======================================================<2005/9/21発信>
JLAメールマガジン 第271号
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編集発行:社団法人 日本図書館協会
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JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/
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▼目次▼
■図書館界ニュース
■新聞記事より
■集会等のお知らせ
■求人情報
■JLAからのお知らせ
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◆図書館界ニュース
○ICタグのデータフォーマット標準化の提案 −意見募集−
9月1日に開催された日本図書館協会常務理事会で、図書館におけるICタグの
標準化についての素案を確認し、これについて広く意見を聴取することに
なった。
現在、公共図書館を中心に40−50館程度でICタグがすでに導入されており、
導入を検討している図書館もかなりの数にのぼると考えられる。しかし、ほ
とんどの図書館で採用されているタグと出版業界で標準化が検討されている
タグは帯域が異なっている。そのため、今後、混在で利用されることも視野
に入れなければならない。出版物に付与されるICタグと各図書館が独自に貼
付するICタグの間の整合性を保ちつつ、また各図書館でデータ処理上の問題
が生じないようにICタグに記録する情報の標準化を図る必要が生じている。
提案は図書館における業界標準の制定をめざすもので、広く図書館関係者の
ご意見やご質問をお寄せいただくことを期待している。
提案の内容:http://www.jla.or.jp/ictag.pdf(図書館雑誌10月号にも掲載)
意見聴取の期間・方法:2005年12月末まで。文書、FAX、メールで
意見連絡先:日本図書館協会 常世田良
FAX:03-3523-0841 E-mail:ictag★jla.or.jp
回答は図書館雑誌で記事としてまとめて答える予定。
○「都立図書館改革の基本的方向」発表
東京都教育委員会は、8月25日付けで「都立図書館改革の基本的方向」を発表
し、これについての意見を9月26日まで受け付けている。
報告では、都立図書館のこれからの役割を明らかにした上で図書館改革の基
本的考え方を示し、今後都立図書館が取り組むべき図書館サービスの内容を
明らかにしている。都立図書館のこれからの役割として、課題解決のための
サービス、東京に関する情報センター、市区町村立図書館の支援及び連携・
協力、都政への貢献を挙げている。
「日比谷図書館の地元区移管を検討」については、別紙が添えられ、日比谷
図書館の個人貸出サービス中心の業務運営が区市町村立図書館のサービス内
容と重複していること、都内区市町村立図書館が充実してきており、役割分
担の観点から、都が日比谷図書館の運営を継続する必要性は薄いと述べて、
地元区への移管を検討すべきだとしている。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr050825t.htm
○岡山大会準備進む
来年の全国図書館大会は岡山市で開催されるが、その第2回準備委員会が9月
20日行われた。現地が企画進行をする館種ごとの分科会については、それぞ
れ2回程度の事前の打ち合わせが行われ、その骨格が決まりつつある。大学、
短大、高専の分科会では、大学図書館部会代表の参加も得て企画が練られて
いる。2日間という日程であるが、意義のあるものとするために、全体を改
めて見直しを図ることが真剣に協議された。著名人による記念講演・シンポ
ジウム・対談などの持ち方や候補者、大会テーマ、表彰、予算案立案の考え
方など、基本となる諸点が提起され、大筋の方向が決められた。
本年の茨城大会には30名を超える参加者が予定されている。
○全国図書館大会茨城大会にご参加を!
今年の全国図書館大会の参加申込み締切りは9月30日(金)まで延長されてい
ます。奮ってご参加ください。
開催日:10月26日(水)〜28日(金) 開催地:茨城県水戸市
大会の詳細は『図書館雑誌』6月号綴込みのほか、9月号に「全国図書館大会
への招待」が特集されています。申込書は下記の大会HPからも入手できます。
http://www.lib.pref.ibaraki.jp/home/ila/jla/jla_index.htm。
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◆新聞記事より(地域版含む)
○読書で文具もらおう 羽咋市図書館 スタンプラリー好評(北日本8/28)
○通天閣、USJ・・・何を詠む? 「小倉」超えるか 大阪百人一首募集 中之島
図書館、開館100周年で(産経<大阪>8/28)
○藤枝 図書館 駅周辺に [藤枝に新しい図書館をつくる]市民の会準備会
市に要望書を提出(静岡8/30)
○西条市立図書館 市民が新築要望 署名1万6443人分提出(愛媛8/30)
○補修や買い替え必要に かわいそうな本 昨年度1万2000冊 [秋田]市立の
3図書館 一部は利用者に原因 マナー向上訴え(秋田魁9/1)
○閲覧3倍の15万冊に 江別・[北海]道立図書館 80周年で書庫の一部開放
(北海道9/2)
○北広島[町]図書館長に道上さん(広島) 公募で採用 司書歴40年(中国9/2)
○[福島]県立図書館「学びの環境づくり」を作成(福島民報9/3)
○岡山県立図書館 はや入館100万人 立地や豊富な蔵書人気(山陽9/3夕)
http://www.libnet.pref.okayama.jp/
○日比谷図書館、区立に 都教委、千代田区と協議へ(朝日<東京>9/15)
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◆集会等のお知らせ
○三田図書館・情報学会第124回月例会
日時:2005年9月24日(土)14:00-16:00
会場:慶應義塾大学(三田)大学院棟313教室
テーマ:図書館による医療・健康情報の提供
内容:「健康情報棚プロジェクト:"情報を必要とする人へ届ける"仕組み作り」
