======================================================<2005/7/27発信>   JLAメールマガジン 第264号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2005 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■新聞記事より  ■集会等のお知らせ  ■求人情報  ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○来年度の全国図書館大会の日程決まる  来年岡山市で開かれる第92回全国図書館大会は、10月26日(木)から27日(金)  の2日間行われることが決定した。7月14日開かれた準備委員会で協議し内定  したが、このほど正式に決定したものである。出張や3日間職場を空けるこ  とが難しくなっている状況などを踏まえての判断であるが、内容豊かな充実  した内容で開催することを検討している。 ○アスベスト対策で図書館も調査  公共施設等の建材として使用されていたアスベストが問題となっているが、  文部科学省は国公私立の幼稚園、学校のほか、図書館など公立社会教育施設  等に対しても、その使用実態調査を行うこととなっている。現在、調査内容  については省内で調整のうえ、今週中には調査依頼を教育委員会あてに出す  予定とのことである。 ○文字・活字文化振興法、成立  文字・活字文化振興法は7月22日参議院本会議で可決成立した。衆参いずれ  の委員会においても審議が行われず、その内容を深める論議がなされなかっ  た。法案の発表と同時に、活字文化議員連盟は30項目近い「施策の展開」を  明らかにしたが、これには現行の法や施策との関連が不分明であり、また同  意しにくいものもある。日本図書館協会はその点を踏まえて、その内容を明  確にし、今後の施策に生かせるよう慎重な審議を求める要望を関係議員に出  した。 http://www.jla.or.jp/kenkai/  議連では、この「施策の展開」と法案を分離して扱うこととなった。法成立  にあたって、日本書籍協会と日本雑誌協会は共同で、「自由な言論・表現・  出版が保障されるもとで、同法の基本理念を実現」すること、および「実効  性ある施策の展開が不可欠」であり、「図書館等の読書環境の整備・充実」  の諸施策の進展を期待する、との談話を発表した。 ○筑波大学の学群・学類が再編  筑波大学は7月21日、学群・学類を再編すると発表した。図書館情報大学と  の合併によりできた図書館情報専門学群については、第三学群(経営・工学)  にあった情報学類とともに、新たな情報学群に移行し、知識情報・図書館学  類として再編されることになった。情報学群には、ほかに情報科学類、情報  メディア創成学類が設けられ、そのコンセプトとして、「知識と情報の記録、  蓄積、共有、加工、利用」などの情報技術、「それによって支えられる人間  の知的活動」、その社会的文化的基盤を学ぶとしている。  知識情報・図書館学類については、「知識・情報の蓄積・流通の成り立ちや  そのシステムのあり方を、人間や文化、社会、情報技術などの側面から探求」  「知識共有の仕組みの企画・運営やそれを支える情報システム」について教  育するとのことである。再編は2007年4月を目指している。  http://www.tsukuba.ac.jp/news/topnews/2005img/050721saihen.pdf ○児童書デジタルライブラリーの提供資料を拡充  国立国会図書館国際子ども図書館は、7月26日、新たに875タイトルの児童書  をホームページ上の「児童書デジタルライブラリー」で追加提供を開始した。  今回の追加は、平成16年度に実施した著作権確認処理の結果、可能となった  もので、佐藤春夫著『蝗の大旅行』、武井武雄著『赤ノッポ青ノッポ』等が  含まれる。追加により、提供総点数は、1,197タイトル、42,240画像となって  いる。  http://kodomo4.kodomo.go.jp/web/ippangz/html/TOP.html ○日本図書館協会、10月より中堅職員ステップアップ研修(1)を実施  今年度も中堅職員ステップアップ研修(1)を10月より実施いたします。  対象は司書(補)有資格者(資格取得3年以上)で図書館勤務経験が3年以  上の方です。なお、研修内容は、公共図書館向けです。  講師陣は次のとおり(敬称略・五十音順)。  浴靖子(東大和市立中央図書館)大橋直人(文京区役所)金子寛(東京都立  中央図書館)喜多由美子(八尾市立八尾図書館)鬼頭宗範(さいたま市立北  浦和図書館)斎藤誠一(立川市中央図書館)豊田高広(静岡市立御幸町図書  館)福嶋聡((株)ジュンク堂書店池袋本店)前園主計(山梨英和大学)南  亮一(国立国会図書館)明定義人(高月町立図書館)  詳しくは『図書館雑誌』7月号綴込及び当協会HPをご覧ください。HPか  らの申し込みも可能です。http://www.jla.or.jp/kenshu/   --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○大阪市 病院・図書館など独法化 数十施設検討 民間手法で効率化 サー  ビス低下懸念も(読売5/21夕) ○出身地上越に 小川未明文学館10月開館 童話世界体験「テーマパークに」  資料寄贈を呼び掛け [上越]市(新潟日報5/24) ○佐賀県の図書館「相互貸借制」 蔵書融通 過去最高に 04年度、2年刊で利  用2.4倍(西日本6/14) ○自治体合併による散逸防げ 公文書保存へ準備進む 歴史的資料 後世に   上越市、専門施設設置へ 評価専門職 育成が急務(朝日<新潟>6/18) ○23施設に指定管理者 県が決定、来年度導入へ [対象施設は点字図書館な  ど](新潟日報6/24) ○下関市、PFI導入加速 文化会館建て替え PETセンターも調査(日経7/5) ○「月曜開館」効果あり 入館者1日平均1219人 4−6月 [佐賀]県立図書館   貸出冊数も増加傾向(佐賀7/12) ○船橋市立西図書館訴訟 「極めて厳しい判決」 