======================================================<2005/5/18発信>   JLAメールマガジン 第254号 =====================================================================  編集発行:社団法人 日本図書館協会   Copyright,2005 Japan Library Association  無断転載転送を禁じます    JLAホームページアドレス http://www.jla.or.jp/ ===================================================================== ▼目次▼  ■図書館界ニュース  ■集会等のお知らせ  ■『図書館雑誌』5月号のお知らせ ■求人情報 ■JLAからのお知らせ --------------------------------------------------------------------- ◆図書館界ニュース ○文字・活字文化振興法案要綱(案)が明らかにされる  活字文化議員連盟は今国会に文字・活字文化振興法案の上程を目指している  が、その法案要綱案がこのほど明らかとなった。先に公表された法案骨子案  が具体化されたものである。1条目的、2条定義、3条基本理念、4条国の責務、  5条地方公共団体の責務、6条関係機関等の連携強化、7条地域における文字・  活字文化の振興、8条学校教育における言語力の涵養、9条学術的価値を有す  る出版物の普及、10条文字・活字文化の国際交流、11条文字・活字文化の日、  12条財政措置、との構成である。  7条には、市町村は必要な数の図書館を設置に努めること、司書の充実、資  料の充実、情報化の推進、などが挙げられているほか、大学など教育機関の  図書館開放、公開講座の開設、読書活動推進の民間団体への支援、が掲げら  れている。  8条は学校教育に関わる内容であるが、当初「読む力、書く力、調べる力の  涵養」とあったものが「言語力の涵養」と表現が変えられた。またそれが図  られるよう教職員養成、研修の内容充実をうたっている。さらに司書教諭及  び学校図書館に関する業務を担当するその他の職員の充実、資料の充実、情  報化の推進などを挙げている。  文字・活字文化の日は10月27日とし、読書週間の初日日をあてている。  活字文化推進会議事務局は、この法成立後これを実体化するために、図書館  法、学校図書館法や教員養成の関係法の改正作業に移るとしている。 ○図書館資料の紛失に関する新聞報道について  5月9日の茨城新聞に、図書館の資料紛失についての記事が掲載され、そのな  かに「日本図書館協会による年間不明率の目安3%」との記事がある。協会  としてこのような「目安」を示したことはなく、取材に際してもそのような  ことに言及することはない。新聞社にその旨伝え、善処を求めた。 ○出版タグの標準化の検討  既報のとおり日本出版インフラセンターは出版タグの標準化の検討を始めた  が、その検討課題等は次のとおり。  ・世界標準の商品コードを出版界が使用する際のルール作り。出版流通関係  のほか、図書館、新古書店などが共同利用できるコード体系の標準化を図る。  ・総務省、経済産業省のプライバシー保護ガイドラインを出版物に提供する  際の規準作り。  ・レコードなど出版隣接業界、RFIDなどの関係機関との連携  ・以上のことの普及、広報  また検討組織には、日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本出版取次協会、  日本書店商業組合連合会などの出版関係団体のほか、日本図書館協会、リサ  イクルブックストア協議会、日本図書コード管理センター、日本出版インフ  ラセンターの盗難流通防止委員会や、流通システム開発センター、次世代電  子商取引推進協議会、Auto-IDラボJAPANなども参加して構成されている。 ○『図書館ハンドブック 第6版』、いよいよ刊行  日本図書館協会の代表的な出版物である『図書館ハンドブック』の第6版が、  5月25日に刊行される。第5版から15年ぶりの改訂で、内容を一新し、さらに  図書館をめぐる現代的な問題を取り上げる「特論」を設け、これからの図書  館をとりまく課題も視野に入れたものとなっている。  A5判 上製・函入り 652p 定価5250円(税込) ISBN4-8204-0503-9   ○『京都大学 生涯教育学・図書館情報学研究』を差し上げます  標記雑誌(第4号 2005年3月 295p)が刊行されました。高齢者観の変容と図書  館(高島涼子)、専門職論争の遺したもの(薬師院はるみ)、司書の継続教育に  ついての国際的状況(川崎良孝)などを収めています。送付をご希望の方は,  切手400円分を同封して,下記までお申し込みください。  申込先:川崎良孝(〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学教育学部   図書館情報学研究室内) --------------------------------------------------------------------- ◆新聞記事より(地域版含む) ○文字・活字文化振興法 今国会成立目指す "読解力低下"政治も呼応 図書  館充実や読書団体支援 本に親しむ環境整備 図書館の裏方 司書教諭  (読売4/1) ○山口県若者就職支援センター 「ニート」も対象に 図書館活用し専門家相  談(日経4/6) ○[島根]県内の国公立大 図書館 学外開放進む 閲覧、貸し出しで生涯学習  に一役(読売4/10) ○「勉強部屋」で中央に対抗 鳥取 県庁舎に全国初図書室 地方分権へ"秘策"  (毎日4/12) ○オンライン書店 急成長 ベストセラーを左右 売り上げ速報が告知効果  (読売4/26夕) ○合併壊れ図書館悩む 元相手先住民への貸し出し 継続か否か 玉里[村立図  書館]きょう協議会(朝日<茨城>4/27) ○小学8割 中学7割 全校一斉「朝の読書」 文科省調査(読売4/28) ○蔵書デジタル化計画 [グーグルの計画に]欧州の図書館参加せず  (静岡4/28夕) ○記事、論文まで検索OK 郷土雑誌の2万件を入力 [群馬]県立図書館  (上毛4/29) ○(?