======================================================<2006/5/17発信>   JLAメールマガジン 第303号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2006 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ  ■『図書館雑誌』5月号のお知らせ  ■求人情報  ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○教育基本法改正案、衆議院で趣旨説明  政府は5月16日衆議院本会議において、教育基本法改正案の趣旨説明を行っ  た。政府提出の改正案は新たに、「教育の目標」(第2条)、「生涯学習の理  念」(第3条)、「教育振興基本計画」(第17条)などの条項を加えた特徴があ  る。「社会教育」の条項(第12条)は、与党案で削除されていた図書館などの  施設名を入れ、「個人の要望や社会の要請にこたえ、社会において行われる  教育は、国及び地方公共団体によって奨励されなければならない。国及び地  方公共団体は、図書館、博物館、公民館その他の社会教育施設の設置、学校  の施設の利用、学習の機会及び情報の提供その他の適当な方法によって社会  教育の振興に努めなければならない。」としている。  第2条の「教育の目標」は現行法の「教育の方針」に代わるもので、「今日  重要と考えられる資質」として5項目からなる徳目的な内容を挙げている。  これは学校教育だけでなく、社会教育の事業にもおよぶものであり、「教育  振興基本計画」の条項とともに今後の図書館政策に影響をおよぼすものとな  る。政府案等は:  http://www.mext.go.jp/b_menu/kihon/houan.htm  民主党は5月15日の教育基本問題調査会総会で「日本国教育基本法案要綱」を  了承し公表した。その全文は:  http://www.dpj.or.jp/news/200605/20060515_04kyouiku.html  日本共産党は5月15日「子どもたちのすこやかな成長をねがう みんなの声と  運動で、教育基本法改悪をやめさせよう」を発表した。  http://www.jcp.or.jp/seisaku/2006/kyouiku_kenkai.html ○児童書四者懇談会「読み聞かせ団体等による著作物の利用について」作成  JLAメールマガジン第293号(2006/3/1発信)で、「児童書四者懇談会、著作物  利用の手引きを作成へ」と報じたが、このほど、この手引書が公表された。  http://www.jbpa.or.jp/ohanasikai-tebiki.htm  趣旨説明として、著作権のうち特に「財産権」と「著作者人格権」を認識し、  必要な許諾を得たうえで著作物を利用することを求めるとともに、「著作者  にとって自分たちが作り上げた作品が、さまざまな形で子どもたちのもとに  届けられるのはうれしいこと」であり、「作り手と渡し手が、共に手を携え  て作品世界の楽しさを子どもたちの心に届けられるよう」願うとしている。  本文は、著作権者に無許諾で利用できる著作物・利用形態、営利の場合の著  作物の利用、非営利でも、著作権者の許諾を要する著作物・利用形態と対応  方法、「著作物利用許可申請書」という構成になっている。  朝日新聞(5月13日付)では、“「読み聞かせ」に細かい注文 著作権めぐり  作者ら”“規定は細部にわたるため、「現場を萎縮させるのではないか」と  いう疑問の声も出ている。”と報じている。 ○国立国会図書館ホームページに「国立国会図書館の役割とは?」掲載  国立国会図書館では、2月にいわゆる「独立法人化」問題が起こってから直  ちに、そのホームページに記者発表資料「国立国会図書館の役割について」  を掲載してきた。(JLAメールマガジン第291号<2006/2/15発信>既報)  このたび、「最近、国会事務局改革や当館の「独立法人化」の問題に関連し  て当館に言及されることが多いため、このページでは、当館の役割を多くの  方にご理解いただくための資料を掲載します。」として、同館のサイト内に  新ページ「国立国会図書館に役割とは?」を設置した。  2月10日の記者発表資料に加えて、「国立国会図書館月報」2006年3月と4月号  及び「図書館雑誌」2006年4月号に掲載されたこの問題に関する記事が掲載さ  れている他、国立国会図書館をさらに詳しく知るためのサイト内関連ページ  6箇所へのリンクで構成されている。  http://www.ndl.go.jp/jp/role/index.html  (参考)自由民主党>行政改革推進本部>国会事務局等改革に関する提言    (平成18年2月10日)  http://www.jimin.jp/jimin/gyo/katsudou/h18/180210.pdf ○国立国会図書館、レファレンス協同データベース事業の参加館を追加募集  同事業は、全国の図書館等と協力してレファレンス事例等のデータを蓄積  し、レファレンスサービスの向上を目指す協同事業である。平成18年4月末  現在、参加館のみ参照できるデータを含めると約20,000件蓄積されており、  参加館は、これらのデータを検索利用することができる。  申込期間:平成18年5月22日(月)〜平成18年6月26日(月)  申込方法:レファレンス協同データベース事業のページを参照  http://www.ndl.go.jp/jp/library/collabo-ref.html  申込み・問合わせ先   国立国会図書館関西館事業部図書館協力課協力ネットワーク係   E-Mail:info-crd★ndl.go.jp TEL:0774-98-1475(直通) --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○貸し出し対象 全県民に拡大 春日井市図書館(毎日4/1) ○多文化コーナー [愛知]県図書館が新設 「ビジネス情報」拡張(中日4/4) ○船橋市蔵書廃棄 賠償命令が確定(産経4/8) ○つくる会側の上告退ける 著書廃棄賠償3千円確定(千葉日報4/8) ○4月23日は 子ども読書の日 各校の取り組みは… 北海道滝川市立西小   意欲高める「読書通帳」「読書郵便」も 