======================================================<2007/3/14発信>   JLAメールマガジン 第345号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2007 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ  ■『図書館雑誌』3月号のお知らせ  ■求人情報 --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○平成17年度学術情報基盤実態調査結果  文部科学省はサイト上で、平成17年度学術情報基盤実態調査結果を公開した。  この調査は、平成16年度まで大学図書館実態調査として毎年行われてきたも  のに、「国公私立大学の学術情報基盤(大学図書館、コンピュータ及びネッ  トワーク等)についての現状を明らかにし、その改善の基礎資料とする」こ  とを目的として、調査事項にコンピュータやネットワークの管理組織・運営  体制、学内LANの整備状況等を加えて実施されたものである。  その調査結果の主なポイントとして、大学図書館編では「1.電子図書館的機  能の整備が進展 2.時間外開館・休日開館が拡充 3.ほぼ全ての大学で図書  館を学外者へ公開」、コンピュータ及びネットワーク編では「1.学内LANは  ほぼ全ての大学に整備 2.情報リテラシー教育は9割以上の大学で実施 3.  情報セキュリティ対策はほぼ全ての大学で実施」といった事項が報告されて  いる。  また、参考資料として「大学図書館や情報関係施設の特色ある取組」が紹介  されており、鳥取大学附属図書館における「大学図書館と県内全市の公共図  書館との連携」、千葉大学附属図書館における「インターネットを活用した  学術研究成果の情報発信(機関リポジトリ)強化」などが掲載されている。  文部科学省:平成17年度学術情報基盤実態調査(旧大学図書館実態調査)  http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/index20/07012502.htm  *図書館雑誌3月号の「霞が関だより」に概要および調査結果のポイントが   まとめられていますので、ご参照ください。 ○「文部科学省と語る会」で改正教育基本法について講演  文部科学省社会教育課を主務官庁とする社会教育関係団体の連絡提携組織で  ある社会教育団体振興協議会が3月2日標記の集会を開催した。このなかで文  部科学審議官田中壮一郎氏(2004年7月から今年1月まで生涯学習政策局長)  の講話「改正教育基本法のもとで社会教育団体に何を期待するか」があった。  講話は教育基本法成立までの経緯の説明、改正教育基本法の解説があり、さ  らに教育再生会議第一次報告、「放課後子どもプラン」推進のための連携方  策、「早寝・早起き・朝ごはん」国民運動、「学びあい、支えあい」地域活  性化推進事業などについてのコメントと、これら事業についてお願いがあっ  た。  日本図書館協会からは図書館政策企画委員会から3名が出席し、質疑の場で社  会教育行政における専門職員の位置づけを文部科学省として明確にすべきと  の発言をした。 ○Project Next-Lがメーリングリストを公開  次世代図書館コミュニティーとしての、図書館員による図書館システム作り  をめざして発足したProject Next-Lが、このたびメーリングリストを公開し、  多くの図書館員の参加を呼びかけている。また、3月22日18:00から慶應義塾  大学三田キャンパスでキックオフ・ミーティングを開催予定で、ミーティン  グへの参加者募集も行っている。  Project Next-Lは、慶應大学原田隆史氏を中心に、日本におけるオープンソー  スの統合図書館システムの構築をめざして立ち上げたもの。今回の公開は、  多くの図書館員の知恵を集めて仕様書を作成しようとする活動を、よりオー  プンかつ活発に行おうとするもので、図書館システムに詳しくない人も含め  た多くの図書館員の参加を呼びかけている。  Project Next-Lのサイト: http://www.next-l.jp/ ○児童図書館員養成講座の案内  第27回(2007年)児童図書館員養成講座の募集要項を、協会ホームページに  掲載しました。締切りは例年より若干早く4月26日です。詳しくは「図書館  雑誌」3月号、または下記を参照。  http://www.jla.or.jp/jlaevent.html ○日本図書館協会、5月より中堅職員ステップアップ研修(2)を実施  2004年度から司書(補)有資格者で図書館勤務経験7年以上の方等を対象とし  た研修「中堅職員ステップアップ研修(2)」を開始しましたが、今年度も  実施します。講師陣は次のとおり(敬称略・五十音順)  宇陀則彦(筑波大学)長田薫(浦安市立中央図書館)小田光宏(青山学院大学)  乙骨敏夫(埼玉県立浦和図書館)岸田和明(慶應義塾大学)瀬島健二郎(文化  女子大学)西野一夫(川崎市立中原図書館)藤田節子(川村学園女子大学)  三村敦美(座間市立図書館)宗村泉(印刷博物館)山本宏義(関東学院大学)  吉田直樹(東京都立中央図書館)渡邊隆弘(帝塚山学院大学)  詳細は近日中にお届けの『図書館雑誌』3月号綴込及び下記HPをご覧ください。  