/365)きょうは図書館記念日(毎日4/30) ○読書意欲を引き出そう 大阪豊中市 全小中学校の図書館に 専任の嘱託職  員配置(公明4/30) ○国会図書館 ネット情報 収集へ 来年度から 公開サイト対象(朝日5/1) ○図書館の魅力 シニア再発見 ライフワーク探す 地域活動の拠点に  (日経5/1) ○占領期の児童書、国会図書館収集へ 米大学の「プランゲ文庫」  (朝日5/2夕) ○市立図書館の共同システム[13日稼働] 昭島市と小金井市(日経5/3) ○医療・健康学ぶ拠点 新葛飾病院が図書室開設 専門家への相談もOK  (朝日<東京>5/4) --------------------------------------------------------------------- ◆集会等のお知らせ ○NPO法人日本農学図書館協議会第1回事例発表会  日時:2005年5月28日(土)13:30-16:00  会場:東京農業大学図書館 視聴覚ホール  内容:講演会「図書館再入門」三井文子氏((独)農業生物資源研究所)事   例発表会,全体討論  詳細HP:http://jaald.ac.affrc.go.jp/jaald_info4.htm  申込先:日本農学図書館協議会事務局(〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1   東京農業大学図書館気付 TEL&FAX.03-5477-2776 jaald★nifty.com) ○平成17年度国立情報学研究所オープンハウス(研究所一般公開)  期日:2005年6月2日(木)〜3日(金)  会場:学術総合センター 一橋記念講堂  内容:当研究所の研究活動、事業活動、研究成果、教育活動を広く知ってい   ただくために行うもの。  参加費:無料 ※一部事前予約が必要なものがあります。  詳細HP:http://www.nii.ac.jp/hrd/HTML/OpenHouse/ ○国立国会図書館第9回資料保存研修  テーマ:あなたにもできる図書館資料の保護と補修   −簡易補修、パンフレット製本、表紙と本体をつなぐ修理−  日時:2005年7月6日(水),7日(木)10:00-16:30  会場:国立国会図書館東京本館(東京都千代田区永田町1-10-1)  定員:32名(各日16名)1機関1名  内容:(午前)講義と研修教材による実技指導(午後)研修生持参の資料に   よる実技研修  申込方法:E-mailで氏名,所属機関,所在地,TEL,受講希望日を明記して下記まで。  申込締切:2005年6月17日(金)  詳細HP:http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_news.html  申込・問合先:国立国会図書館収集部資料保存課(hozonka★ndl.go.jp   FAX.03-3592-0783 TEL.03-3506-3356(直通))   --------------------------------------------------------------------- ◆『図書館雑誌』5月号(80ページ・特別定価1300円)のお知らせ ○特集「図書館と災害被害・その教訓」  ・特集にあたって(平田紀子)  ・新潟県中越地震における公共図書館の被災と復旧状況レポート   (本誌編集委員会)  ・新潟県中越地震発生−本当に起きてしまった(久保田昌代)  ・地震の巣の上の図書館−幸運だった本の森厚岸情報館(小杉元一)  ・はじめての大きな地震に遭遇して(土井道子・端紀美枝)  ・高松市図書館の高潮被害と復旧(川崎正視)  ・台風23号被害状況リポート−京都府北部の場合(河原茂記)   --------------------------------------------------------------------- ◆求人情報 ○平成17年度山梨県職員採用上級試験 司書:1名程度  受付期間:2005年5月16日(月)〜5月31日(火)(消印有効)  (インターネット受付)5月16日(月)〜5月24日(火)(午後5時到着分有効)  http://www.pref.yamanashi.jp/ ○桐蔭横浜大学図書館 長期非常勤職員(パート)司書:1名  応募締切:2005年5月31日(消印有効) ○桐蔭横浜大学図書館 専任司書:1名  応募締切:2005年6月11日(消印有効)  求人情報の詳しいことは下記でご覧ください。  http://www.jla.or.jp/job.htm  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jla/job.htm   --------------------------------------------------------------------- ◆JLAからのお知らせ ○「図書館雑誌」5月号後付けページの「図書館ハンドブック」の近刊広告  に誤りがあります。次のように訂正をお願いいたします。  「図書館ハンドブック 第6版」、定価5250円、652p  なお、「図書館雑誌」5月号には、差し替え広告を挟み込んでおります。 ○2005年度役員会、総会の日程は下記のとおりです。委任状の提出にご協力  ください。  5月25日(水):理事(懇談)会  5月26日(木):評議員会  5月27日(金)午前:部会総会 午後:定期総会  ※会場はすべて日本図書館協会会館 ==========================================================no.254 END= ■JLAメールマガジンの登録・解除・アドレス変更はこちらまで。  mailmaga★jla.or.jp