======================================================<2005/11/22発信>   JLAメールマガジン 第280号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2005 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ  ■求人情報  ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○情報処理学会が情報教育について提言  学習指導要領改訂の動きにともない高等学校の教科「情報」に、図書館の働  きについて盛込まれることについて関心が寄せられている。日本図書館協会  はこの教科が始まった際、これに関連したシンポジウムを開催した(2003年  東京国際ブックフェア「新設教科“情報”と図書館の役割」)。そのなかで、  すべての「情報」教科書の比較点検を行った発表があった。工学的な内容が  ほとんどで情報提供機能をもつ図書館に関する記述が極めて希薄との評価を  し、これの改善を求めるべきだとの提起があった。  情報処理学会情報処理教育委員会はこのほど「日本の情報教育・情報処理教  育に関する提言2005」を発表し、学習指導要領改訂にもふれた提言を行って  いる。「情報社会を生きる力」を育成する情報教育の目標として、情報活用  の実践力、情報の科学的理解、情報社会に参画する態度の3目標を挙げてい  るが、その必要性には賛同する。しかし現行指導要領では情報機器が「情報  を扱う便利な道具」として位置づけられ、その仕組みを学ぶにとどまってい  る。「情報処理の理解」を強める必要があるとし、それぞれの発達段階に応  じて適切な「手順的な自動処理」の体験を持たせる、「手順的な自動処理」  に関心を持った生徒が系統的に学べる場を設ける、などの提言を行っている。  なお同学会10月29日シンポジウム「高校教科「情報」の現状と将来」を開催  した。  http://www.ipsj.or.jp/12kyoiku/proposal-20051029.pdf   --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○図書館は便利な宝箱 来月開館する函館市中央図書館 マンガやビデオ、  ネットも… 63万冊の本、資料収蔵(北海道10/1) ○図書館→コンビニ 本デリバリー低迷 [岐阜]県教委、廃止も視野 遠隔地  の利用 外れ/往復420円手数料ネック(朝日<岐阜>10/5) ○始業前10分「朝の読書」運動 [長野]県内の実施率 全国5位 小中高校全  体の76% 活字離れ 歯止め期待(信濃毎日10/10) ○大きさにびっくり 「仙台領国絵図」宮城県図書館で展示 原寸大をデジタ  ル複写 今後学校へ貸し出しも(河北新報10/24夕) ○特集 第59回読書世論調査 若年層にじわり浸透 新しい読書形態次々 ネッ  ト本 掲示板、ブログ、携帯電話… 「活字回帰」評価も オンライン書店  利便性うけ購入者増加 「いつでも注文」「早く届く」… ジャンル 「趣  味・スポーツ」今年も最多47% 「日本の小説」2位復活 フリーマガジン  都市部で部数拡大 韓流ブーム ドラマ、俳優関連人気 出版界には大波来  ず 図書館 「利用」は横ばい29% 「娯楽・趣味の情報収集」最多  (毎日10/26) ○児童にバッジ 貸し出し77%増 目指せ読書王 土佐清水市民図書館の作戦  成功(高知10/26) ○図書館と学校の連携あり方探る 鹿児島市で県図書館大会(南日本10/26) ○データで見る[熊本]県内図書館事情 蔵書数など平均以下 財政難で購入進  まず(熊本日日10/27) ○[徳島]県立図書館、時間延長半年 貸出者数 34%増 冊数、入館者数は微  増 読みたい本、じっくり探す?(徳島10/27夕) ○子供の言語力向上を 図書館の充実が鍵 文字・活字文化振興法  (神奈川10/28) ○[沖縄県教委]学校図書調査 伸び続ける読書冊数 年平均 小学生123.4冊  中学生35冊 学年進むと減少傾向(沖縄タイムス10/28) ○[那覇]市立図書館情報 ラジオで発信 8館職員がリレー担当 新着本やイ  ベント紹介(沖縄タイムス11/1) ○[富山]県内変わる図書館 上 利用者本位 夜も開放、「滞在型」へ ビジ  ネス支援で特色 中 民間委託 経費削減へ導入進む 県外では「指定管理  者」も(北日本11/2,4) ○新館入館者400万人に [茨城]県立図書館(茨城11/3) ○調布の昔話 本に 市立図書館 183話採録 お年寄りから聞き集め 語り口  調を忠実に再現(東京11/4) ○学校司書効果 貸出数急増4140冊 東出雲中 昨年度の5.5倍 町内全中学  校で配置へ(山陰中央11/5) ○各地図書館への支援強化を提言 [山口]県立図書館検討委(朝日<山口東>11/9) ○県立図書館天井に石綿 山口 除去で来月1カ月閉館(中国11/10) ○公立図書館 なぜ増える? 