http://www.jla.or.jp/kenshu/stepup2007-2.html   --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○高校図書館 専任の「学校司書」採用へ 長期雇用も可能に [秋田県]  (朝日<秋田>1/27) ○サービス勝負図書館人気 川崎発 情報過疎解消へ魅力充実 貸し出し冊数  は蔵書の3倍 利用者の6割地元以外 おもちゃも借りられる [一関市立川崎  図書館](朝日<岩手>2/2) ○学校図書館電算化へ 出雲の52小中 新年度から5年めど(中国2/5) ○広報誌や社史の寄贈歓迎 [山梨]県立図書館がチラシ 企業などに呼び掛け  (日経<山梨>2/7) ○〔特集ワイド〕最近の図書館事情 知るへの近道 積極ナビ 出前します   病を調べる 進む電子化 交流の場に(毎日2/8夕) ○〔さいたま市の明日 07年度予算案から 下〕学校図書館司書を全校配置   読みたい時に読める(埼玉2/9) ○日進[市]の住民参加型公募債[図書館建設費] 3億円分、1時間で完売  (中日2/14) ○蔵書管理にICタグ 倉敷市立中央図書館 県内初導入へ(山陽2/14) ○地域教育拠点に転用 松重町立図書館 [徳島]県版特区認定 補助金の返還  免除(徳島2/14) ○〔単眼複眼〕指定管理者移行じわり 歴史博物館 効率化 未来を懸念  (朝日2/14夕) ○「あるある本」扱い困った [富山]県内図書館 原則公開だけど… 対応検  討、貸し出し保留も(北日本2/15) ○[熊本]県立図書館「本のリサイクルフェア」 集まった!!46000冊 きょうか  ら公民館などに配布(熊本日日2/15) ○[長崎]県立図書館在り方懇話会 答申案で移転求める(長崎2/17) ○[横浜市]中央図書館に新コーナー 10か国語 本や雑誌1万冊  (読売<横浜>2/18)  http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/topics/190216-01.html ○授業にも図書館活用 「読書で町づくり」進める大熊町 来年度から小中学  校で 貸出数は倍増 「まず本好きに」 [福島県](朝日<福島>2/22) ○学校との連携強化要望 [静岡]県立中央図書館 運営に提言 静岡で協議会  (静岡2/21) ○伊勢崎市外国人共生会議 異文化へ理解深めて 書籍充実など市長に提言  (上毛2/22) ○図書館効果 パチンコ店規制 国分寺駅北口に市が分館(朝日2/22) ○書庫の空調故障10年余 西鶴や近松資料劣化恐れも 大阪・中之島図書館   財政難、更新できず(読売<大阪>2/23) --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○シンポジウム「図書館の挑戦」  主催:特定非営利活動法人ゆいベース・エル/後援:沖縄県図書館協会  日時:2007年3月21日(水・祝)14:00-16:30  会場:沖縄国際大学・5号館1階106教室  参加費:無料  内容:記念講演「分権型社会における図書館の役割」組原洋氏(沖縄大学法経   学部教授・弁護士)研究報告「図書館員ステップアップ研修の提案」宮良惠次氏  (那覇市立中央図書館長)+沖縄県図書館協会調査研究部会メンバー  詳細HP:http://www.lib-okinawa.jp/xoops/modules/eguide/  問合先:ゆいベース・エル事業企画グループ・山口(TEL.098-893-0445   E-mail:yamaguchi★okiu.ac.jp) ○日本図書館研究会整理技術研究グループ3月月例研究会  日時:2007年3月24日(土)14:30-17:00  会場:大阪市立浪速人権文化センター4階会議室1  テーマ:図書館目録の今後に関する議論:文献展望から  発表者:渡邊隆弘氏(帝塚山学院大学)  詳細HP:http://www.tezuka-gu.ac.jp/public/seiken/  連絡先:渡邊隆弘(帝塚山学院大学 watanabe★hcs.tezuka-gu.ac.jp) ○文字・活字文化シンポジウム第2回「読み書き文化と言葉の力」  主催:(財)日本文化生涯学習振興会21  日時:2007年4月14日(土)12:30-15:30  会場:中央工学校STEPホール  参加費:一般2000円/学生1000円(資料代含)  内容:基調講演「読み書き文化と言葉の力」肥田美代子氏(出版文化産業振興   財団理事長)語り実演,パネルディスカッション「読み書き文化を支え育てる   図書館」,質疑応答  詳細HP:http://www.bunka21.com/  問合先:日本文化生涯学習振興会21(TEL.03-5924-7121 FAX.03-5924-7321)   --------------------------------------------------------------------- ◆『図書館雑誌』3月号(68ページ・定価980円)のお知らせ ○特集『図書館雑誌』創刊1000号  ・『図書館雑誌』1000号の刊行にあたって(塩見昇)  ・『図書館雑誌』101巻、1000号への祝辞(河村建夫)  ・『図書館雑誌』に期待する(森田盛行)  ・図書館理念の再構築を(阿曾千代子)  ・出版界と図書館でもっと議論を(菊池明郎)  ・『図書館雑誌』創刊の頃−日本文庫協会から日本図書館協会へ(石山洋)  ・戦前・戦中期の図書館状況と『図書館雑誌』(東條文規)  ・戦後期の図書館状況と『図書館雑誌』−図書館と利用者との関係づくりを   とおして(奥泉和久)  ・『図書館雑誌』創刊号にみる当時の誌面(図書館雑誌編集委員会)  ・戦後図書館界トピックスを伝える誌面(図書館雑誌編集委員会)   --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○成城大学図書館 契約職員:1名  応募締切:2007年3月14日(水)必着 ○東京青山・青木法律事務所 ベーカー&マッケンジー外国法事務弁護士事務所  契約社員:1名  応募締切日:2007年3月15日(木)必着 ○横浜国立大学 非常勤職員(図書館業務):1名  応募締切:2007年3月19日(月) ○大阪教育大学附属図書館(天王寺分館)非常勤職員:1名  応募締切:2007年3月19日(月)必着 ○杉野服飾大学附属図書館 嘱託職員:1名  応募締切:2007年3月20日(火)必着 ○茨城県霞ケ浦環境科学センター 臨時職員:1名  応募締切:2007年3月24日(土) ○(愛知県)大口町立図書館 臨時職員:若干名  応募締切:2007年3月30日(金) ○土浦市立図書館 嘱託職員:3名  応募締切:2007年4月12日(木)必着  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm  ==========================================================no.345 END= ■登録アドレスの変更・解除はメールでこちらまで。 mailmaga★jla.or.jp