======================================================<2005/9/14発信>   JLAメールマガジン 第270号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2005 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ  ■求人情報 --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○国会図書館の「児童ポルノの類」資料の利用制限  国立国会図書館所蔵の「児童ポルノ」資料の利用について新聞報道されてい  るが、日本図書館協会の図書館の自由委員会は9月2日、同館を訪れ、収集部  課長等からヒアリングをした。同館は7月8日付けで「資料提供部における  「児童ポルノの類」の取扱いについて」をまとめ、これにより対応している。  児童買春・児童ポルノ禁止法は問題とされた資料について、頒布、販売、貸  与等を禁止している。法の趣旨は子どもの人権保護にあり、それに触れ問題  となる図書等をつくらせないという規制であるが、合法的に収集したものま  で遡及して規制する事態が及ぶとすれば、図書館の役割にも関わる。  同館の利用規制の検討経過、規制の内容、規制の基準等の説明を受け、意見  交換を行った。「閲覧申請書」の提出を求めること、別室において閲覧させ  ること、複写はさせないこと、などを当面の対応策としている。 ○著作権制度の見直しについて意見募集  文化庁は、「文化審議会著作権分科会法制問題小委員会 審議の経過」に対  する意見募集を現在実施している。同報告は、ことし2月以来7回にわたって  検討されてきた内容が9月8日の著作権分科会に提出されたもので、図書館界  が要望してきた著作権の権利制限の拡大に関する6項目が含まれている。  8日の分科会では、小委員会の中山主査から次のように報告があった。  「他の図書館等から借り受けた図書館資料の複製については、借用を依頼し  現に責任を持って当該資料を管理している貸出先の図書館等において、著作  権法第31条第1号の条件を満たす場合には、当該資料の複製をすることができ  るとする方向で権利制限を認めるのが適当であるとする意見が多数であった。  なお、その他の論点については、要望内容や実態等を踏まえた上で、現行法  の枠組みでどこまで対処が可能であるかも含め、引き続き検討する必要があ  るとする意見が多数であった。」  著作権分科会には図書館界の代表として常世田良日図協理事が委員となって  おり、今回の見直しを実現させるために図書館界から多くの意見が提出され  るよう呼びかけている。(http://www.jla.or.jp/archives/commentyosei.doc)  募集の要領は以下のサイトに掲載されている。  参照先:「『文化審議会著作権分科会法制問題小委員会 審議の経過』」に   対する意見募集について(文化庁長官官房著作権課)   http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2005/05090803.htm  意見募集の対象となる報告書:『文化審議会著作権分科会法制問題小委員会   審議の経過』(PDF:1,132KB)   http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/toushin/05090806/all.pdf  提出先 文化庁著作権課法規係あてに郵便、FAXまたは電子メールで  期限 10月7日(金)   ○全国図書館大会(茨城)に参加を  全国図書館大会の最終申込み締切りは9月16日(金)です。まだ申し込んでい  ない方は至急お願いします。学校図書館分科会は当初の目標を超え300人以  上の参加者数となっていますが、他はすべて余裕があります。周りの方たち  にお誘いの上ぜひご参加ください。  開催日:10月26日(水)〜28日(金)  開催地:茨城県水戸市  大会の詳細は『図書館雑誌』6月号綴込みのほか、今月号(9月号)「全国図書  館大会への招待」が特集されています。  申込書も次のホームページから入手できます。  http://www.lib.pref.ibaraki.jp/home/ila/jla/jla_index.htm。 ○第59回読書週間、開催要領決まる  読書推進運動協議会が主催する読書週間は今年も10月27日から11月9日の2週  間行われる。今年の標語は「本を読んでる君が好き」  http://www.dokusyo.or.jp/   --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○絵本など1万冊水浸し 岡山市立中央図書館 天井裏パイプはずれ  (朝日<岡山>8/6) ○ビジネス支援図書館 [静岡]県内も利用好調 起業の潜在需要高く 電子メ  ディアを駆使(静岡8/12) ○新・[岩手]県立図書館開館は来年5月 現図書館は12月閉館  (朝日<岩手>8/13) ○米グーグル、書籍電子化を[一時]中止(日経8/14) ○自動書庫は最大100万冊 [奈良]県立図書情報館11月3日開館  (朝日<奈良>8/20) ○変わる公立図書館 利用層開拓に苦心 財政難受け知恵絞る 4割を占める  児童書 吉岡[町図書館] ビジネス書籍を充実 [群馬]県立[図書館]  (上毛8/21) ○より便利に、使いやすく! 