市教育長(東京<千葉>7/15) ○鳥[取]大に「特許電子図書館」 全国初 5400万件瞬時に検索(日本海7/16) ○「児童ポルノ」閲覧制限 国会図書館 納本義務で所蔵 「摘発対象」指摘  受け 該当本を調査(朝日7/17) ○図書独断廃棄の女性司書著作 船橋市が35冊購入(産経7/21) ○活字文化振興法 成立 言葉の力 復活へ道 変わる図書館 積極的にサー  ビス(読売7/23)   --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○むすびめの会講演会  「日本に住んで思うこと:いろいろ 語り合いましょう」  ゲストスピーカー:王 秀英(ワン スヨン)さん  日時:2005年8月27(土)15:00-  会場:東京都立中央図書館4階研修室  詳細HP:http://www.musubime.net/  申込・問合先:同会事務局 小林(E-mail:staff★musubime.net)   迫田(東京都立多摩図書館 TEL.042-524-6428 FAX.043-277-1658) ○デジタル・ライブラリアン講習会<北海道短期集中コース>  主催:デジタル・ライブラリアン研究会 共催:三田図書館・情報学会  開講日:2005年9月4日,5日,6日 9:30-17:15(4日のみ13:30-20:00)  会場:北広島市図書館  内容:図書館業務におけるインターネット活用,ハイブリッド図書館経営,   情報発信,ほか  講師:糸賀雅児,大串夏身,山崎博樹,原田隆史  申込締切:2005年8月25日(木)  詳細・申込方法:http://www.kinokuniya.co.jp/03f/es/dl_index.htm  問合先:デジタル・ライブラリアン研究会事務局(TEL.03-5469-5988   FAX.03-5469-5951 E-mail:dla★dla.jp) ○第14回京都図書館大会「図書館アップデート PART2-レファレンスの極意-」  日時:2005年9月7日(水)10:20-16:20  会場:同志社大学(今出川校舎)明徳館M1教室  内容:基調講演「レファレンスの極意」井上真琴氏(同志社大学総合情報セ   ンター)シンポジウム「レファレンスの技量のアップに向けて」アドバイ ザー兼パネリスト:井上真琴氏,パネリスト:藤谷千尋氏(京都府立桂高等 学校学校図書館司書)中西照美氏(京都市立川岡小学校司書教諭)田中せ つ子氏(京都市中央図書館)溝口智子氏(京都市国際交流会館図書・資料室)  資料費:500円 申込方法:TEL,郵送,FAXで申込。締切:9月3日(土)  申込先:同大会実行委員会(〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町9   京都府立図書館内 TEL.075-762-4655 FAX.075-762-4653) ○日本図書館協会資料保存委員会「紙資料の保存・補修研修会」  テ−マ:明日からできる『資料保存の基礎技術』PART3  日時:2005年9月12日(月)9:30-16:30  会場:日本図書館協会研修室  内容:ビデオ『図書の修復−正しい製本の知識と基礎的な技術−』視聴,   基礎的な知識と基本的な補修技術の実習,三つ目綴じによる無線綴じ本の   修理の実習,保存と補修についての相談と質疑応答  講師:資料保存委員会委員 定員:20名(申込先着順)  持参用具:カッターナイフ,直定規(30cm以上),ハンドタオル,ハサミ  参加費:会員500円 非会員1000円(当日会場にて) ※参加は1機関1名まで  申込方法:氏名,住所,TEL,所属,会員・非会員の区別を明記の上,E-mailかFAX   で下記まで。参加不可の場合のみ連絡。  申込先:日本図書館協会資料保存委員会(担当:高橋)(FAX.03-3523-0842   E-mail:takahashi★jla.or.jp) ○平成17年度全国私立中学高等学校 第53回全国私学教育研究集会兵庫大会  主催:(財)私学研修福祉会  日時:2005年11月10日(木)〜11日(金)  会場:神戸ポートピアホテル ほか 参加費:9000円  対象:教職員 内容:全体集会,部会(学校図書館部会 ほか)  学校図書館部会の研究目標:学校の中で生かされる学校図書館  学校図書館部会の内容:講演「めざすべき学校図書館像」塩見昇氏(大阪教   育大学名誉教授),学校図書館見学(分散会),全体討議  申込締切:2005年9月9日(金)  問合先:第53回全国私学教育研究集会兵庫大会事務局(TEL.078-331-6621   --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○京都大学(京都大学大学院経済学研究科) 非常勤職員:若干名  応募締切:2005年8月1日(月)午後5時必着 ○東京工業大学附属図書館 期間雇用職員:1名  応募締切:2005年8月10日(水)必着 ○東京大学附属図書館 非常勤職員:4名  応募締切:2005年8月11日(木) ○東京大学史料編纂所図書室 事務補佐員(短時間勤務有期雇用職員):1名  応募締切:2005年8月17日(水)必着  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm   ---------------------------------------------------------------------   ◆JLAからのお知らせ ○音訳資料作成の一括許諾システムの第12回名簿を送信しました  7月25日に許諾著作者名簿(2649件)を電子メール等で送信しました。  (問合先:日本図書館協会事務局音訳係 onyaku★jla.or.jp) ○転居や勤務先変更により『図書館雑誌』の送付先が変更になる場合は、月末  までにご連絡いただけると、翌月より新住所へお届けいたします。FAX、メ  ール、異動届はがき等でお知らせください。  問合先:会員係(TEL.03-3523-0811 FAX.03-3523-0841 somu★jla.or.jp) ==========================================================no.264 END=