埼玉・三郷市立前谷小 廊下に読  書用のベンチ置く 「朝の読書」導入校は61% 推進協調べ(日本教育4/17) ○「図書整備費 なお増額を」 学校図書館協議会など要望書(読売4/21) ○[名古屋]市図書館HP こどもページ開設 狙いは、読書離れに歯止め  (中日4/21)  http://www.tsuruma-lib.showa.nagoya.jp/oshirase/topics.html ○学校と図書館 連携へ 推進会議 共有化システム構築 [佐賀県立図書館で  「図書館先進県」の一環](佐賀4/29) ○読んで効く闘病記 図書館・病院など広がる専用棚 不安解消 患者の励みに  「気持ち気づかされた」医学生にも効用(日経4/30) ○こども図書館にリニューアル 新宿区立中央図書館児童室 配本サービスも  オープンは5日(毎日<東京>5/2) ○新[岩手]県立図書館 魅力アップ 広さ3倍 蔵書充実 民間と管理連携  (岩手日報5/6)   --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○第7回図書館利用教育実践セミナー  主催:日本図書館協会 企画担当:図書館利用教育委員会  日時:2006年6月23日(金)19:00-21:00  会場:日本図書館協会2階研修室  テーマ:図書館利用教育の自己点検・評価の方法   〜大学図書館の新入生オリエンテーションを事例に〜  講師:石川敬史(図書館利用教育委員会委員,工学院大学図書館)  対象者:図書館職員,教職員,JLA会員,利用者団体ほか 締切:6月20日(火)  参加(資料)費:会員500円,非会員1000円 定員:120名(先着順)  詳細HP:http://www.jla.or.jp/cue/friday7.html  問合先:日本図書館協会事務局(E-mail:cue★jla.or.jp)   ○第23回医学情報サービス研究大会(千葉大会)  期日:2006年7月15日(土)〜 16日(日)  会場:千葉大学 けやき会館  事前申込締切:2006年7月12日 参加費:3500円(7月1日以降の申込4000円)  詳細HP:http://mis.sinayaka.com/  問合先:大会事務局 加藤晃一(千葉大学附属図書館 TEL.043-290-2244   FAX.043-290-2255) ○第13回医学図書館員基礎研修会  期日:2006年8月2日(水)4日(金)  会場:慶應義塾大学信濃町キャンパス 新教育研究棟2階講堂1ほか  テーマ:「ヘルスサイエンス情報専門職の基礎:医学教育改革をふまえて」  内容概要:講演,講義,演習,グループ討議によるヘルスサイエンス図書館員に   必要な基礎的知識と技能の習得。  定員:80名 参加費:JMLA会員4000円,一般6000円  申込締切:2006年6月16日(金)必着  詳細・申込方法:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jmla/event/kiso/kiso.html  問合先:慶應義塾大学信濃町メディアセンター内基礎研修会実行委員会事務局  (担当:宮崎 E-mail:med-jmla2006kiso-jimu★lib.keio.ac.jp   TEL.03-5363-3723 FAX.03-5363-3859)   --------------------------------------------------------------------- ◆『図書館雑誌』5月号(92ページ・特別定価1300円)のお知らせ ○特集「地域にいきる図書館」  ・コミュニティのための図書館:日英の比較から(根本彰)  ・地域の図書館(渡部幹雄)  ・鳥取県立図書館のビジネス支援事業について(小林隆志)  ・街と文化と図書館と(中古賀葉子)   ・鳥取大学附属図書館と県内図書館ネットワーク(森田正)  ・墨田区の図書館サービス−赤ちゃんから高齢者まで(竹内静子)   --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○平成18年度 徳島県職員等採用上級試験 司書・2名程度  受付期間:(郵送)2006年5月12日(金)〜29日(月)消印有効  (インターネット)2006年5月12日(金)〜19日(金)到着分  http://www.pref.tokushima.jp/generaladmin.nsf/wmv/b131k1020 ○西村ときわ法律事務所図書・ファイル課 司書正所員:1名  応募締切:2006年5月22日(月)必着  http://www.jurists.co.jp/ja/recruiting/a340.shtml#article02 ○お茶の水女子大学図書館 非常勤職員:1名  応募締切:2006年5月22日(月)必着 ○東京大学附属図書館 非常勤職員:1名  応募締切:2006年5月23日(火) ○NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]パート職員:2名程度  応募締切:2006年5月23日(火) ○京都府立大学附属図書館 臨時職員:1名  応募締切:2006年5月24日(水)必着 ○千葉大学附属図書館(亥鼻分館) 非常勤職員:1名  応募締切:2006年5月24日(水)必着 ○明治学院高等学校図書室 アルバイト  申込締切:2006年5月31日(水) ○東京大学総合文化研究科附属アメリカ太平洋地域研究センター 長期非常勤職員  応募締切:2006年5月31日(水)必着 ○名古屋女子大学学術情報センター 臨時職員:2名程度  応募締切:2006年6月15日(木)  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm     --------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○2006年度役員会、総会の日程は下記のとおりです。委任状の提出にご協力  ください。  5月24日(水):理事会  5月25日(木):評議員会  5月26日(金)午前:部会総会 午後:定期総会  ※会場はすべて日本図書館協会会館 ===========================================================no.303 END=