市町村合併で駆け込み 国の財政支援受け大型  化(日経11/13) ○蔵書を電子化、オンライン検索・閲覧 「ネット図書館」知の覇権争い 米  3強[グーグル、ヤフー、マイクロソフト]、書籍情報の拠点目指す 著作権  侵害の懸念も 作家団体・出版大手が提訴 グーグル先行 様子見の日本  (読売11/13) ○本不足補い 子供に活字 学校図書館→貸し借り進む←公立図書館 財政難  で窮余の策 蔵書一覧 ネットで結ぶ(日経11/11夕)   --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○小中学校の図書館に関心ある人たちの神奈川学校図書館大交流会2005  主催:大交流会実行委員会(学図研神奈川支部,生きた図書館をめざす会,   学校図書館を考える会・横浜,楽しい本との出会いをひろげる会)  日時:2005年11月26日(土)10:00-16:00  会場:もみじ坂ジョイプラザ 神奈川婦人会館2階第2会議室  資料代:300円  内容:報告「平塚市神田地区読書推進連絡協議会のとりくみ」「二宮町の学   校図書館職員配置を考える〜緊急雇用対策費から町費雇用へ」ワークショ   ップ「あったらいいな!こんなとしょかん」情報交換  問合先:木伏(県立神田高校 TEL.0463-55-1532)村島(TEL.045-303-5096) ○第7回図書館総合展フォーラム講演会  「子どもの生きる力,エンパワメントのためのメディアリテラシー   〜図書館員による情報リテラシー支援とむすぶ〜」  主催:日本図書館協会 企画・運営:図書館利用教育委員会  日時:2005年11月30日(水)15:30-17:00  会場:パシフィコ横浜 第一会場  対象者:図書館職員,教職員,JLA会員,利用者団体ほか  講師:田上時子(NPO法人女性と子どものエンパワメント関西代表)  参加費:会員500円 非会員1000円 定員:120名(先着順)締切:11月25日(金)  詳細HP:http://www.jla.or.jp/cue/sogo7.html  問合先:日本図書館協会図書館利用教育委員会担当(cue★jla.or.jp) ○公開シンポジウム「これからの医療情報を考える!−「患者図書室」/  「患者情報室」のさらなる発展をめざして−」  主催:大阪市立大学大学院創造都市研究科  日時:2005年12月10日(土)13:00-16:45  会場:大阪市立大学医学部医学情報センター・ホール  参加費:無料  内容:基調報告,事例報告,基調講演「これからの医療情報を考える」開原成   允氏(国際医療福祉大学大学院院長),パネルディスカッション  詳細HP:http://www.info.gscc.osaka-cu.ac.jp/event/sympo2005dec10.html  問合先:事務局・杉本(FAX.06-6690-2736 sympo2005dec10★media.osaka-cu.ac.jp) ○日本図書館協会図書館学教育部会2005年度第2回研究集会  日時:2005年12月17日(土)10:50-16:50  会場:大阪市立東淀川勤労者センター  全体テーマ:「上級司書制度を支えるリカレント教育」  内容:「日本図書館協会「上級司書問題」を検討した立場から」糸賀雅児氏  (慶應義塾大学)「全国規模で実施されている研修企画:関西館プロジェク   トがまとめたリカレント教育」松井純子氏(大阪芸術大学)「公立図書館   員が望むリカレント教育」渡邊勲氏(羽衣国際大学)「e-learningの可能   性:コンテンツ配信(日図協ステップアップ研修の内容)」大倉孝昭氏  (大谷女子大学)  参加費:図書館学教育部会員500円,協会会員1000円,その他1500円  申込方法:12月12日(月)までにE-mail,郵送で申込  申込・問合先:前川和子(〒584-8540 富田林市錦織北3-11-1 大谷女子大学   司書課程室 E-mail:maekawk★ohtani-w.ac.jp)   --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○大妻中学高等学校図書室 事務補助:1名  応募締切:2005年11月26日(土)必着 ○東京大学農学生命科学図書館 非常勤職員:1名  応募締切:2005年12月2日(金)  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm   --------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○2005年度第5回施設会員配付資料:以下のとおり11月11日付で発送いたしま  した。お手元に届きましたら中身を必ずご確認ください。   (1)現代の図書館 vol.43 no.3 (2)ネットワーク資料保存 第78号  問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ○転居や勤務先変更により『図書館雑誌』の送付先が変更になる場合は、月末  までにご連絡いただけると、翌月より新住所へお届けいたします。FAX、メ  ール、異動届はがき等でお知らせください。  問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ==========================================================no.280 END= JLAメールマガジンの登録・解除・アドレス変更はmailmaga★jla.or.jpまで。