:大阪市立阿倍野市民学習センター  内容:講演「学校図書館の「教育力」」塩見昇氏,実践報告「教育を創る学校   図書館を目指して」舟岡直子氏(豊中市立小学校),高木享子氏(箕面市立   小学校)  参加費:500円 申込締切:6月6日(水)  申込先:新井せい子(E-mail:kangaeru_kinki★yahoo.co.jp FAX.072-723-5871) ○アート・ドキュメンテーション学会2007年度年次大会  「発現するドキュメンテーション−蓄積と検索から表現へ」  主催:アート・ドキュメンテーション学会,国立新美術館  期日:2007年6月23日(土)〜24日(日)  会場:国立新美術館3階講堂  内容:(1日目)シンポジウム,パネルディスカッション(2日目)公募研究発表会  参加費:資料代1000円(会員は無料)  詳細HP:http://www.jads.org/(アート・ドキュメンテーション学会) ○東京子ども図書館研修プログラム−児童図書館員をめざす若い人のために  日時:(1)2007年6月29日(金)〜30日(土)/(2)10月12日(金)〜13日(土)/   (3)2008年2月15日(金)〜16日(土)※(金)13:30-17:00,(土)10:30-17:00  会場:東京子ども図書館  内容:児童図書館サービスの基本を学ぶこと,基本的な本を読むことに重点を置き,   お話やブックトークの実習を含む  定員:10名 受講料:15000円/学生12000円  資格:原則として25歳までの方で3回通して参加できる方  応募要項請求方法:住所,氏名を記入して返信用封筒(80円切手貼付)を同封して   下記あて請求。要項請求の締切:5月22日(火)  問合先:東京子ども図書館(〒165-0023 中野区江原町1-19-10 TEL.03-3565-7711) ○図書館情報学橘会「公開講演会」  日時:2007年7月7日(土)14:30-15:30  会場:日本図書館協会2階研修室  内容:講演「図書館活動への市民参加」依田和子氏(よこはまライブラリー   フレンド代表)  参加費:無料 定員:先着100名  申込方法:info★tachibana-kai.com 宛に申込  詳細HP:http://www.tachibana-kai.com/(図書館情報学橘会) --------------------------------------------------------------------- ◆『図書館雑誌』5月号(84ページ・特別定価1300円)のお知らせ ○特集:特集:図書館をアピールする      ・読書の力 図書館を考える(肥田美代子)  ・コンセプトを明確にしてアピールする企業図書館   −富士通の技術情報センターの場合(藤村和男)  ・大学図書館と地域貢献−学術文献・情報の拠点としての地域貢献ポータル   (重里信一・杉田いづみ)  ・神奈川県立大和西高校図書館における教科とのコラボレーション   (松田ユリ子)  ・図書館が社会の中で果たす多くの役割(伊藤博)  ・図書館の貸出は出版文化を支えているか−図書館と出版文化の相互理解   のために(西野一夫・下迫田浩司・澁谷桂子・池原真) --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○南相馬市職員(司書)採用試験:1名程度  応募期間:2007年5月7日(月)〜5月25日(金)  http://www.city.minamisoma.lg.jp/ ○同志社大学 長期アルバイト職員(図書館関連業務):1名  応募締切:2007年5月18日(金)郵送必着 ○(学)桐蔭学園 嘱託職員(図書室):1名  応募締切:2007年6月30日(土)消印有効  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm --------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○販売委託本新刊  地域図書館論資料集 大澤正雄編著 西雲社発行 日本図書館協会発会  2007.4 172p B5判 定価1200円  ISBN4-8204-0700-6 =========================================================no.353 END= ■登録アドレスの変更・解除はメールでこちらまで。 mailmaga★jla.or.jp