石井保志氏(東京医科歯科大学図書館)「公共図書館における"医療情報"
整備の問題点と今後の方向性」後藤久夫氏(前東京都立中央図書館)
参加費:三田図書館・情報学会会員は無料/非会員200円 *事前申込不要
詳細HP:http://wwwsoc.nii.ac.jp/mslis/monthly.html
問合先:三田図書館・情報学会事務局(E-mail: mslis★slis.keio.ac.jp)
○平壌(ピョンヤン)ドイツ文化センター図書室 −北朝鮮での図書館開設を
めぐって」(APL9月特別講演会)
主催:APL(Association of Professional Librarians, Tokyo)
日時:2005年9月27日(火)18:00-20:00
会場:東京ドイツ文化センターNo.207号室
発表者:Jens Boyer(イェンス・ボイェ氏・東京ドイツ文化センター図書館長)
通訳:吉次基宣(東京ドイツ文化センター司書)
内容:平壌の「図書室」設立に関わる図書館情報学の分野での協力や「図書室」
・平壌の様子について写真などを用いて紹介。
申込先:東京ドイツ文化センター図書館・吉次基宣(yoshitsugu★tokyo.goethe.org)
○シンポジウム「大学図書館の研究支援機能の充実
−アメリカ合衆国の場合、日本の場合−」
共催:和光大学総合文化研究所・和光大学附属梅根記念図書館
日時:2005年10月15日(土)14:00-17:00
会場:和光大学J-104教室
内容:講演「バージニア大学における図書館サービスの充実方策」岩渕祥子氏
(バージニア大学エレクトロニック・テキスト・センター)ほか
詳細HP:http://www.wako.ac.jp/souken/meetings05/05event06.html
問合先:和光大学 総合文化研究所(TEL.044-989-7478 souken★wako.ac.jp)
梅根記念図書館(TEL.044-989-7494 library★wako.ac.jp)
○平成17年度社会教育計画研究セミナー
主催:国立教育政策研究所
期日:2005年10月17日(月)〜21日(金)
会場:国立教育政策研究所社会教育実践研究センター
定員:50名程度 締切:9月29日(木)必着
詳細HP:http://www.nier.go.jp/homepage/syakai/index.htm
問合先:国立教育政策研究所社会教育実践研究センター 企画課普及・調査係
(TEL.03-3823-8681・8420)
○DAISY講演会「世界に広がるDAISY−アクセシブルなマルチメディアの開発−」
主催:国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所/更生訓練所
日時:2005年10月19日(水)13:00-16:00
会場:国立身体障害者リハビリテーションセンター学院講堂
参加費:無料 締切:10月14日(金)
講演者:Elsebeth Tank氏(DAISYコンソーシアム会長,デンマーク国立盲人図
書館)George Kerscher氏(DAISYコンソーシアム事務局長,RFB&D)河村宏氏
(研究所障害福祉研究部長)
情報保障:日英同時通訳,パソコン要約筆記,手話通訳,磁気ループ,点字資料
問合・申込先:研究所障害福祉研究部DAISY講演会事務局・広報担当(太田)
(TEL.04-2995-3100内2515)FAX.04-2995-3132 daisy-fukushi★rehab.go.jp)
○第7回大倉精神文化研究所所蔵資料展:図書館用品展
期日:2005年11月1日(火)〜6日(日)9:30-16:30
会場:大倉精神文化研究所図書館(大倉山記念館内)
入場料:無料
問合先:大倉精神文化研究所(TEL.045-542-0050)
○平成17年度全国公共図書館総合・経営部門研究集会
研究主題:新時代の図書館経営−市民は図書館に何を求めているか−
期日:2005年11月10日(木)〜11日(金)
会場:兵庫県民会館 9階 けんみんホール
内容:基調講演「『連想する場』としての公共図書館リファレンス」高野明
彦氏(国立情報学研究所)事例発表「図書館への指定管理者制度導入の経
緯とその後の状況」小田口司氏(北九州市立中央図書館)「PFI手法による
図書館、その1年」大塚由良美氏(桑名市教育委員会)「公共図書館経営の
一視座−情報化と連携」松本雅貴氏(市川市中央図書館)全体会(パネル
ディスカッション),情勢報告
参加費:3000円(資料代)
申込方法:所定の申込書にて 申込締切:2005年10月14日(金)
問合先:全国公共図書館総合・経営部門研究集会実行委員会事務局
(TEL.078-371-2533 FAX.078-371-5046 zenkouto★muni.lib.city.kobe.jp)
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◆求人情報
○女子美術大学相模原図書館 アルバイト:1名
応募締切:2005年9月27日(火)
○(財)国際文化会館図書室 図書室長:1名
応募締切:2005年10月31日(月)
求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。
http://www.jla.or.jp/job.htm
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm
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◆JLAからのお知らせ
○『図書館雑誌』9月号の発送は完了しました。現時点で届いていない場合は
郵便事故の可能性がありますので至急ご連絡ください。
問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)
○2005年度第3回施設会員配付資料:以下のとおり9月14日付で発送いたしました。
お手元に届きましたら中身を必ずご確認ください。
(1)日本の参考図書 四季版 No.156
(2)ネットワーク資料保存 第77号
(3)子どもの読書環境整備のためのチェック項目
問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp)
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