公立図書館の"変身"進む PCで予約し自宅で  受け取り 県下図書館をネットワーク化 小説などを電子書籍で貸出し 月  曜日も開館、夜は8時まで 休日に学校図書館を開放(公明8/23) ○山形市立図書館 貸し出し者数21万7000人 前年度比1万1324人増 時間延  長など サービス向上 奏功(山形8/23) ○冷凍保存で300冊再生へ 岡山市立中央図書館 漏水事故の書籍乾燥  (山陽8/24) ○[福島]県点字図書館指定管理者 県盲人協会が候補 県直営施設 初の制度  導入 非公募方式(福島民報8/25) ○5日に検討懇発足 [金沢]市玉川子ども図書館 年度内に基本方針、実施設  計(北国8/26) ○本離れ「調べ学習」で歯止め 学校図書館機能強化プロジェクト 文科省が  来年度実施(日刊工業8/30) ○どんどん使おう! 身近な図書館 (東京新聞サンデー版 世界と日本 大  図解シリーズ No.699)(東京9/4) ○国会図書館 揺らぐ 公開原則 120点閲覧制限 児童ポルノ本 法務省「所  蔵でも違法性」(読売9/6) ○治療の情報探しや疑問解決 司書、看護師が"助っ人" 東京女子医大病院   患者が学ぶ「情報館」(読売9/7) ○品川区の小中学校 図書館とネット 蔵書取り寄せ来月から可能 読書指導  を委託 週2回程度配置(毎日9/7)   --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○平成17年度生涯学習の情報化に関する研究セミナー  主催:国立教育政策研究所  期日:2005年10月3日(月)〜7日(金)  会場:(主会場)国立教育政策研究所社会教育実践研究センター  定員:50名程度 締切:9月20日(火)必着  詳細HP:http://www.nier.go.jp/homepage/syakai/index.htm  問合先:国立教育政策研究所社会教育実践研究センター 企画課普及・調査係  (TEL.03-3823-8681・8420) ○図書館問題研究会第32回研究集会  期日:2005年10月9日(日)〜10日(月・祝)  会場:スパリゾートホテル久留米  テーマ:「ほんものの図書館を」  内容:研究発表・討論・懇親会  定員:80名程度 参加費:会員1000円 非会員2000円  詳細HP:http://www.jca.apc.org/tomonken/  申込・問合先:図問研福岡支部事務局(久留米市立中央図書館内 下川和彦気付   TEL.0942-38-7116 FAX.0942-38-7183 E-mail:hikoichi★ktarn.or.jp) ○ブックインとっとり2005 第18回地方出版文化功労賞  開催期間及び会場:読書週間中(10月上旬〜11月)  (展示会)倉吉体育文化会館 鳥取県立図書館 米子市立図書館  表彰式および記念講演会   日時・会場:10月15日(土)13:00-15:00 倉吉体育文化会館2F大研修室  詳細HP:http://www.bookin-tottori.co.jp/2001.html  問合先:ブックインとっとり実行委員会事務局(今井書店市民サロン内   TEL.0859-32-9526 FAX.0859-34-0296) ○第2回情報プロフェッショナルシンポジウム(INFOPRO 2005)  日時:2005年11月10日(木)〜11日(金)  会場:日本科学未来館7階  内容:特別講演「引用データによって強化された学術データベースを、いか   に評価するか」ピーター・ヤチヨ博士(ハワイ大学教授)ほか  詳細HP:http://www.infosta.or.jp/symposium/infopro2005program.html  シンポジウム参加費:6300円(学生4200円)情報交流会費:4200円  申込HP:https://www.dicalpha.net/infopro/form.html(11月4日締切)  問合先:(独)科学技術振興機構 科学技術普及課内 INFOPRO2005事務局  (TEL.03-5214-8406 E-mail:kabe★jst.go.jp)   --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○お茶の水女子大学附属図書館 非常勤職員:1名  応募締切:2005年9月16日(金)必着 ○國學院大學図書館 臨時職員(長期アルバイト):1名  応募締切:2005年9月21日(水)必着 ○東京都立北多摩看護専門学校図書館 長期パート:1名  応募締切:2005年9月30日(金)必着  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm =========================================================no.270 END= JLAメールマガジンの登録・解除・アドレス変更はmailmaga★jla.or.jpまで。